進めるのコアイメージ

1.前方への移動他動詞初級★★★
表記進める
人、動物、乗り物などを前方に移動させる。
文型
<人>が(は)<移動物>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
カウボーイは馬を谷の方へと進めた
彼は長い間考えてから、将棋の駒を一手進めた
将軍は闇夜に紛れて軍勢をじわじわと進め、とうとう城の背後に迫った。
こんな急な上り坂に馬車を進めたくはなかったんだが。
マルコ・ポーロは、帆をあげて、東へと船を進めた
何もない荒野の一本道で、彼女はただひたすら車を前に進めるしかなかった。
コロケーション
<移動物>を
ランナー、馬、筏、船、バイク
<様態>
ゆっくり、ゆるゆる、黙々と
非共起例
<人>を進める
 将軍が自分の軍勢を敵陣まで進めた。
 父親は息子を先生の目の前まで進めた。
 父親は息子を先生の真野前まで進ませた。
<人>を目的語にとって「人を進める」と言えるためには、主語の人が目的語の人を、まるで道具や駒として命令してコントロールできるような明確な上下関係がある場合に限られる。従って、将軍が軍勢を進めることは出来るが、父親が、移動に関して自由な選択、意思をもつ子供を進める事はできにくい。
類義語・反義語
類義語前進させる、移動させる、動かす
反義語退かせる、下がらせる


2.階位の上昇他動詞初級★★★
表記進める
階位をあげる。
文型
<人>が<階位>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
男は手練手管を使い、男爵からひとつ位を進める事に成功した。
日々研鑽の甲斐あって、花子は書道の段を進めたのだった。
太郎が剣道の段位をさらに進められるかどうかは、ひとえに彼の努力にかかっている。
コロケーション
<階位>を
位、段、段位、レベル、ステージ
類義語・反義語
類義語あげる、引き上げる、進級する、昇進する、出世する
反義語


3.一連の進行他動詞初級★★★
表記進める
一連の内容を、その終了地点に近づける。
文型
<一連の内容>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
この曲をもう少し先へ進めて聞かせて下さい。
このドラマはあまり変化がないので、せめてストーリーをテンポよく進めてほしい。
「後半部分までビデオを進めてしまってもかまいませんか?」
せっかく好きなアルバムを聴いていたのに、花子が勝手に曲を先に進めてしまった
映像をもう10秒程進めたら、太郎の姿を確認できるはずだ。
この場面で登場する道化師が、物語を進める役回りだ。
コロケーション
<一連の内容>を
曲、ストーリー、ビデオ、映像、物語
<場所>へ
<場所>まで
後半部分
解説
目的語の名詞は、一連の内容(例えば、ドラマや物語、曲、映像など)を指し示しており、(まるで早送りでもするかのように)それらの予定されている終了地点(ドラマや曲、映像等の終わり)へ近づける意味を表す。「進める」のこの語義では<人>が一連内容を一方向に実施し進行させるという意味であるが、対応する「進む」の語義5では、その結果、一連の内容が進行する状況を記述する。
類義語・反義語
類義語進行させる
反義語戻す、巻き戻す


4.計画の実施他動詞初級★★★
表記進める
行動や出来事を目論見通り実施する。
文型
<人>が<行動・出来事>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
我々が研究を進めるにあたって、いくつか注意しなければならないことがあります。
「これは良いお話ですね。ぜひ進めましょう
どんなことでも周りに相談し、強引に事を進めないように気をつけて下さい。
歴史的事実はどうだったのか、彼らに事実の検証を進めさせよう。
学生が学習をどのように進めていくべきかは、先生に指導を仰いだ方が良い。
このビルの建築も当初の計画通りに進められる予定です。
stairs私の住む町では、家庭から出るごみを減らす運動を進めています。
コロケーション
<行動・出来事>を
交渉、検討、取り組み、開発、改革
解説
人が意思を持って出来事をコントロールし、目論見通りに実施する事を意味する。語義3と比較すると、終了局面が明示的でない、または決まっていないので、「終了に近づける」という意味よりも、「開始する[実行に移す]」、「継続する」という意味合いが強い。
類義語・反義語
類義語やる、行う、実施する、運ぶ、実行する
反義語


5.変化の連続他動詞初級★★★
表記進める
原因が出来事の変化を連続的に起す。
文型
<原因>が<変化>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ここで加えられる酵母が、液体の発酵を進めます
長期間続く不況が、企業合併を進めるのだと言っても過言ではない。
その化学反応を進めているのは、他ならぬこの触媒なのです。 
最近の技術革新により、医療分野で電子化が進められるようになってきた。
梅雨時は食品を冷蔵庫に入れて、腐敗を進めてしまわないように気をつけよう。
彼の巨額の寄付が、この学校のIT化を一挙に進めたようなものだ。
stairs麹がみその発酵を進めます。発酵が進むと、いい香りがしてきます。
コロケーション
<原因>が
酵母、ニーズ、不況、触媒、寄付、熱意
<変化>を
デジタル化、高度化、効率化、腐敗
<原因>が
酵母、不況、触媒、技術革新、寄付
<様態>
一挙に
解説
語義4では主語は意思をもった人であったが、この語義5では出来事を引き起こす直接の要因が主語である。そこで出来事をコントロールしようとする<人>の存在が背景化されている。
類義語・反義語
類義語促す、促進させる、拡大させる、起させる
反義語阻害する


6.程度の拡大他動詞初級★★★
表記進める
度合いが何らかの原因によって一方向に高まる。
文型
<原因>が<度合い>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
暗い所での読書は、近眼をさらに進めるおそれがあるので避けましょう。
「矯正をしないでいるとよけいに老眼を進めてしまうんだって」「本当? 知らなかった」
「歯の病気が動脈硬化を進めているって本当なの?」「そうらしいよ」
彼の病状は、皮肉にもこの治療薬によって進められたとわかった。
市民レベルの地道な交流が、両国の理解を進める唯一の方法だと信じている。
これほど円高を進めている最大の原因はいったい何でしょうか。
コロケーション
<原因>が
暗い所での読書、不摂生
<度合い>を
近眼、病勢、理解、ドル高、利用
<原因>が
読書、歯の病気、治療薬、交流
解説
人が積極的に働きかけなければ、あらかじめ決まった一方向へ変化が起こる事が決まっていること(近眼、病気等)があり、その変化の程度が拡大するという意味である。
類義語・反義語
類義語悪化させる、改善する、深める、あげる、高まる
反義語


7.勧誘・説得他動詞初級★★★
表記勧める
人になんらかの行動を促す。
文型
<人>に<行動>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
上級生達は新入生に必死で入部を勧めている
「周りに熱心に縁談を勧められるのははなはだ迷惑だ」と彼は言う。
飲めない人に無理矢理酒を勧めないようにして下さい。
最近学生はゲームばかりの様子なので、暇さえあれば読書を勧める事にしている。
彼は医師にバランスのとれた食事を取るように勧められたらしい。
暗証番号入力の際は、ソフトウェアキーボードの御使用を強くお勧めいたします
コロケーション
<行動>を
受診、手術、検査、購入、入会、加入
解説
例えば「酒を勧める」は酒を飲む事を勧めた、という意味であり、を格の目的語名詞は、実際は「名詞に関わる行動を実施する事」を意味し、「勧める」はそのような行動を誰かに働きかけ、促す意味を持つ。もともとは、例えば、
私は葡萄酒をなみなみとついだグラスを太郎の目の前に進めて言った。「さあ、どうぞ」
のような表現で、行動を起こしてほしい人の前に、その行動を実行する際に必要なものを差し出す行為から、この表現は出来ているかも知れない。
類義語・反義語
類義語働きかける、勧誘する、誘う、説得する
反義語


8.推薦・推奨他動詞初級★★★
表記勧める、薦める、奨める
人や物の価値を認めて推薦する。
文型
<人>が<人>に<候補>を勧める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
次の候補者として、私は彼女を薦めます
日本語学習者には、この新しい辞書を一番に奨めています
「この辺の店は大概おいしいんだけど、あのレストランだけはお薦めできないなあ」
兄に薦められた問題集は私には難しすぎた。
こんな作品を大賞候補として薦めることは私にはできない。
本日シェフが一番お薦めしているのは、この料理です。
stairs今までたくさんの友達にすすめたんですが、みんな気に入ってくれましたよ。
コロケーション
<候補>を
彼女、辞書、本、問題集、作品、店
<候補>として
候補者、受賞者、議長
解説
語義7では、を格名詞が「名詞に関わる行動を実施する事」を意味していたのに対し、この語義では人や物を指示しており、それらの価値を認めて誰かに推薦する意味を持つ。
類義語・反義語
類義語推薦する、推奨する、推す
反義語


9.時計の針他動詞初級★★★
表記進める
時計の表示を未来の時刻になるようにする。
文型
<時計の針>を進める
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
時計を五分進めておいたから、なんとか飛行機に間に合った。
時計の針を10分進めてくれるようにお願いしておいた。
先生はご自分の腕時計をいつも10分進めていらっしゃる。
遅刻の件を反省したので、これからは時計を5分進めておこうと思う。
コロケーション
<時計の針>を
時計、時計の針、腕時計、時間、時刻
類義語・反義語
類義語早める
反義語遅らせる


進めるの全体解説 「進める」は「進む」の他動詞形で、当然のことながら「進む」に見られる語義と深く関連している。
「進める」は、他動詞として目的語を前方へ位置移動させる意味を持つ点が、「進む」に使役の「させる」を付加した他動詞「進ませる」と共通している点と異なっている点がある。
「進める」は基本的に目的語として「物」をとる。「物」は人が支配力を及ぼしやすくコントロールしやすく自由にあつかうことができる。したがって、語義1「前方移動」で動物や乗り物を進めたり、語義2「上級移動」で階位を高度なレベルにあげたり、語義3「一連移動」で一連の内容を終了地点に近づけたり、語義4「計画実施」で計画を目論み通り実施したり、語義9「時計の針」で時計の針を未来の方向へ動かす意味をあらわすことができる。そしてこれらの「進める」は問題なく「進ませる」に言い換えることができる。
 船を島に向けて進める。
 船を島に向けて進ませる。(進むの語義1「前方移動」)
 段位をより上級のレベルに進めたい。
 段位をより上級のレベルに進ませる。(進むの語義3「上位移動」)
 ビデオ映像を最後まで進める。
 ビデオ映像を最後まで進ませる。(進むの語義5「一連進行」)
 ビルの建築を予定通り進める。
 ビルの建築を予定通り進ませる。(進むの語義6「計画実施」)
 時計の針を5分進める。
 時計の針を5分進ませる。(進むの語義13「時計の針」)
また人間がコントロールしにくい、またできないような出来事も、人を背景化し、その出来事を直接引き起こすような原因を主語にすれば、語義5の出来事の「連続的変化」や、語義6「程度拡大」まで表す事が出来る。
 長期にわたる不況が、企業合併を進めた。
 長期にわたる不況が、企業合併を進ませた。
 暴飲暴食は病状を一気に進めるだろう。
 暴飲暴食は病状を一気に進ませるだろう。
「進める」にも「進ませる(進む)」にも「前方移動」の意味はあるけれども、「人が人をある場所に進ませる」という表現は自然であるが、「人が人をある場所に進める」という表現は一般に許容しがたい。基本的に「進める」事ができるのは、主語がコントロールする権限を有する対象を、目的語として取る場合のみである。「進める」の語義1では、まるで「人間」をモノや道具のように使う事ができる将軍と軍勢のような特殊な関係にある場合のみ許容される。
 太郎は車を前に進めた。
 太郎は車を前に進ませた。
 将軍は軍勢を敵陣の背後にまで進めた。
 将軍は軍勢を敵陣の背後にまで進ませた。
家族関係や子弟関係の間柄では、許容されない事に注意が必要である。
 学生を演台の所まで進めた。
 学生を演台の所まで進ませた。
上の例で、学生には自由な選択の権利と意思があり、それらを無視して誰かがコントロールする事が許されないからであろう。
「進む(進ませる)」では、語義2「進路開始」、語義3「上位移動」、語義5「一連進行」などの場合に人を目的語にとれるが、これらの「進ませる」を「進める」に変えると許容されなくなる。それぞれの出来事を相手の意図に反してコントロールし、無理に実施させる(「進める」)ことはできないからである。
 彼は娘を法曹界に進ませた。(進むの語義2進路開始)
 彼は娘を法曹界に進めた。
 太郎を決勝戦に進ませた。(進むの語義3上位移動)
 彼は太郎を決勝戦に進めた。 
 先生は学生たちを上手にほめて、問題集4ページ分も進ませた。(進むの語義4一連実施)
 先生は学生たちを上手にほめて、問題集4ページ分も進めた。
また「進む」の語義7「進捗良好」、語義8「先端化」はそれぞれ「進める」のように人智でコントロールできない、または何らかの結果として自然とその状態になるという意味である。従って意図的に実行するという意味の「進める」が使われにくいのかもしれない。
 筆が進む。
 なんとかして筆を進めたい。
 彼のファッションは誰よりも進んでいる。
 彼のファッションを誰よりも進める自信がある。
また「進む」の語義11「食欲増進」、語義12「時間経過」でも人が意図的に食欲や時間を「進める」というのは考えにくいので、例え「何らかの<原因>が進める」、という表現を作例しても、自然ではないように思われる。
 時代が進む。
  坂本龍馬が時代を進めた。
  坂本龍馬暗殺が時代を勧めた。
「坂本龍馬の登場[暗殺]によって時代が進んだ」という方が自然である。
 酒が進む。
 おいしい肴を作ってくれた腕のいい料理人が(私の)酒を進める。
 おいしい肴が酒を進める。
「おいしい肴に酒が進む」という方が自然である。
「進める」の語義7「勧誘説得」と語義8「推薦推奨」は、「進む」にはない語義である。「進める」において<人>が<人>に働きかける場合は、相手を説得してこちらの思い通りコントロールするようにつとめる意味となる。
 医師は患者に緑黄色野菜を食べることを薦める。
 医師は患者に緑黄色野菜を食べることを進ませる。
 私は選考委員に太郎を次のリーダーとして薦める。
 私は選考委員に太郎を次のリーダーとして進ませる。
























▶全例文を聞く
<移動物>を
親衛隊長の中馬大蔵ら三人は、を進めて必死に義弘の身を守った。
(加野厚志著 『島津義弘』, 1996, 913)
ある日のこと、上流にを進めているうちに、思わずも水路を見失った。
(楠山春樹著 『老子のことば』, 2003, 124)
<様態>
二時間分の駐車料金を払って、ゆっくりと、駐車場に車を進める。
(落合恵子著 『バーバラが歌っている』, 1993, 913)
<階位>を
治療者の役割は,可及的速やかに治療段階を進められるように患者さんを積極的に力づけることである。
(ギャビン・アンドリュース,マーク・クリーマー,ロッコ・クリーノ,キャロライン・ハント,リサ・ランプ,アンドリュー・ペイジ著;古川壽亮監訳 『不安障害の認知行動療法』, 2005, 493)
その個人差を無視して、月齢だけで食事のレベルを進めれば、多くの子どもが適応できず、子どもは食べるのが苦痛、親は食べてくれないと悩み、親子ともストレスを抱えることになってしまいます。
(藤原勝子著 『私は「食」の演出家』, 2002, 673)
<一連の内容>を
起承転結のままに物語を進めると、どうしても、転の部分で悩むのが多いパターンです。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
<場所>へ
話をへ進めよう。
(山室恭子著 『黄金太閣』, 1992, 289)
<行動・出来事>を
燃費をよくするために,電気とガソリンを使うしくみの開発を進めました。
(新編 新しい社会 5上, 2006, 小)
公演の仕事が入っていれば、文献を読んでは原稿を書くなど、準備を進める。
(大島清著 『もの忘れを防ぐ朝1時間のワークブック』, 2005, 498)
<変化>を
こうした変化は、わが国の産業構造の高度化を進めることになります。
(大和総研著 『経済のしくみ』, 1995, 330)
<行動>を
生活習慣病予防のためにも年1回の受診をお勧めします。
(市報むさしの, 2008, 東京都)
仕事上、付き合いのある生命保険のセールスレディから息子の保険の加入を勧められました。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 保険、税金、年金)
<候補>を
わが社の商品をご友人の方々にもお薦めいただければ幸いです。
(曽根田憲三,ブルース・パーキンス共著 『海外から商品を買うときの英語表現集』, 2003, 670)
<時計の針>を
ようやく、そのことに気づき、時計の針を二時間進め直した頃、バスはホテルに到着。
(広岡勲文 『松井秀喜メジャー物語』, 2005, 783)






























私の住む町では、家庭から出るごみを減らす運動を進めています。
麹がみその発酵を進めます。発酵が進むと、いい香りがしてきます。
今までたくさんの友達にすすめたんですが、みんな気に入ってくれましたよ。
膝を進める

意味
座ったまま前に移動する。
用例
太郎は次郎の方へ膝を進めた。
コーパスからの用例
景光も眦を決して膝を進めた。(堀和久著 『天海』, 1995, 913)
意味
興味を引かれて身を乗り出す。
用例
おいしい話につい膝を進める。
歩を進める

意味
前の方向に歩いて進む。
用例
太郎は図書館の方へゆっくりと歩みを進めた。
コーパスからの用例
「私は花束を手に一歩一歩、歩を進めた」(千葉幸著 『送電線の向こうから』、2004、953
意味
行動をさらに実行する。
用例
どんな時も歩みを進める事、それが人生に取って大切な事なのだ。
コーパスからの用例
一方、占いにおいては、記号の探求は魔術的方向へと歩を進めた。
駒を進める

意味
馬にのって馬を前方に移動させる。
用例
軍勢は敵陣へと駒を進めた。
コーパスからの用例
「義仲は駒を進めながら、何となく胸が高鳴るのを覚えた」 (山田智彦著 『木曽義仲』, 1999, 913)
意味
将棋盤の上でルール通り将棋の駒等を(前方に)移動させる。
用例
太郎はじっくり考えてから駒を進めた。
コーパスからの用例
「徳川三代将軍家光は、将棋盤上の駒をゆっくりと進めながら、硬い表情で言った」 (大栗丹後著 『裏隠密繋ぐ』, 2000, 913)
意味
競い合いに勝利して上のレベルに上がる。
用例
ワールドカップ2014でオランダは残念ながら、決勝戦に駒を進める事は出来なかったが、良い戦い振りだった。
コーパスからの用例
ガンバ大阪は延長の末、横浜Fマリノスを1−0で下し、元日の決勝戦へと駒を進めました。 (Yahoo!ブログ, 2008, グルメ、ドリンク)
一歩(を)進める

意味
進歩する、改善する。
用例
着想は良いが、商品化にはあと一歩を進める必要があると思う。
コーパスからの用例
「これを「スマロオコフ」の戯曲に比べればさらに一歩進めた物であった」(小櫃万津男著『日本新劇理念史』、2001、775)
複合動詞 V2

読み進める、書き進める、押し進める、食べ進める、縫い進める、考え進める、買い進める、織り進める、飲み進める
進める(2グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型平板型
辞書形すすめる
ない形すすめない
~なかったすすめかった
ます形すすめ
~ませんすすめま
~ましたすすめした
~ませんでしたすすめまんでした
~ときすすめるとき すすめる
ば形すすめ
意向形すすめ
て形すすめて
た形すすめた
可能形すすめられる(すすめれる)
受身形すすめられる
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