止まる・停まる・留まる・泊まるのコアイメージ

1.停止自動詞初級★★★
表記止まる、停まる
それまで続いてきた物事の活動や生理現象が、ある時点でなくなる。
文型
<もの・こと>がとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
時計がとまったので、電池を交換した。
テレビに夢中になり、手紙を書く手がとまっているのに気づかなかった。
突然エンジンがとまって、立ち往生した。
落雷の影響で信号がとまっている
咳がとまらなかったら、この薬を飲むといいですよ。
一瞬、思考がとまってしまい、彼に何を言われたのかわからなかった。
コロケーション
<もの>が
時計、エアコン、ラジコン、車、エンジン、エスカレーター、列車、プロペラ、心臓
<こと>が
動き、揺れ、供給、時間、信号、回転、経済活動、値動き、思考、痛み、咳、あくび、吐き気、呼吸、笑い、しゃっくり
<様態>
ぴたりと、もう、やがて、やっと、しばらく、ようやく、突然、ふと、いきなり
<原因>で
停電、故障、地震、衝撃、事故、薬、注射
非共起例
<こと>が
 雨がとまった
 雨がやんだ
この場合の「雨」は上空から水滴が落下することを指すが、「とまる」を用いた場合、空中に留まることを表すことになり、現実的には不可能である。水滴の落下現象がなくなる場合は「やむ」を用いる。「風」や「拍手」も同様。
<こと>が
 歯茎の腫れがとまる
 歯茎の腫れがひく
「とまる」とともに用いられる生理現象とは、「痛み」など、身体的に感じられる現象である。この場合の「腫れ」は、歯茎に生じた隆起を指すため、「とまる」は用いることができない。
<こと>が
 怒りがとまらない
 怒りがおさまらない
「怒り」は生理現象ではなく、心理状態を表すため。
解説
それまで続いてきた、ある物事の物理的な動きや、身体上に感じられる生理現象が、ある時点でなくなることを表す。
誤用解説
「動きがなくなったあとの状態」を表す場合はテイルの形を用いなければならない。
 腕時計が昨晩からとまった
 腕時計が昨晩からとまっている
類義語・反義語
類義語やむ、終わる、収まる、消える
反義語動く、進む、生じる


2.制止自動詞初級★★★
表記止まる、停まる
一方向的な動きをしていた人や物が、ある地点の先に進まなくなる。
文型
<人・もの・こと>が<場所>にとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
運転手に指示をして、店の前に車をとまらせた
快速電車とは、小さな駅にはとまらない電車のことだ。
エレベーターは今、5階にとまっています
お客様、ここでとまられると、後の方が通れません。
横断歩道の前でとまろうとしたら、後ろの人にぶつかられた。
行進する兵士たちは、必ず国王の像の前でとまり、敬礼をする。
コロケーション
<人>が
子ども、友人、客、兵隊、選手
<もの>が
電車、車、エレベーター、行列、回覧板、電流
<場所>に[で]
店の前、駅、5階、駐車場、停止線、観客席の前
<様態>
ゆっくりと、ちょうど、しばらく、いつも、かならず、いったん
非共起例
<場所>に
 もうすぐ地下鉄が終点にとまる
 もうすぐ地下鉄が終点に着く
「終点」は、物理的にそれ以上進むことができない地点である。「とまる」の<場所>は、移動線上の途中でなければならない。そのため、飛行機の場合の「空港」や、船の場合の「港」も「とまる」を用いることはできない。
誤った共起例
誤った共起例
解説
この語義は、語義1における<それまで続いてきた動きが、ある時点でなくなる>という特徴が、<(一方向的な)動きが、ある地点でなくなる>という特徴に拡張された意味である。
誤用解説
「とまる」のテイル形は、とまった後の状態を表す。そのため、次の例の「バス」のように、次第にスピードを落とす過程をテイル形で表すことはできない。
 バスはバス停にとまっているところです。
 バスはバス停にとまるところです。
類義語・反義語
類義語着く
反義語過ぎる


3.終止自動詞初級★★★
表記止まる
一方向的な変化をしている事象が、それ以上変化しなくなる。
文型
<こと>がとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
世界的な不況の影響で、円高の勢いがとまらない
いつも笑顔でいるとガンの進行がとまるらしい。
GDPの伸び率が低いからと言って、経済成長がとまっているわけではない。
株価の下落がようやくとまりそうだ。
発展がとまった国に未来はない。
感染者の増加がとまったのは、ワクチンの接種が始まったためだ。
コロケーション
<こと>が
成長、変化、勢い、進行、下落、低下、上昇、進歩、発展、増加、減少、拡大
<様態>
なかなか(―ない)、ようやく、やっと、かろうじて、突然
非共起例
<こと>が
 政府への要求が受け入れられ、デモ隊の沈静化はとまった
 政府への要求が受け入れられ、デモ隊は沈静化した
「沈静化」は、その語自体で<変化の終わり>まで意味するため、「とまる」を用いることはできない。
誤った共起例
誤った共起例
解説
この語義は、語義2の、<一方向的な動き>という特徴が<一方向的な変化>へと拡張したものである。また、<ある地点の先に進まない>という特徴も、<それ以上変化しない>という特徴に拡張している。
誤用解説
この語義の場合、「―にくい」「―やすい」と共に用いることができない。
 どのような政策をとっても、少子化はとまりにくい
 どのような政策をとっても、少子化はなかなかとまらない
類義語・反義語
類義語終わる
反義語始まる、進む


4.阻止自動詞初級★★★
表記止まる、停まる
それまである物の内部から出ていた物事が、外に出なくなる。
文型
<もの・こと>がとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
しばらく横になっていたら、鼻血がとまった
洗面所の水がとまらなかったので、修理を依頼した。
放射能漏れがとまらなかったら、環境に甚大な影響を及ぼすだろう。
面接のとき、あまりの緊張で汗がとまらず、あわてた。
経費削減に伴い、先月から市役所の情報発信がとまってしまった。
経営悪化が原因で、人材の流出がとまらない
コロケーション
<もの>が
血、汗、水、涙、ガス
<こと>が
出血、流出、漏れ、排出、発信
<手段>
包帯で、手当てで、薬で、栓で、修理して
<様態>
やっと、ようやく、ぴたっと、なんとか、なかなか(―ない)
非共起例
<もの>が
 隣家から出た火はようやくとまった
 隣家から出た火はようやくきえた
「とまる」と共起できるものは、もともとある物の中に存在していたものでなければならない。この例の「火」はもともと家屋内にあったわけではなく、一時的に発生したものであるため。
<もの>が
 ラーメンが冷めてしまって、湯気がとまった
 ラーメンが冷めてしまって、湯気がなくなった
「湯気」はある物の内部から出るものではなく、表面の水分が気化したものであるため。
解説
この語義は、語義2の<一方向的な動き>という特徴が<内部から外部へ>という移動に拡張されたものである。また、語義2の<ある地点>という特徴も、ここでは内部と外部の境界点となっている。
誤用解説
「とまる」のテイル形は、とまった後の状態を表す。そのため、その状態に至るまでの過程をテイル形で表すことはできない。
 出血は次第にとまっています
 出血は次第にとまりつつあります。
類義語・反義語
類義語ふさがる
反義語出る、漏れる


5.固定自動詞初級★★★
表記留まる
ある面にある物を重ねて、そこに何かが突き通されることによって、その面から離れないようになる。
文型
<もの>がとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
一番上のボタン、ちゃんととまっていませんよ。
太ってしまって、去年買ったスカートのホックがとまらなくなってしまった。
あの張り紙は画鋲ではとまらないから、テープで貼ることにした。
落ちかかっていた看板だが、釘をたくさん打ったので、かろうじてとまっている
昆虫標本を作るとき、うまくとまらなかったら、ピンを中心からずらして打つといい。
髪のくせが強くて、ヘアピン一本ではとまりそうにない。
stairsドレスのボタンがとまらなくなっちゃったの。
コロケーション
<もの>が
ボタン、ホック、前髪、ポスター、板
<手段>で
画鋲、くぎ、ピン、爪楊枝、糸、磁石
<様態>
しっかり、ちゃんと、なんとか、うまく、かろうじて
非共起例
<もの>が
 壁に時計がとまっている
 壁に時計がかかっている
これは、時計の背面にある穴に壁面から出ているピン等を差し入れ、それとの接触によってそこに安定させることを表している。ピンを突き通すことによって安定するわけではないため。
解説
この語義は、ある物体が、ある面に固定されることを表している。語義1の<それまで動いていた物事が動かなくなる>という特徴が、<(落下等で)動く可能性のある物に、ある物を突き通すことによって、ある面から離れないようにする>という、より特殊な状況を指す用法として成立している語義である。
誤用解説
この語義は、物の状態を表すため、多くの場合、「とまらない」「とまっている」の形で用いられ、「とまった」の形は不自然となる。
 はがれかけていたポスターに画鋲を刺したらとまった
 はがれかけていたポスターに画鋲を刺したらとめられた
類義語・反義語
類義語付く、かかる、まとまる
反義語離れる、はがれる


6.宿泊自動詞初級★★★
表記泊まる
人が宿泊地で夜を過ごす。
文型
<人>が<場所>にとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
先生、今晩はどちらにとまられますか
いつもの宿にとまろうと思ったが、満室だった。
突然やってきた兄に一週間もとまられて、大変だった。
今、401号室にとまっている人は、有名な女優だそうだ。
友だちを寮の部屋にとまらせる場合は、事前に申請書を書いてください。
どうせとまるなら景色がいい部屋がいいですね。
コロケーション
<人>が
客、友人、旅人、皇族、選手
<場所>に
ホテル、宿舎、駅、部屋、テント
<期間>
数日間、一晩、しばらく、一週間、2~3日
非共起例
<場所>に
 昨夜は酔っぱらって、道端にとまってしまった。
 昨夜は酔っぱらって、道端で寝てしまった。
「道端」は宿泊地として必要な設備を備えた場所ではないため。
<場所>に
 買ったばかりのベッドにとまる
 買ったばかりのベッドで寝る
「ベッド」は宿泊地ではなく、寝具であるため。
解説
この語義は、<人>が、ある<場所>において夜を安全に過ごすことを表す。これは語義5の<ある面にある物を重ねて、その面から離れないようになる>という特徴が、<人が宿泊地で夜を過ごす>という関係に拡張している。
誤用解説
この語義の「とまる」はそこで生活を営むわけではなく、単に夜を過ごすことを指す。したがって、生活の場所として定めるのであれば、「住む」を用いる。
 今日からこのアパートにとまることになりました。お世話になります。
 今日からこのアパートに住むことになりました。お世話になります。
 今晩だけこのアパートにとまることになりました。お世話になります。
類義語・反義語
類義語とどまる
反義語


7.着地自動詞中級★★
表記留まる、止まる
飛行する動物が、物の上まで飛んで来て、そこに安定する。
文型
<動物>が<場所>にとまる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
とんぼが指先にとまる
セミが庭の木にとまっている
チョウが花にとまったままじっとしている。
数羽のカラスが屋根にとまり、鳴き出した。
彼はインコを肩にとまらせることができる。
あそこの電線にとまっている鳥は見たことがない。
コロケーション
<動物>が
カラス、鷲、蝶、ハエ、テントウ虫、蚊
<場所>に
電線、枝、葉、屋上、肩
<様態>
ひっそりと、静かに、ぴたりと、次々に、整然と、ふわりと
<期間>
しばらく、朝から晩まで、一晩中、数分、夜が明けるまで
非共起例
<動物>が
 テーブルからジャンプした猫が私のひざにとまった
 テーブルからジャンプした猫が私のひざに乗った
猫は飛行する動物ではないため。
<場所>に
 とんぼがプールにとまっている
 とんぼがプールの水面にとまっている
「とまる」は<物の上>でなければならず、この例のように「プール」だけでは、それを特定できないため。
解説
この語義は、語義2における<一方向的な動き>が<飛行移動>に特殊化されて成立している。そして、その主体も<飛行動物>に限られる。それらがその地点の先に進まない、つまり、その場所で安定化する事態を表す。ただし、トカゲやカタツムリのように、飛行しない動物であっても、吸着性によって物の上で<安定している>場合も「とまる」が用いられることがある。
誤用解説
飛行動物であっても、「物の上」で安定したものでなければ用いることができない。以下の「コウモリ」は「木の枝」の下方であるため、「ぶらさがる」を用いる。
 コウモリが木の枝にとまっている
 コウモリが木の枝にぶらさがっている
類義語・反義語
類義語立つ、いる
反義語飛ぶ


止まる・停まる・留まる・泊まるの全体解説 各語義の解説を参照。
























▶全例文を聞く
<もの>が
意識を失ったり、呼吸や心臓が止まることがあるかもしれません。
(渡辺英一郎監修 『イヌの健康早引き手帖』, 2005, 645)
彼はなぜあの飛行機のエンジンが止まってしまったのか、その原因を友人に尋ねたこともなかった。
(ドロシー・ギルマン著;柳沢由実子訳 『テイル館の謎』, 2001, 933)
<こと>が
1時間ほど前から極度のストレス状態にあって震えが止まりません。
(Yahoo!知恵袋, 2005, メンタルヘルス)
最近は、成長期が終わり、観光客の伸びが止まった。
(竹内宏著 『「町おこし」の経済学』, 2004, 601)
<様態>
カーテンの動きがぴたりと止まり、その間から彼女が、顔だけを出した。
(藤本ひとみ著 『ブルボンの封印』, 1992, 913)
通りがかったアベックの男の足がふと止まった。
(高橋良輔著;小花美穂原作 『こどものおもちゃ』, 1997, 913)
<原因>で
大阪の中心街を車で走っていて、信号で止まりました。
(宇都宮俊晴著 『仕事を心から楽しめなくて、なにが銭もうけじゃ!』, 2003, 673)
交通事故やアクシデントで呼吸が止まった場合、獣医師が診るまでの間、人工呼吸を行うことで、危機を脱することがあります。
(渡辺英一郎監修 『イヌの健康早引き手帖』, 2005, 645)
<もの>が
アパートの前にが停まったのは、十二時五分前だった。
(勝目梓著 『犯行』, 2005, 913)
そのドアの前で、煙草を吸っていると、タクシーが止まり、青山が降り立った。
(佐竹一彦著 『警視庁公安部』, 2001, 913)
<場所>に[で]
汽車がに停まり、また、あらたな乗客が乗り込んできた。
(井田真木子著 『小蓮の恋人』, 1995, 916)
マーキュリーは、混雑する道路を二十分ほど走って、帝都ホテルのすこし手前で停まった。
(門田泰明著 『帝王コブラ』, 1995, 913)
<様態>
頼りない太陽は早々に没し、おなかが不平を鳴らしはじめたころ、ようやく、馬車は止まった。
(シルヴィア・マウルターシュ・ウォルシュ著;横山啓明訳 『死、ふたたび』, 2004, 933)
<こと>が
長時間労働が蔓延は、業界の成長が止まった中小企業などで多く見られます。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
この度のCT検査の結果、がんの進行が止まっているということで、よかったですね。
(波多江伸子著 『からだに寄りそう』, 2003, 916)
<様態>
もう草の生長は止まったので今年最後の草刈りを始める。
(Yahoo!ブログ, 2008, 日本)
<もの>が
とにかく自分の愚かさに腹が立って、が止まらなかった。
(稲川尚子著 『ママと呼んで!由くん』, 2001, 916)
鼻水が止まり、熱が下がったのはいいのですが、咳が辛そうです。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 子育て、出産)
<こと>が
鼻をつまむ方法で出血が止まらない場合は、医師に診てもらう必要があります。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 健康、病気、ダイエット)
風邪を引いて熱があり下痢が止まりません、それで昨夜は寝られませんでした。
(Yahoo!知恵袋, 2005, メンタルヘルス)
<様態>
手術後、小出血がありますけど、すぐ止まるようでしたら気にしなくて大丈夫。
(週刊プレイボーイ, 2004, 娯楽/芸能)
そうなると、涙がなかなか止まらなくなって、食事の支度もままならなくなります。
(山下京子著 『彩花へ』, 2002, 326)
<もの>が
去年の夏パリに行ったとき、スティーヴンにたまにはちゃんとした服を着ろと言われて買ったものだが、今年はウェストまわりがきつくなってボタンが留まらない。
(C.ビクター著;田村達子訳 『ダブル・シークレット』, 2000, 933)
<手段>で
細かい鉄の網が、枠ごとビスでしっかり止まっている。
(二階堂黎人著 『バラ迷宮』, 2000, 913)
<様態>
また、どのようなピンを使うと長時間崩れずにしっかりととまりますか?
(Yahoo!知恵袋, 2005, ファッション)
<人>が
へえ、日本人の旅行者がこんなところに泊まっているなんて初めて聞くよ。
(游人舎編 『アジアの真心』, 2001, 292)
最近、タイ旅行をした友人が一流ホテルに泊まった。
(佐々木麻乃著 『ネットdeゲット!不況が花の暮らし術』, 2003, 590)
<場所>に
「三月二十日夜、あなたは真弓さんのに泊まったそうですね?」
(和久峻三著 『あやかし法廷』, 2001, 913)
その温泉で、ごく近年になって全面的に改装されたばかりの「五峰荘」という旅館に泊まった。
(山本祥一朗著 『どの酒を飲むか』, 1995, 596)
<期間>
後楽園のビジネスホテルに、二晩泊まることを承知する。
(穂積隆信著 『積木くずし』, 1982, 916)
<動物>が
そんな空の様子を眺めながら、ぼくはふと一羽のツバメが電線に止まっているのに気がついた。
(川島民親著 『スズメバチの死闘』, 1988, )
向かいの大広間の戸の隙間から洩れる光が、庭の敷石にが止まったような光を投げかけている。
(坂東眞砂子著 『旅涯ての地』, 2001, 913)
<場所>に
マンションの屋上のアンテナに、鳥が止まっていました。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
に野鳥が留まらないかと待っていたら、やっとモズの雄が留まってくれました。
"































ドレスのボタンがとまらなくなっちゃったの。
目にとまる

意味
偶然見えたものに注意が向けられる。
用例
散歩していたら、ふと新しい店が目にとまったので、入ってみることにした。
コーパスからの用例
先日、新聞を見ていたらこんな広告が目に止まりました。(横井恵子『ネーミング自由自在』,1992,674)
目にもとまらぬ

意味
あるものの動きがとても速くて、認識することができない。
用例
その剣士は目にもとまらぬ動きで竹を切り落とした。
コーパスからの用例
言いながら、どの果物がいいかしら?  と迷っていると、瞬間、目にも止まらぬ速さで鼻でリンゴを吸い取っていきました。 ゾウさんは鼻が手の役割をするのです。(坂本小百合『ゾウが泣いた日』,2004,489)
お高くとまる

意味
主に女性が、自分は他の者より地位や程度が上であると考えている様子。
用例
あそこの奥さんはお高くとまっていて、近所の人にあいさつもしないそうだ。
コーパスからの用例
韓国は日本と互角かそれ以上に受験戦争の激しい学歴社会らしい。 ならば、いっそのこと、その娘を、お高く止まった感じのするエリート女子大生にしてみよう。(田原成貴『いかれポンチ』,2002,788)
複合動詞 V1

とまり続ける、とまり出す、とまり始める、とまり切る、とまりかねる、とまりかける、とまり損ねる
複合動詞 V2

行きどまる、立ちどまる、下げどまる
複合名詞

行きどまり、下げどまり、寝とまり、縫いどまり、とまり客、とまり賃、とまり木
止まる・停まる・留まる・泊まる(1グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型平板型
辞書形とまる
ない形とまらない
~なかったとまらかった
ます形とまり
~ませんとまりま
~ましたとまりした
~ませんでしたとまりまんでした
~ときとまるとき/とまる
ば形とま
意向形とま
て形とまって
た形とまった
可能形とまれる
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