進むのコアイメージ

1.前方への移動自動詞初級★★★
表記進む
生き物や乗り物などが前方に移動する。
文型
<生物・乗り物など>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
暗闇の中を一歩ずつおそるおそる進んだ
ケネディ大使が馬車に乗ってゆっくり大通りを進んでいるところだ。
馬に「進め」の合図を出したら走り始めた。
高速道路は大渋滞で車がなかなか進まない
後方に設置された小さなプロペラがその小舟を前に進ませていたのだった。
1光年とは、光が1年間に進む距離のことである。
stairsでも、ナイトが前後左右に動けるのに対し、桂馬は前にしか進めません
コロケーション
<生物>が
人、人々、馬
<乗り物>が
馬車、車、自転車、舟、電車
<移動物>が
光、音
<様態>
おそるおそる、ゆっくり、なかなか、速く、どんどん
<経路>を
暗闇の中、大通り、高速道路、海の中、空
誤用解説
船を含む様々な乗り物が「進む」とはいえるが、飛行機は「飛ぶ」という方が自然である。「進む」が使えるには、地面やレール、水面等、経路に接触して移動している必要がある。
 船が水面を進む
 飛行機が空を進む
 飛行機が空を飛ぶ
類義語・反義語
類義語移動する、進行する、前進する
反義語退く、さがる、後退する


2.進路の開始自動詞初級★★★
表記進む
選択肢の中から進路を定めてそれを始める。
文型
<進路>に進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
彼は皆の予想通り、法曹界に進んだ
芸の道に進もうなんて、君は勇気があるなあ。
両親は娘を医術の道に進ませてやりたいものだと考えていた。
将来自分の進む方向を決めるのは簡単ではない。
理系分野に進む人たちに共通する得意科目がある。
「父親と同じ道に進まされるなんてとんでもない」と彼は言った。
コロケーション
<進路>に
法曹界、道、方向、分野、世界、文科系、進路
非共起例
<進路>を
 医術の道[親と同じ道]を[に]進む
 理系分野を進む
 理系分野に進む
「を」は経路を示し、「に」は到着点を示す。「医術の道を[に]進む」が言えるのは、「道」は経路、到着点のどちらにも解釈できるためである。「分野、世界」は到着点の解釈しかないので、「理系分野に進む」はできるが、「理系分野を進む」はできない。
類義語・反義語
類義語行く
反義語


3.上級への移動自動詞初級★★★
表記進む
上級の段階やレベルに移行する。
文型
<上級段階・レベル>に[へ、まで]進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
彼はとうとう決勝戦まで勝ち進んだ
相手チームの選手を素早い盗塁で3塁まで進ませてしまった。
両親は彼を大学院に進ませたいと考えている。
この試験に合格したら、次の学年に進んでもよいだろう。
管理職まで進める人はそう多くはない。
書類審査を通過できなければ、第2次審査へは進めない
stairs就職活動には大きく分けて3つの関門があり、書類選考、筆記試験、面接の順で進みます。最終面接まで進めるのはほんの一握りの人だけです。
コロケーション
<上級段階・レベル>に[へ、まで]
決勝戦、3塁、大学院、次の学年、管理職、最終審査
非共起例
<上級段階・レベル>に[へ、まで]
 社長まで進む。
 管理職まで進む。
仕事の役職や段階を表す「管理職」は「進む」と共起できるが、その役職を持つ人を意味する傾向にある「社長」は共起できない。
解説
この語義は、いくつかある段階の内、より上級のレベルに移行する意味を表し、以下に見るように、間接受け身「進まれて」は可能な例文である。間接受け身の例文では、得点が入る直前のレベルである3塁にまで進まれて困る、迷惑である、という意味であり、使役の例文にある「進ませて」では、述部の主語がこの事態を引き起こしたことに対する責任を感じていることを表している。
 相手チームの選手に素早い盗塁で3塁まで進まれてしまった。
 相手チームの選手を素早い盗塁で3塁まで進ませてしまった。
類義語・反義語
類義語行く、上がる、昇進する
反義語


4.一連の実施自動詞初級★★★
表記進む
(人が)一続きの内容を順に実施する。
文型
<一連の内容の構成素>に[まで]進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ホームページにアクセス後、入力画面にお進み下さい。
「今学期はレッスン3からレッスン5まで進みますから、予習をしてきて下さい」
今日はこの問題集を、4ページ分進みました
論文執筆は50ページくらいまで進んでいます。
「会議の残り時間が少なくなって来ましたので、次の議題に進ませていただきます」
先生は復習問題を解けた学生から、次の課題へどんどん進ませた
コロケーション
<一連の内容の構成素>に[まで]
(HPの)入力画面、(書き物)のページ、(レッスン)3、(音楽の)第3楽章、(会議の)3番目の議題
解説
例えば「書籍」などのように、予め構成が決まっている<一連の内容>を「経路」、その途中の区切りである「第1章」や「3ページ」などを「(暫定的)到達点」に例え、人が順番に経験・実施していく様子(例えば読んだり書いたり学習したりする様子)を、人が前に進んで行く「移動表現」として表している。
誤用解説
一連の内容を「経路」とし、そこを人が進む「移動表現」の枠組みを利用してはいるが、普通の経路表現のように「経路」を「を」でマークすることは出来ない。語義4を表す意味で、以下の表現は誤用となる。
 乗客が通路を進む。(普通の移動表現)
 学生が問題集を進む。(語義4)
実際は「移動表現の枠組み」のうち、移動する「人」と「到着点」のみ明示的に表現することが許される。
 学生が「(問題集の)4ページまで進んだよ」と言った。
類義語・反義語
類義語行く
反義語


5.一連の進行自動詞初級★★★
表記進む
一連の内容が順に進行する。
文型
<一連の内容>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
曲が進んでいくにつれて、次第にボリュームが大きくなる。
物語が進むにつれ、どんどんと引き込まれて行った。
熱い料理は熱いままお出ししたいので、食事の進み具合にはいつも注意を払っています。
ドラマのストーリーがあまりにもゆっくりしか進まないので、眠くなってきた。
食事がメインまで進んだところで、突然どこからかギターの音が聞こえてきた。
会議が進むにつれて、うつらうつらする人が増えてきた。
コロケーション
<一連の内容>が
曲、物語、食事、ストーリー、ドラマ,会議
解説
語義4では、「人」が明示的に言語化されない経路としての一連の内容を「到着点」に向かって移動するような表現であったが、、語義5では、逆に、一連の内容が「移動物」として、想定される「終了点」にに向かって移動する(のを主語である「人」が経験している)と認識される。この語義においても「経路」は明示的に言語化は出来ない。


6.計画の実施自動詞初級★★★
表記進む
仕事や計画が目論見通り運ぶ。
文型
<仕事・計画>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
日本一高いビルの建築は、概ね計画通りに進んだ
老朽化した施設の解体は、徐々に進んでいる
かつては田畑しかなかったこの村の開発も着実に進んでいたようだ。
東北の復興は、徐々にだが確実に進んでいると信じたい。
この現場の工事も当初の予定通りに進ませたいものだ。
発酵が進むことでおいしい酒ができるのだ。
コロケーション
<仕事・計画>が
建築、解体、開発、復興、工事、発酵
<様態>
計画通りに、予定通りに、着実に、確実に、徐々に
類義語・反義語
類義語はこぶ
反義語


7.良好な進捗自動詞初級★★★
表記進む
仕事や計画などがはかどる。
文型
<仕事・計画>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
編集者の的確な指導のお陰で、執筆が進んでいる
〆切は迫るが、焦るばかりで筆が進まない
「この新しい辞書を使うようになってから日本語学習がおもしろいように進むんだ」。
就職話はトントン拍子に進んで、彼女は研究所の研究員になった。
先生は上手にほめて、子供達の作業をどんどん進ませた
「今日は君の発言のお陰で議論が進んだよ。ありがとう」
コロケーション
<仕事・計画>が
執筆、筆、学習、話、作業、議論
<様態>
面白いように、着々と、順調に、益々、急ピッチに、さくさくと
解説
語義6では<仕事や計画>が予定通りに実施されるが、この語義7では、予定以上の速度ではかどるという意味。
類義語・反義語
類義語はかどる、はかがいく
反義語遅れる、止まる


8.先端化自動詞初級★★★
表記進む
人の考えや、地域・分野における事象のレベルや段階が基準より先にある。
文型
<人・考え方・事象>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
彼はこの時代にしては進んだ考えの持ち主だったようだ。
実は日本よりアメリカの方が、稲作の機械化が進んでいるのだそうだ。
最近の若者はITに関してはかなり進んでいるといえるだろう。
文明が進んだ国家に学ぶことは多い。
遺伝子工学の分野に関しては、この研究室が世界で一番進んでいるらしい。
「授業のメモにまだ紙のノートとペンを使ってるの?僕はiPadさ」「進んでるね」
コロケーション
<考え・事象>が
機械化、文明、文化、技術、考え、研究
<人>が
彼、若者、研究者
進んだ<考え・事象>
文明、文化、技術、考え、研究
進んでいる<人>
男、人、やつ
<様態>
(人・時代・分野)にしては、〜の方が、〜よりも、最も、はるかに、ずっと、一番
誤用解説
進んだ<人・考え・事象>のパターンでは、
 江戸時代の大坂で一番進んだ男
 進んだ考え[国、技術、機械]
などは容認できるが、「最も進んだ<名詞>化」という形は容認されない。
 世界で一番進んだ機械化
一方、「<名詞>化が進む」の形は容認される。
 機械化が世界で一番進んでいる
類義語・反義語
類義語
反義語遅れる


9.変化の連続自動詞初級★★★
表記進む
変化があちこちで連続的に起こる。
文型
<変化>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
航空業界でもご多分に漏れず再編が進んだ
政治の世界では世代交代がなかなか進まないらしい。
学生の図書館利用が進むようにいろんな企画を考えなければならない。
医療分野では急速に電子化が進んでいる
地球規模の交流が進むのは、歓迎すべき事だ。
介護の現場にロボットの導入が進めば少しは助かる事だろう。
コロケーション
<変化>が
再編、統合、対策、取り組み、代替、世代交代、普及、導入、移転、統合
誤用解説
変化があちこちで連続する語義9では、主語になる<変化>は、人間が自らの力で意図的に引き起こすことが出来るような変化を意味しているように思われる。従って、
 統合[再編]が進む。
 統合[再編]が相次ぐ。
は正しいが、あえて望まない「(連鎖)倒産」などは言えない。
 (連鎖)倒産が進む。
 (連鎖)倒産が相次ぐ。
類義語・反義語
類義語促進する、起こる、拡大する
反義語阻害する


10.程度の拡大他動詞初級★★★
表記進む
度合いが一方向に高まる。
文型
<度合い>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
近眼がここまで進んだら、本を読むのも苦労だ。
この薬があれば、病状が進むのを止めることができる。
両国の理解がさらに進んでいくことを心から祈っている。
子供達の理科離れが進んでいるというニュースを聞いた。
「円安が進むとどうなりますか?」「輸出企業にとってはありがたいことですね」
大きな肉のかたまりは、どんどん熟成が進むようにこの部屋に保管される。
stairs会社員A「昨日、テレビで見たんだけど、若者の車離れが進んでるんだってね」会社員B「そうだろうな」
コロケーション
<度合い>が
理解、老眼、病気、病勢、近代化、国際化、劣化、理解、熟成、円安、理科離れ
<様態>
もっと、さらに、急速に、ゆっくりと、こんなに、どんどん
<レベル>まで
ここ、最後、途中、一定のレベル
解説
<度合い>は、「近眼や老眼の度合い」のように、基本的には時間の経過とともに、自然にその値を変化させるものである。例えば眼鏡をかけるなど、人間がなんらかの対策を加えなければ、決まった一方向に変化をしていく。一般的に時間を経ると「モノ」は劣化するので、「悪化」と捉えられる値の変化の例が多いかもしれない。または円安・円高など、個人がコントロールできない値の変化も表現する。
類義語・反義語
類義語上がる、上昇する、深まる、増加する
反義語下がる、下降する、減少する


11.食欲の増進自動詞初級★★★
表記進む
食事・飲み物などへの食欲が盛んになる。
文型
<食事>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
おいしい料理に思わず酒が進んだ
毎日のうだるような暑さに食が進まない
「あっさりしたものなら、夏でも箸が進みますね」「では、そうめんでもいかがですか?」
秋はサンマの塩焼きにスダチをかけるといくらでもご飯が進みます
寒い季節になって、熱燗の日本酒が進むねえ。
うまい肴についつい杯が進んでしまって困ったものだ。
コロケーション
<食事>が
ご飯、酒、食、食事、ワイン、ビール
<食事の道具>が
箸、杯
非共起例
<食べ物>が
 ご飯が進む、×米[ライス]おかずが進む
「日本の主食」である、炊いた「ご飯」で、食事全体を指し示しているので。主食はよいが、調理前の米や、外来語は使えない。また副食も使えない。
<飲み物>が
 酒[ワイン、ビール]が進む、×お茶[コーヒー、水]が進む
アルコールは洋酒でもよいが、ノンアルコールは使えない。「進む」ということは何度もおかわりをして口に運ぶので、通常1〜2杯しか飲まないお茶などは使えない。
<食事の道具>が
 箸が進む、×匙[スプーン、フォーク、手]が進む。
部分が全体を指し示す機能により、「箸」が食事を指し示しており、「日本の主食」である炊いたご飯を食べる道具なら正しい。
誤用解説
容器で中身を指し示す機能により、「杯」で「酒」を表し「杯が進む」のような表現ができる。一方コップができないのは、コップが典型的にアルコール用の容器ではないからである。しかし「ワインやビールが進む」は言えるのに、「グラスやジョッキ」はやりにくい。何度もおかわりをして口に運ぶというイメージがこの語義を成立させるのに重要で、「杯」は容量が少なくこの条件に合うが、グラス、そしてジョッキはさらに容量が多く、杯のように何度も何度もおかわりをすることにはならない。
 杯が進む。
 グラス[ジョッキ]が進む。
 コップが進む。


12.時間の経過自動詞初級★★★
表記進む
時間が経過する。
文型
<時間>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
時代は明治から大正、昭和へと進む
時間が進むにつれて、焦りを感じるようになった。
時は刻々と進む
春から夏、秋から冬へと季節はどんどん進んで行く。
雄大な大自然の中では時間がゆっくり進むように感じる。
コロケーション
<時間>が
時代、時間、時、季節
(<時点>から)<時点>へ
明治、大正、昭和、平成、春、夏、秋、冬
<様態>
刻々と、どんどん、ゆっくり、速く
類義語・反義語
類義語経過する、経つ、流れる
反義語


13.時計の針自動詞初級★★★
表記進む
時間の表示が基準となる時間よりも先になる。
文型
<時計の針>が進む
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
この時計は五分進んでいる
五分程進ませてある時計を二つも用意して朝に備えた。
時差について言えば、オーストラリアのキャンベラは日本より一時間進んでいる
stairsあの時計、5分進んでる
コロケーション
<時間>が
時間、時計の針、時計、時差
<時間>
5分、少し、かなり、5時間も
類義語・反義語
類義語
反義語遅れる


進むの全体解説 比喩的に拡張された語義、つまり語義4以降では、語義8と語義12以外の、全てについて、「進む」と必須項として共起する名詞の意味に共通性がある。(1)定まった一つの方向性を持つ一連の事象、または(2)定まった一方向になるように事象が連続する、のどちらかの意味を持つ。
(1)は例えば、語義6の、 建築[解体、復興]が進む、また語義7の、 執筆[議論、学習]が進むなどに見られる名詞は、一定の計画に従ってなされる仕事や活動を意味している。
(2)また語義9では、 (航空業界でも)再編[(政治の世界で)世代交代]が進む、などは、当初計画はなかったかも知れないが、その出来事があちこちで連続して起こることで、結果として、業界や世界の中で、一定の方向性を持つ大きなうねりとなっていくという意味を表す。
これらがさらに進むと、語義10の名詞や語義11の「食」が指示する食欲を見れば分かるように、これらの名詞には初めから「定まった方向性」が含まれており、もし「<名詞>が進む」なら、その方向への変化の度合いが大きくなることを示すことになる。
例えば「病(やまい)」は一度かかれば、何らかの対策(治療や薬)をしなければ自然と悪化することから、 病気[病勢、病状、具体的病名]が進む、は「病が悪化する」という意味を表す。
一方「回復」は良くなる方向の意味なので、 景気回復が進む、という文は、「景気が改善する」を意味することになる。食欲も、人間は食べるという行為をあえてしなければ、必ずお腹がすくわけで、結局、食欲は、自然と増進する方向性をもつと考えられるのであろう。 飯[酒]が進む。
変化を表すが一方向性を持たないような名詞は、よって「進む」とは共起しにくいことが予想される。「変化」はあるが「一定の方向性を持たない」、つまりどちらの方向にも変化する可能性がある名意味を持つような名詞の場合、例えば、 湿度[温度、容態、値段、価格]が進む、とはいえない。しかし,方向をつけてやると、 これ以上商品の低価格化が進むと、ブランドイメージが保てない、のように正しい文を作ることができるようになる。
























▶全例文を聞く
<乗り物>が
が前に進んだらサイドブレーキをゆっくり放す。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 自動車)
<移動物>が
また,恒星までの距離は光が1年間に進む距離(1光年=9.46×1012km)を単位として表されることもある。
(高等学校地学Ⅱ, 2005, 高)
<経路>を
エレベーターを三階でおりて、廊下を左に進むと、三一八号室の前で止った。
(藤森照信著 『建築探偵の冒険』, 1986, 523)
たくさんの観光客で賑わう湯の坪街道を真っ直ぐ進み、くねくね曲がって金鱗湖に到着。
(Yahoo!ブログ, 2008, レジャー)
<進路>に
母親の希望にしたがってアムンセンは大学の医学部にすすんだが、目的は探検家だったので、そのための鍛練や読書に熱中し、成績は普通以下だった。
(本多勝一著 『アムンセンとスコット』, 1986, 297)
ボクはこのカタログを見て、イラストレーションの世界に進む決心をしたんです。
(CAR and DRIVER, 2004, 機械)
<上級段階・レベル>に[へ、まで]
高校を卒業した彼は、大学に進んで演劇を学んだ。
(池田大作著 『新・人間革命』, 2004, 913)
フェンシングは13日、男子フルーレ個人が行われ、太田雄貴(京都ク)が決勝に進み、銀メダル以上を確定させた。
(Yahoo!ブログ, 2008, スポーツ)
<一連の内容の構成素>に[まで]
ここをクリックすると、商品の注文画面に進みます。
(米村貴裕著 『メール・ホームページ<超マスター>講座』, 2001, 547)
<一連の内容>が
一方ではこのようなシンデレラ物語が進みながら、片方では次々と殺人事件が起こるというドラマチックな展開がまっています。
(Yahoo!ブログ, 2008, 趣味)
会議が進んだ頃には、すっかり熟睡状態で、目が覚めたのは会議が終った後だった。
(Yahoo!ブログ, 2008, 文学)
<仕事・計画>が
道路網整備が進み、またとくに阿蘇山麓では牧場、ゴルフ場が開発されている。
(環境省自然環境局野生生物課編 『日本の絶滅のおそれのある野生生物』, 2002, 462)
駅前は開発が進み見違える様な町並みに変わっていた。
(Yahoo!ブログ, 2008, 文学)
<様態>
そのほかの区間についても、工事は順調に進んでおり、新設市道については、地元のみなさんと話し合いながら建設を進めていきます。
(広報かけがわ, 2008, 静岡県)
地域社会の統合が二つの流域で着実に進みつつあった。
(中井正幸著 『東海古墳文化の研究』, 2005, 215)
<仕事・計画>が
仕事の締切りは迫ってくるが、焦るばかりでがすすまない。
(渡辺淳一著 『うたかた』, 1990, 913)
<様態>
あとは両行トップの接触でとんとん拍子に話が進んだ
(歳川隆雄著 『大蔵省「権力の秘密」』, 1995, 317)
<考え・事象>が
機械化が進むにつれ、農村人口は減少した。
(読売新聞20世紀取材班編 『20世紀高度成長日本』, 2001, 210)
さらに、研究が進むにつれ、新しい治療法も考案されつつある。
(サリ・ソルデン著;ニキ・リンコ訳 『「片づけられない人」の人生ガイド』, 2005, 493)
<変化>が
言い換えれば、日本の改革が進まなければ、将来、中国は日本の脅威になりうるのである。
(関志雄編著 『中国ビジネスと商社』, 2003, 338)
このような新しい紙ふきんや紙ぞうきんは、その便利性やふきとり性のよさが受け入れられて、普及が進みつつある。
(大木建司,八木和久著 『洗浄の基礎知識』, 1993, 576)
<度合い>が
例えば物忘れするようになったとか、老眼の兆しがしてきた、老眼がずいぶん進んでしまった。
(石原慎太郎著 『老いてこそ人生』, 2002, 914)
でも最近は若者の農業離れがすすみ、無農薬栽培が人手不足に拍車をかけています。
(グラスウインド編;与古田松市,藤原尚太郎写真・構成 『ルームメートはハムスター』, 2002, 645)
<食事>が
味つけは、ご飯がすすむ中華味にしました。
(渡邊純子著 『保温調理鍋でスロークッキング』, 2004, 596)
ついついが進み、ウェイターに進められるままグラスに手を伸ばす。
(辻桐葉著 『英国紳士の野蛮なくちづけ』, 2005, 913)
<食事の道具>が
野菜を食べない子どもたちも、そぼろをかけるとがすすむようです。
(松本忠子著 『「おかずの素」でもっとおかずを』, 2003, 596)
<時間>が
時代が進むにつれ、人は自然から離れて暮らすようになった。
(畑正憲著 『ムツゴロウの動物交際術』, 2003, 481)
<時間>が
感覚として、二時間も歩いていないような気がしたが、時計は確実に五時間進んでいた。
(北方謙三著 『罅・街の詩』, 2001, 913)






























でも、ナイトが前後左右に動けるのに対し、桂馬は前にしか進めません
就職活動には大きく分けて3つの関門があり、書類選考、筆記試験、面接の順で進みます。最終面接まで進めるのはほんの一握りの人だけです。
会社員A「昨日、テレビで見たんだけど、若者の車離れが進んでるんだってね」会社員B「そうだろうな」
あの時計、5分進んでる
気が進まない

意味
実行しようとする気力・意欲が出る。
用例
気が進まないけど、行かざるを得ないかなあ。
コーパスからの用例
「亮介は気がすすまなかった」 春江一也著 『ベルリンの秋』,2001,913
進んで〜する

意味
望んで[希望して]〜する。
用例
そんな仕事を、だれも進んでやりたがらないだろう。
コーパスからの用例
「もともと、自分から進んで引き受けた事ではない」 佐藤洋著 『皮肉な凶器』,2003,913
複合動詞 V1

進みだす、進み出る
複合動詞 V2

押し進む、買い進む、勝ち進む、突き進む、読み進む
複合名詞

進み具合、すすみ角
進む(1グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型平板型
辞書形すすむ
ない形すすまない
~なかったすすまかった
ます形すすみ
~ませんすすみま
~ましたすすみした
~ませんでしたすすみまんでした
~ときすすむとき すすむ
ば形すす
意向形すす
て形すすんで
た形すすんだ
可能形すすめる
受身形すすまれる
使役形すすませる
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