流れるのコアイメージ

1.液体・気体の移動自動詞初級★★★
表記流れる
液体や気体が特定の方向に移動する。
文型
<液体・気体>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
「この近くに川?」「うん、この地図によれば、小さな川が流れているはずなんだけど」
日本列島の南には、南から北に黒潮と呼ばれる海流が流れています
木立の中は、涼しい風が流れていた
いくらボタンを押しても水が流れなくて困っている。
この部屋が犯行現場だったようで、床には被害者のものと思われる血が流れている
このパイプの中には、隣国からの天然ガスが流れている
コロケーション
<液体・気体>が
① 液体:(雨)水、液(体)、お湯、温泉、油
② 地形:川、清流、河川、用水、滝、水路、支流、運河、分流、谷
③ 気体:空気、風、息、ガス、酸素、窒素
④ その他:(黒、親)潮、海流、暖流
<方向>に
南北、東西、(南から)北に、~方向に
<場所>に
海、床
解説
この語義は、液体や気体などの流体がある特定の方向に移動することを表わす。通常は、重力や高低・圧力などの差によって低い方に移動する場合が多い。
類義語・反義語
類義語(風が)吹く
反義語


2.水流・気流による移動・運搬自動詞中級★★
表記流れる
水流や気流によってものが移動したり運搬されたりする。
文型
<もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
おばあさんが川で洗濯をしていると、上流から大きな桃が流れてきました
夜の闇の中の川を流れている灯籠の明かりがとても美しい。
温暖化のせいか、この辺りにも大型のクラゲが流れて来て漁業に影響を与えている。
温泉を出て川辺を散歩していると、心地よい風が流れてきた
商店街を歩いていると、いい匂いが流れてきた
「高峰神宮に行ったんだって?」「うん。さすがパワースポット!強力な運気が流れているのを感じたよ」
コロケーション
<もの>が
① 葉:葉、落ち葉、葉っぱ
② 木材:流木、木材、木、筏、枝
③ 行事で流すもの:桃、餅、灯籠、素麺、麺
④ 遺体:死体、遺体、灰、死骸
⑤ におい:香り、におい
⑥ 雲:雲、雨雲、雪雲
⑦ その他:煙、蒸気、気、運気
<場所>から
上流
<場所>を
川、海、水面、辺り
<場所>に
この辺り
解説
この語義は、液体や気体の動きによって、ものが移動したり、運搬されたりすることを表す。日本の伝統的な行事(流し雛や灯篭流しなど)や伝統的な木材の運搬方法などに言及する例も多い。例文3の「クラゲ」のように水上に浮かんではいないが、水底につかず水中を水の動きによって移動する場合も含む。


3.星の移動自動詞中級★★
表記流れる
星が落ちる。
文型
<星>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
1年で、流れ星がたくさん流れる時期が何回かあります。
テントから出て夜空を見上げていると、カシオペア座のほうから星が流れた
プラネタリウムで、ペルセウス座流星群が流れるしくみについて聞いた。
ふたご座流星群で、今年のようにたくさんの火球が流れることは、観察開始以来初めてです。
彗星(すいせい)が流れている間に願いごとを唱えるなんて不可能だ。
コロケーション
<流星>が
流れ星、星、流星(群)、火球、彗星(すいせい)、箒星(ほうきぼし)
非共起例
<星>が
 星が夜空を流れた
 星が地上に流れた
 星が地上に落ちた。
 星が夜空を落ちた。
 ロケットが落ちた。
 ロケットが流れた
「流れる」と星が共起する場合は、星が空中を移動しているときであり、地上に到達するときは「落ちる」を用いる。そのため「流れる」は「夜空(を)」とは共起するが「地上(に)」とは共起しない。一方、「星が落ちる」は、星が落下している最中の描写にはあまり使用されず、地上に到達する(した)ことを表すことが多い。そのため「落ちる」は「夜空(を)」とは共起することはあまりなく「地上(に)」と共起することが多い。
類義語・反義語
類義語(流れ星が)飛ぶ、落ちる
反義語


4.もの・体内からの放出自動詞中級★★
表記流れる
ものや体の中にあった液体が放出される。
文型
<液体>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
「どうしたの?頭から血が流れてるよ」「本当?さっきぶつけたときかな」
「外は暑そうだね~」「うん、あの人、額からあんなに汗が流れているよ」
母からの手紙を読んで、涙が流れました
お年寄りの口元から頻繁によだれが流れるようになったら、病気を疑ったほうがよいかもしれません。
食品によっては、冷凍するとうま味が流れて、ぱさぱさになってしまうものがあります。
コロケーション
<液体>が
① 涙:涙、悔し涙、うれし涙
② 汗:汗、脂汗、汗水
③ 血:血、鼻血
④ その他:鼻水、唾液、よだれ、うま味
<場所>に[を]
① 涙:頬(を)
② 汗:額(ひたい)(に[を])
<もの・体>から
頭、額、口元、食品
<心理状態>
涙:思わず、自然と
解説
この語義は、ものや体の中にあった液体が外に放出されることを表す。
「血が流れる」は、例文1の意味のほかに、戦って傷ついたり、死んだりするという慣用的意味もあり、この慣用的意味の場合は、「非進行(完了)」の使い方もある。
 この国では、現在まで、反政府運動に参加した1,000人以上の市民の血が流れている


5.人やものの停滞のない進行・循環自動詞中級★★
表記流れる
人やものが停滞したり淀んだりすることなく進行・循環する。
文型
<人・もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
夜中に寝ていたら、ファックスが流れてきた
街角の大画面に「広島カープリーグ優勝!」というテロップが流れた
ターンテーブルから機内に預けた荷物が流れてきた
今朝は、県内の高速道路、一般道ともに渋滞もなくスムーズに流れています
胃は、食物が流れてきたときに膨らみ、腸に送られた後は元の大きさに戻るそうです。
「テールランプが流れていくのきれいね」
コロケーション
<人・もの>が
① もの:(手)荷物、皿、箱、寿し、不良品、食物
② 交通:車、人、車の流れ、車の列、交通、乗客、通行人
③ 流れる場所:(本)線、道路
④ その他:荷物、テロップ、字幕
<様態>
スムーズに、うまく、円滑に


6.雰囲気・気配・流行・風潮自動詞中級★★
表記流れる
ある雰囲気や気配がその場に満ちていたり、一時的な流行や風潮が社会に生じたりする。
文型
<雰囲気・気配・流行・風潮>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
お寺の門をくぐると、外とは別世界の静寂が流れていた
やはりこの問題は私たちだけでは解決できない。そんな沈痛なムードが流れました
久しぶりに家族全員がそろい、茶の間にはくつろいだ雰囲気が流れていた
毎日通る通勤路にも、どことなく秋の気配が流れている
ファッションの世界では、トレンドは周期的に流れると言われます。
最近はプロセスを重視せず、結果ばかり求める風潮が流れているような気がします。
コロケーション
<雰囲気・気配・流行・風潮>が
① 雰囲気・気配:(重苦しい)雰囲気、模様、ムード、静寂、空間
② 流行・風潮:トレンド、ストリーム、はやりすたり、趨勢、風潮


7.音・音楽・映像の演奏・上映・伝達自動詞中級★★
表記流れる
音・音楽・映像が演奏・上映されたり、伝達されたりする。
文型
<音・音楽・映像>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
窓を開けると鳥の声が流れてきて、さわやかな朝を迎えることができた。
このレストランでは、いつもピアノの生演奏が流れている
この子供クリニックの待合室には、いつも動物の映像が流れている
夜の列車は乗客も少なく、線路上を軋む車輪の音だけが車内に流れていた
船内に非常警報が流れたら、救命胴衣を着用し、指定の場所に集まってください。
私のスマホは、呼び出しに出られないときはメッセージが流れるように設定してある。
コロケーション
<音・音楽・映像>が
① 音:音、音声、雑音、サイレン、(緊急、非常、地震)警報
② 声:アナウンス、肉声、鳴き声
③ 音楽:音楽、(楽)曲、BGM、メロディー、歌
④ 音楽のジャンル:ジャズ、ロック、校歌
⑤ 媒体:CD、レコード、(カセット)テープ、カラオケ
⑥ 映像:映像、ビデオ
⑦ その他:音源、音量
<場所>に
~内(例:店内、船内、車内)、~室(例:待合室)、レストラン、バック
非共起例
<音・音楽・映像>が
 窓の外から鳥の声が流れてきた
 かごの中の鳥の声が流れてきた
 隣の部屋の窓の閉まる音が流れてきた
 山のほうから、ピストルの音が流れてきた
自然の音や生の音楽が聞こえることを表す場合は次のようなときに限られる。(1)音源までの距離が遠い音が聞こえるとき。または、(2)ある程度の長さで継続している音が聞こえるとき。
解説
この語義は、音・音楽・映像が発生・演奏・上映され、伝えられることを表す。この語義は、音声や映像が発生・演奏・上映されている場でのみ視聴可能な場合であり、マスコミ(語義32)やインターネット(語義33)などの媒体を用いて遠隔地や複数の場所で視聴可能な場合と異なる。
音声の場合、音響機器を用いて伝達される場合が多いが、音声が発生する場所から聞く人までの距離があり、ある程度継続して音声が生じている場合には、音響機器を使用しない場合も使用可能である(例文1,2,3)。対応する他動詞「流す」の語義6では、音響機器が用いられた場合しか使用することができない。
類義語・反義語
類義語聞こえる
反義語


8.エネルギーの伝導自動詞中級★★
表記流れる
電気・波・光などのエネルギーが伝わる。
文型
<電気・波・光>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ここに電気が流れるとブザーが鳴ります。
この非常ボタンを押すと、本社および近くを走っている電車に信号が流れ、異常が起こったことが即時に伝わります。
このマルチ変換プラグアダプターでは、何ボルトの電圧が流れているか、ランプの色でわかります。
雲の切れ間から陽ざしが流れ、辺りの雪景色が輝きはじめた。
個体の内部で、熱が高い部分から低い部分へと流れることを熱伝導と言います。
放送だけでなく、携帯電話、タクシー、アマチュア無線など、私たちの周りには様々な周波数の電波が流れています
stairsこんなところにも電気って流れてるんだね。
コロケーション
<電気・波・光>が
① 電気:電流、電気、電力、交流、直流、電圧、信号
② 波:(高)周波、波動、電磁波
③ 光:光、ライト、陽ざし
<場所>に
電線、(電子)回路、コイル、モーター、ケーブル、導線
<発する場所>から
(高い)部分、~の切れ間
<受ける場所>に[へ(と)]
(低い)部分、電車
<様態>
正常に、急速に
類義語・反義語
類義語(電気)通る、(波)飛ぶ
反義語


9.もの・付着物の除去自動詞中級★★
表記流れる
もの、もしくは付着物が液体によって除去される。
文型
<もの・付着物>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
「また新しい食器洗剤、試してるの?」「うん、これ、いいよ。泡がさっと流れるところが気持ちいいね」
「あ~あ、朝、日焼け止め、塗ったんだけどな~」「こんなに暑いと汗で流れて、結局日焼けしちゃうよね」
カーコーティングをすれば、汚れが雨で流れてくれるので、雨の後も愛車がきれいです。
この万年筆のインクは、一度乾くと水に流れないという性質を持っている。
朝から泣きっぱなしで、すっかり化粧が流れてしまった
洗濯をしたら、ポロシャツの赤が流れて、一緒に洗ったものがピンクになった。
コロケーション
<もの・付着物>が
① 物:ごみ、汚物、廃物
② 不要な付着物:泡、汚れ
③ 有害な付着物:汚染
④ その他:化粧、インク、赤
<道具>で
水、汗、雨、シャワー
<様態・結果>
さっと、すっかり
<原因>に
水、雨
誤用解説
(1) ×樹齢100年の桜の木がきのうの大雨で流れてしまった。
(2) ○まいたばかりの種がきのうの大雨で流れてしまった。
(3) ○樹齢100年の桜の木がきのうの大雨で流されてしまった。
「流れる」はものの表面や浅いところに付着しているものが液体(雨,水,汗など)によって除去されることを表す。地面の深いところに根付いている樹木などが雨などで被害を受けた場合は「流す」の受身形「流される」を使う。
類義語・反義語
類義語落ちる
反義語


10.流水や土砂の動きによる移動・喪失自動詞中級★★
表記流れる
流水や土砂の動きによって人やものが移動させられたり、失われたりする。
文型
<人・もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
「どうしよう。手を洗っている最中に、指輪が流れちゃったみたいで」「今、排水管のパイプを外してみます」
もう少し、上から土をかけたほうがいいよ。水をやった時に種が流れてしまうことがあるから。
津波によって、私が育った町はすべて流れてしまった。***
実家が大雨で流れているのをニュースで見たときは、本当のこととは信じられなかった。
この台風で多くの船が沖に流れてしまい、重油などの流出が心配されている。
「見て、あの家!2階がつぶれてるよ!」「裏山が崩れて、その土砂で流れてきた岩が2階を直撃したようだね」
コロケーション
<人・もの>が
① 携行品:コンタクト(レンズ)、指輪、携帯電話、スマホ
② 建物:家、自宅、店[店舗、工場、会社]
③ 人:人、家族
④ その他:全て、車、船、種
<場所>に
排水管、排水溝、沖
<大量の水>で[によって]
(大)雨、津波、洪水、土石流、高潮
解説
この語義は、(流れる人やものに比べて大量の)水や土砂の動きによって、不注意や不可抗力で人やものが移動したり、失われたりすることを表す。


11.予定・計画のキャンセル自動詞中級★★
表記流れる
イベントなどの予定や計画が実施されないことになる。
文型
<予定・計画>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
楽しみにしていた試合が雨で流れてしまった
主人の両親と同居する話が流れてほっとした。
子供スキー大会は、昨年雪不足で流れているから、今年は絶対に実施したい。
契約の直前になって家族に反対されて、マイホームの計画が流れてしまった
予算不足で、映画の企画が流れそうだ
「何かいいことあった?」「実は昨日、午後の予定が流れたんで、時間つぶしで入った本屋で偶然昔の友達に会ったんだ」
stairsもし、今週も流れたら、来週?
コロケーション
<予定・計画>が
予定、企画、話、試合、撮影、契約
<原因・理由>で
雨、大雪、~不足(例:雪、予算)
類義語・反義語
類義語中止になる、キャンセルされる
反義語


12.流産自動詞中級★★
表記流れる
女性が流産する。
文型
<子ども>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
流産とは、赤ちゃんが子宮外に流れてしまうことを言います。
女性は、妊娠したときに胎児が流れないように寒さに敏感にできているという説がある。
コロケーション
<子ども>が
赤ちゃん、胎児


13.大量の水や土砂の斜面の移動自動詞中級★★
表記流れる
大量の水や土砂などが斜面を移動する。
文型
<大量の水・土砂など>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
この辺の山は、植林もされておらず、ちょっとの雨でも土石流が流れる危険な山だ。
この辺は地盤が緩く、大雨が降るたびに、砂利や土が流れてくる
春山登山をしていたら、すごい音と同時に雪が流れてきた
この山は度重なる大雨で表土が流れているので、保水力はあまりない。
ここは、阿蘇山から流れてきた溶岩が作った台地です。
コロケーション
<大量の水・土砂など>が
水、雪、土砂、土、砂利、土石流、表土、溶岩
解説
この語義は、自然災害で大量の水や土砂などが斜面を移動することを表す。語義1は液体・気体など流体のものが重力や高低差、圧力差などにより比較的緩やかに移動するのに対し、この語義では自然災害により大量の水や土砂・雪などの個体が斜面に沿ってかなりのスピードで移動することを表す。また語義10では、人やものが水や土砂の動きによって移動することを述べるのに対し、この語義では水や土砂そのものが移動することを述べる。


14.一部固定の動き自動詞上級
表記流れる
ものの一部が固定され、可動部分の動きが水や空気の動きに任される。
文型
<もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
山の斜面ではススキの穂が風に流れ、銀色に輝く姿がとても美しい。
グリーンの芝目が左から右に流れていることに注意してコースを考えたほうがいい。
ウキがどんどん流れていくような釣り場では、タモ網は潮下から入れると楽に魚が入ります。
インジケーターはフライを沈めて釣るときに、どの辺りをフライが流れているのかを知るための目印となります
急に吹いた風で前髪が流れ、それまで隠れていた彼の目が見えた。
stairs今日は風があるからこいのぼりがよく流れてるわね。
コロケーション
<もの>が
① 釣りの道具:仕掛け、フライ、餌、ルアー
② その他:ススキの穂、芝目、前髪
<場所>を
① 水中:中層、底
② その他:~付近(例:あご付近)
<原因>で[に]
風、潮
解説
この語義は、ものの一部が固定され、ものの動きが水や空気の動きに任されることを表す。
例えば、釣り道具の例では釣り糸などで竿などの片方が固定されているが、道具そのものは波の動きに任されている。また例5の髪の例は、髪の毛の片方は頭に固定されているが、髪は動きを風に任せている。


15.軌跡・余韻自動詞上級
表記流れる
(視覚的な)軌跡や(音声の)余韻が残る。
文型
<もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
日本語の「~があったらいいなア」という、語尾が流れる感じを英語で表現するには、仮定法を使うしかないだろう。
お子さんの動きに合わせてカメラを動かしながらシャッターを押すと、お子さんにピントが合った上で、背景が流れる動きのある写真になります。
夜になると、木造の車内に橙色の電球が明るく灯り、車窓には鵜飼いの火が流れていたのが印象深い。
通過する駅の明かりが流れるのをぼんやりと見ながら、様々なことを考えた。
車のヘッドライトを取った写真は、光の軌跡が中途半端に流れたものになってしまった。
コロケーション
<もの>が
① 軌跡:背景、明かり、火、軌跡
② 余韻(音声)、語尾
③ その他:蛍
<方向>に
後ろ
解説
この語義は、実際に何かが移動するのではなく、耳に音声の余韻が残っていたり、ものが動いたあとの軌跡や残像が視覚的に残っていたりすることを表す。


16.プロセスの順調な進行自動詞上級
表記流れる
業務やイベントなどのプロセスが滞りなく進行する。
文型
<こと>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
社内の業務がスムーズに流れるには、普段のコミュニケーションが欠かせません。昔に比べてIT化の進歩によりものすごいスピードで仕事が流れていきます
イベントがスムーズに流れていくのが面白くて、司会の仕事はやめられません。
パソコンは起動してなくても、夜間に自動的にバックアップ処理が流れるように設定しておきましょう。
ファシリテーターは、セッションが速やかに流れるよう進行しなければなりません。
どうすればスムーズに現場が流れるかを常に考え、日々の調整に取り組んでいます。
彼女の作品は物語がすらすらと流れていき読みやすいが、深みがない。
stairsでは、到着後の入国手続きの流れをご説明いたします。
コロケーション
<こと>が
仕事、注文、業務、イベント、物語
<様態>
スムーズに、順調に、自動的に、すらすらと、自然に、速やかに、緩やかに
解説
この語義は、作業やイベントのプロセスが滞りなく進むことを表す。語義5は人やものが進行・循環するなど物理的に移動することを表すのに対し、この語義は作業やイベントなどのプロセスが時間的に停滞することなく進められていくことを表す点が異なる。
類義語・反義語
類義語進む
反義語


17.お金・商品の流通自動詞上級
表記流れる
商品や物資が市場や社会に流通する。
文型
<お金・商品>が<人・場所>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
日本の金利は低いので、資金が海外に流れる可能性がある。
この地域の商品が円滑に都市部に流れるよう流通ルートを早く確立しよう。
新しい産業で得られた富が限られた人にだけ流れるのでは、格差が広がる一方だ。
近年、大量のマネーが不動産市場に流れて、ちょっとしたバブルになっている。
中国製品は世界に輸出されているが、各国の製品も中国という巨大市場に流れている
既に汚染米が全国に流れている以上、健康被害が出ても不思議ではない。
コロケーション
<お金・商品>が
① お金:資金、(投機)マネー、資本、富
② もの:商品、製品
<人・場所>に
① 人:(限られた、一部の)人、富裕層
② 場所:海外、市場、都市(部)、全国
<場所>から
市場、(会社名)
<様態>
円滑に
類義語・反義語
類義語行く
反義語


18.物資の横流し・転売自動詞上級
表記流れる
物資や商品などが本来行くべき場所と異なるところに密かに渡る。
文型
<もの>が<人・組織>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
金券市場に大量のチケットが流れたために、チケット価格の大暴落が発生した。
天下りの公務員に多額の血税が流れていくのは、納得がいかない。
僕が彼女にあげたJリーグのチケットが、どうして部長に流れたのだろうか。
検察は、某政治家へ裏金が流れた証拠を握るため、執拗にゼネコンを捜査した。
警察は、地下組織に大量の拳銃が流れたことを確認すると、密売ルートを一網打尽にした。
この事件では、多くの政治家に未公開株の情報が流れていたが、情報源の特定が難しかった。
コロケーション
<もの>が
コメ、武器、麻薬、チケット、裏金、資金、情報
<人・組織>に
① 人:業者、政治家、公務員
② 組織:市場、地下組織


19.質草の権利喪失自動詞上級
表記流れる
質に入れた品物の所有権がなくなる。
文型
<質草>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
質屋は期限内に返済を行わなかった場合、質草が流れてしまうシステムだ。
利子が払えなかったので、質草に出した時計が流れてしまった
車融資は、返済が滞った場合には、即日車が流れてしまうそうだ。
コロケーション
<質草>が
質、質草、時計、車


20.本来の経路からの逸脱自動詞上級
表記流れる
ものが本来の(当初予想された)経路などから外れて動く。
文型
<もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
私が放った矢は風に流れてしまい、獲物を逃してしまった。
「昨日、この辺で流れ弾で人が亡くなったって本当?」「うん。警官が撃った弾が流れて通行人に当たったらしいよ」
石川選手が打った球はうまくライト方向に流れ、ラッキーなヒットとなった。
フォアハンドを打つ時に体のバランスが崩れると、打球がクロスへと流れてしまうことがあります。
山田プロが打ったボールは右に流れてバンカーにつかまった。
これは西田名人が晩年に書いた書だが、事故の後遺症か一部筆が流れてしまっている
コロケーション
<もの>が
① 銃器・弾:鉄砲、弾、拳銃
② その他:矢、ボール、打球、筆
<方向>に[へ](向かって)
クロス、~のほう(例:バンカーのほう)、~方向(例:ライト方向)
解説
この語義は、人によって動かされたものが自然の力や動きの勢いによって、動き始めに想定・予想される方向や経路から外れて動くことを表す。この語義では、空中を飛ぶもの(例1~4)と地面や紙の上を移動するもの(例5~6)があり、風、傾き、ものの勢いによって本来の進むと予想された経路とは外れることを表す。


21.状況による選択の変化自動詞中級★★
表記流れる
状況の変化に応じて人や人の行動の向かう方向・選択が変わる。
文型
<人・人の行動>が<従来と異なる方向・選択>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
駅の南側に新しいビルができたら、客がそちらに流れてしまった
上司の一言で会議の内容が一方に流れてしまうことがよくある。
今度の選挙では、無党派層の票は野党に流れたようだ
近年は不適正でも安く処理を請け負う業者に顧客が流れる傾向があり、良心的な業者が影響を受けている。
「最近、教育学部に入っても教員にならない人もいるんだってね」「就職率がいいから、結構、企業や公務員に流れているらしいよ」
近年、世論が禁煙の方向に流れつつあるので、喫煙できる場所が減っている。
コロケーション
<人・人の行動>が
① 人:人、客、人材、ユーザ、観客
② 感情:感情
③ その他:票、意見、考え、議論
<従来と異なる方向・選択>に
新しい~、野党、業者、~の方向に
類義語・反義語
類義語行く
反義語


22.望ましくない態度・考えへの変化自動詞上級
表記流れる
人の態度や考えが望ましくない方向に変わる。
文型
<人>が<望ましくない態度・考え>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
嫌なこと、面倒なことを避け、安易に流れていては、目標は達成できません。
社会が安定すると、無気力なことなかれ主義に流れる人が増えるのかもしれない。
毎日同じ仕事をしていると、機械的になったり、惰性に流れたりする恐れがあります。
欲に駆られた生き方も、無気力で怠惰に流れた生き方も、尊敬できる生き方とは言えない。
「あ~あ、せめて子どもたちだけは昔と変わらず、無垢(むく)で純粋でいてほしいよね~」「それは無理!こんなに社会が娯楽志向、消費志向に流れる中で、子どもたちだけは昔と同じってわけにはいかないよ」
当時の王族の生活は華美に流れ、国家財政の悪化を招くことになった。
stairsえー、母さんはみんながいないとすぐ楽なほうにながれるんだから。
コロケーション
<望ましくない態度・考え>に
安易、~主義(例:ことなかれ、快楽、唯物)、~さ(例:便利さ、面白さ)、~志向(例:娯楽、消費)惰性、怠惰、華美
非共起例
<望ましくない態度・考え>に
 ことなかれ主義に流れる
 非行[犯罪・悪事]に流れる
 悪だくみ[略・謀略]に流れる
この語義では、望ましくない「態度や考え」と共起するが、「非行・犯罪」といった具体的な行為や「悪だくみ」のような具体的な悪事の計画などとは共起しない。
解説
この語義では、人の態度や考えが望ましくない方向に変わることを表す。この変化は、本人が意識して積極的に変えるものではなく、無自覚・無気力のまま、望ましくない方向に向かって変わるという意味を表している。
類義語・反義語
類義語なる
反義語


23.流浪・彷徨自動詞上級
表記流れる
人がそれまでいた場所にいられなくなって場所を移動する。
文型
<人>が<場所>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
彼は借金取りに追われ、この町まで流れてきた
危険を承知で国境を越えて多くの難民が流れてきた
この地は、アジアの古代王国が滅亡したときに流れてきた王の遺臣が作った町だという伝説があります。
このスラム街は、隣町のスラム街からあふれた人々が流れてきたのが始まりと言われている。
この河原は、江戸時代、飢饉のときには多くの流民が流れてきて亡くなったところだと言い伝えられている。
爆撃を受けた町から、避難民が国境の町に流れてきた
コロケーション
<人>が
人々、難民、避難民、流民、遺臣
<場所>に
町、スラム街
<場所>から
町、隣国
非共起例
<場所>に
 借金取りに終われ、遠くの町に流れてきた
 借金取りに終われ、親戚の住む町に流れてきた
移動先の場所は、出発当初から目指して向かう地ではなく、さまよった後にたどり着いた場所であることが多い。
解説
この語義は、人がそれまでにいた場所にいられなくなって場所を移動することを表す。移動先の場所は出発当初から目指して向かう地ではなく、さまよった後にたどり着いた場所であることが多い。
類義語・反義語
類義語さまよう、逃げる
反義語


24.位置のずれ・型崩れ自動詞上級
表記流れる
動作をする(した)ときに体のバランスがずれたり、ものの型が崩れたりする。
文型
<体・もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
「お好み焼きを焼くときのホットプレートの温度は大切ですか?」「ええ、温度が高すぎると生地がすぐに固まって厚くなり、低すぎると流れてしまいます
(剣道の)面打ちの際に身体が前方に流れたままになると、竹刀(しない)が面に当たっても有効打突(ゆうこうだとつ)にならない場合があります。
スノーボードの初心者は、うまく曲がれたとしても、後ろ足に乗ったままになってしまい、今度は後ろ足が下方向へ流れて逆向きに滑る状態になってしまうことが多いです。
(バドミントンの)ドリブンクリアーのフォロースルーは、体の軸を中心とした回転を使って腕が自分の左サイドに流れるようにします。
靴底の外側が減りやすいのは、体重を前にかけておらず、歩行時に外側に体重が流れているからです。
コロケーション
<体・もの>が
① 体:身体、腕、足、左肩、ひじ
② もの:生地
③ その他:体重、重心
<方向>へ[に]
前方、後方、~方向(例:下)、~サイド(例:左)、~側(例:外)
解説
この語義は、動作をする(した)ときの体のバランスが本来のものとずれたり、ものの型が本来あるべき型から崩れたりすることを表す。本来取るべき型、止まるべき動き、バランスなどが、それを支えるだけの粘性や安定性に欠け、重力や勢いで動いてしまうことを言う。


25.視線の移動自動詞上級
表記流れる
視線が移動する。
文型
<視線>が<視線の先>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
多くの言語で、文字を読むとき、左から右に視線が流れるので、左上に書くと注目されやすい。
テキストに沿って自然に目線が流れるようにすべての字間スペースが等幅に見えるようにすることをカーニングと言います。
読み手の視線は横書きであれば左上から右下へ、縦書きであれば右上から左下へと流れます
コロケーション
<視線>が
視線、目線、目、眼差し
<視線の先>に
(左から)右、(上から)下
<様態>
自然に
類義語・反義語
類義語行く、移る
反義語


26.一定方向への動き自動詞上級
表記流れる
線状のものが一定方向に向かって移動しているように見える。
文型
<もの>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
あのモデルさんが歩くと、自慢の黒髪がさらりと流れ、そのたびに揺れて美しい。
皮膚の下には血管とリンパ管が流れています
日本語には縦書きと横書きがあり、縦書きのときは、文は上から下、そして右から左へと流れていきます
新型の車体は、天井から後部に流れるラインがすばらしい。
私は、生まれて初めて天の川が夜空にとうとうと流れているのを見た。
天井の木目は、左から右へと「へ」の字のように山型に流れています
コロケーション
<もの>が
(黒)髪、ライン、血管、リンパ管、天の川、木目
<様態>
髪:さらりと、さらさらと、はらりと
<方向>から
上、右、左、天井
<方向>に[へと]
下、左、右、後部
解説
この語義は、長いものや流線形のものが実際は動いていないが、一定方向に移動しているように見えることを表す。例えば、例1「黒髪」、例2「血管」、例3「文」、例5「天の川」のように長いものは、その形状を追う視線の動き、もしくはものが動く軌道のように見える様子を、例4の流線形や例6の「への字のような木目」は突起部分を先頭に開放部分を軌跡のように移動しているように見える様子を描写している。


27.感覚・記憶・心象の出現自動詞上級
表記流れる
人に感覚・心象が出現し、体の中を移動する。
文型
<感覚・心象>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
正座していた足がしびれ、冷たい感触が足に沿って流れ、そして引いていく。
傷口から流れた血が腕を伝い、生温かい感触が流れていった
私は彼の話を聞いて、冷たい戦慄が背筋に流れるのを感じた。
その写真を見るたびに、僕の頭の中には沢山の思い出の残像が流れていった
このワインは、まず甘みと苦みが喉へと流れ、最後に甘酸っぱさが感じられます。
彼の話を聞いて、ふと子供の頃に見たアニメの映像が頭の中に流れた
コロケーション
<感覚・心象>が
感触、戦慄、残像、甘み、苦み、映像、回想、妄想
<体(の部分)>に
足、背筋、頭の中、喉、体
類義語・反義語
類義語感じられる
反義語


28.背景・底流自動詞中級★★
表記流れる
思想や感情が背景や底流に継続して存在する。
文型
<思想・感情>が<背景・根底>に流れている
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
彼の小説の背景には、仏教の思想が流れている
あの政治家の言動の裏には、常に女性に対する差別意識が流れていると思う。
彼の考え方の根底には、子供の貧困はなくさなければいけないという強い信念が流れている
「ノー」と言えない人は、みんなに好かれたいという願望が心の底にいつも流れていると思われます。
彼も私と同じ交通事故の被害者なのだから、同じ感情が心の底に流れているはずだと思う。
本書には、病にある子供たちに詩を作ることで病気に打ち勝ってほしいという作者の強い思いが流れています
コロケーション
<思想など>が
思想、精神、意識、~感、気持ち、試行、心、考え方、思い、感覚、ストーリー、概念、理念、哲学、~主義、~教
<背景・根底>に
根底、底、底流、背景、背後、裏
<様態>
常に、いつも
解説
この語義は、思想や感情などが背景や底流など表面には見えないところに継続して存在していることを表す。動詞は「流れている」という形で用いられる。
類義語・反義語
類義語ある
反義語


29.遺伝・伝承自動詞中級★★
表記流れる
遺伝的な資質や思想・精神が時を経ても受け継がれる。
文型
<受け継がれるもの>が流れている
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
あの留学生には、王族の血が流れているそうだ。
彼の作品を見ると、有名な画家だった父親のDNAが流れているのがよくわかる。
我々剣士には、武士の魂が流れている
四国の人々には、お遍路さんをもてなす伝統が脈々と流れている
当学園の教育には、設立時から自主自立の精神が脈々と流れています
我が社には創業以来、チャレンジする人をサポートしようという考えが脈々と流れています
コロケーション
<受け継がれるもの>が
① 遺伝:血、遺伝子、DNA、血筋
② 伝承:精神、思い、考え、魂、スピリット、伝統、文化
<様態>
脈々と
解説
この語義は、遺伝的な資質や思想・精神が時を経ても受け継がれることを表す。動詞は、「流れている」の形が用いられる。
類義語・反義語
類義語受け継がれる、引き継がれる、継承される
反義語


30.時間の経過自動詞中級★★
表記流れる
時間がたつ。
文型
<時間>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
何もしていないのに、どんどん時間が流れてしまって、夏休みももう終盤だ。
合コンだというのに誰も何も話さないので、気まずい時間が流れている
財産だけが目当ての結婚でも、最初のうちは楽しい日々が流れるかもしれない。
世界の歴史は六千年、この地球上に脈々と流れてきました
秋、冬と季節が流れるうちに、彼のことを思い出すことも少なくなってきました。
気がつくと、戦争が終わってからもう70年以上の月日が流れている
stairs時間はみんなに平等に流れているんだものね。
コロケーション
<時間>が
時間、月日、歳月、時、年月、時代、歴史、生活、人生、日常、季節
<様態>
どんどん、脈々と
類義語・反義語
類義語過ぎる
反義語


31.情報の拡散・推測やイメージの広がり自動詞中級★★
表記流れる
情報や推測、イメージなどが広く不特定の人々に広まる。
文型
<情報・推測など>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
バナナがダイエットにいいという説が流れていましたが、これは本当かどうかわかりません。
開国時に日本文化がヨーロッパに流れ、浮世絵が印象派の絵画に影響を与えた話は有名だ。
多くの情報が洪水のように流れてきても自分に必要なものはわずかである。
私の高校では、夜中に音楽室のピアノを弾くと願いが叶うという逸話が生徒の間に流れている
その歌手の突然の引退の理由については、さまざまな憶測が流れた
首相は、今年秋にも国会を解散するのではないかとの観測が流れている
stairs実は、社内で、山本先輩が寿退社するって噂が流れてて……。
コロケーション
<情報・推測>が
① 情報:情報、訃報、文化
② 推測:憶測、観測、認識、見方
③ その他:イメージ、逸話
<場所・人>に
① 場所:(全)世界(中)、ヨーロッパ、~半島(例:朝鮮)、業界
② 人:関係者、~の間(例:生徒)
解説
この語義は、情報や推測やイメージなどが広く不特定の人々に広まることを表す。この語義は、特定の誰かが不特定多数に流すのではなく、情報や憶測などが口コミなどで広まることを表す。
類義語・反義語
類義語広まる
反義語


32.マスコミによる情報の拡散自動詞中級★★
表記流れる
マスコミによって不特定多数に情報が拡散される。
文型
<情報>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ドラマを見ていたら、選挙の開票速報が流れた
今日は朝からどのチャンネルでも台風のニュースが流れている
大地震の状況は世界中に流れ、各地の人々が強いショックを受けた。
深夜のラジオからこの歌が流れてきたのを聞いて、一度でこの歌が好きになってしまった。
世界中にB国の大統領が暗殺されたという報道が流れたのは、昨日の夜中のことだった。
このCMは随分前から流れているので、知らない人はいないだろう。
コロケーション
<情報>が
映像、番組、速報、コメント、放送、CM(コマーシャル、広告)、ビデオ、報道、映画、テロップ、コンテンツ
<媒体>から[で]
テレビ、ラジオ
<場所>に
世界(中)、全国
<頻度>
頻繁に
類義語・反義語
類義語報道される、(ニュース)伝えられる
反義語


33.webによる情報の拡散自動詞中級★★
表記流れる
インターネットによって情報が拡散される。
文型
<情報>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
学校からインフルエンザ流行のため、今日は休校になるというメールが流れた
ネットで流れたニュースが、テレビ番組でも取り上げられている。
マイページを開いたら、私がフォローしている有名人の呟きが次々と流れてきた
消費税増税が決まった翌日、ネット上にはさまざまな書き込みが流れた
このニュースは、もうネットに広く流れている
コロケーション
<情報>が
呟き、ニュース、メール、書き込み
<媒体>に[で]
ネット(上)、ツイッター、SNS、フェイスブック
<様態>
広く、次々と


34.悪い情報の拡散自動詞上級
表記流れる
マイナスの情報が第三者に伝えられる。
文型
<マイナスの情報>が流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
B社の経営状況について虚偽の噂が流れて、マーケットの信用が失われてしまった。
彼女は、ネット上に流れていた不倫スキャンダルは、事実ではないと否定した。
A社が吸収合併されるというデマがマーケットに流れたために、A社の株価が急落した。
「あれ、キャスターが変わったね」「うん、前の人は学歴を詐称しているっていう怪文書が流れて、降板させられたみたいだよ」
T社は、反社会的勢力と繋がりがあるという風評が流れ、売り上げが一気に落ち込んだ。
彼の悪評は既に業界内に広く流れているから、仕事の声がかかることもないだろう。
コロケーション
<マイナスの情報>が
① 虚構:嘘、デマ、風評
② 非難・(誹謗)中傷:中傷、悪評
③ 不利益な情報:スキャンダル、ゴシップ
④ その他:噂、流言飛語、怪文書
<場所>に
マーケット、ネット(上)、業界(内)
<様態>
まことしやかに、広く
解説
この語義は、マイナスの情報が第三者に伝えられることを表す。この語義では、伝えるメディア・方法は問わないが、特定の一人に情報が伝わるのではなく、ある程度の人数、もしくは不特定多数に(多くの場合、情報源が特定されずに)情報が広がることを表す。
類義語・反義語
類義語広まる、伝わる
反義語


35.秘密の漏えい自動詞上級
表記流れる
秘密にしている知識や情報などが隠しておくべき人や組織に漏らされる。
文型
<秘匿情報>が<人・組織・場所>に流れる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
我が社が長年培ってきた製造のノウハウが他社に流れるのではないかと心配している。
こんな重大な国家機密が他国に流れたら、わが国には大きなダメージだ。
このデータは既に外部に流れているようだ。
ここ数年、わが社の最新技術が海外に流れているのは、産業スパイのせいと考えられる。
今回の事件は、裁判の証言人のリストが麻薬組織側に流れたことから始まった。
S国陸軍の情報部は、新型ロケットの設計図が既にA国に流れているという情報をつかんだ。
コロケーション
<秘匿事項>が
データ、資料、技術、コピー、履歴、機密、暗号、ノウハウ
<人・組織・場所>に
外部、人、企業、(同業)他社、~国
<様態>
密かに
解説
この語義は、秘密にしている知識や情報などが隠しておくべき人や組織に漏らされることを表す。漏れた原因は、意図的な場合も、事故などによる場合もある。
類義語・反義語
類義語漏れる
反義語


流れるの全体解説 各語義の解説をご覧ください。
























▶全例文を聞く
<液体・気体>が
夏の日には、天井のない家の中は各階の窓や煙出しから入るが自由自在に流れ、涼しいだろうと想像できる。
(秋野沙夜子著 『熟年夫婦の味わい』, 2004, 049)
<方向>に
市街中央をテムズ川が東西に流れ、見どころの大半は左岸(北側)にある。
(小林克己著 『ヨーロッパ2000円の宿』, 2004, 689)
<場所>に
に血が流れていて、車内で殺されたことはまちがいない。
(有栖川有栖著 『虹果て村の秘密』, 2003, 913)
<もの>が
花の葉っぱが川を流れているのを見ていたら、なんだか寂しくなった。
(坂東義教著 『坂東先生の教育講座』, 1980, 379)
<場所>から
でも、川をせき止めてダムを作れば、ダムの上流から流れてくる土砂も同じようにダムでせき止められる。
(武田邦彦著 『二つの環境』, 2002, 519)
<場所>を
彼女は砲弾の音が聞こえる橋の上に立って、水膨れになった死体が水面を流れていくのを眺めている。
(シドニィ・シェルダン著;木下望訳 『氷の淑女』, 1997, 933)
<流星>が
時おり、夜空を横切ってが流れた。
(辻邦生著 『時の扉』, 1986, 913)
<液体>が
やや強い口調を福島が投げかけると、彼女のつむった目からがスーッと一筋流れた。
(草川隆著 『二階建<ひかり>号の殺人』, 1990, 913)
<場所>に[を]
顔が赤くなり膨張し、冷たい汗が背筋をたらりと流れた。
(森瑶子著 『あなたに電話』, 1989, 913)
<もの・体>から
胸は血で覆われ、からも血が流れていた。
(ディーン・R.クーンツ著;宮脇孝雄訳 『ストレンジャーズ』, 1991, 933)
<人・もの>が
こういう会場では、が一方向へ流れないのは言うまでもない。
(赤川次郎著 『三毛猫ホームズのびっくり箱』, 1984, 913)
<様態>
車がスムーズに流れることは、ノックスやDSPMを減らすうえでひじょうに大事なことだ。
(前田和甫著 『沿道汚染』, 1993, 519)
<雰囲気・気配・流行・風潮>が
約五〇〇人の聴衆は静まりかえり、講堂には重苦しい空気が流れた。
(毎日新聞旧石器遺跡取材班著 『旧石器発掘捏造のすべて』, 2002, 210)
<音・音楽・映像>が
最初の公演が始まった午後0時半から約5分後に音声が消え、中止のアナウンスが流れた。
(Yahoo!ブログ, 2008, テーマパーク)
<場所>に
会場には「きよしこの夜」のオルゴール音楽が流れ、荘厳な雰囲気になる。
(加藤辰雄,浅井隆雄著 『学校を飾る・彩る』, 1998, 374)
<電気・波・光>が
これは大人も子どもも共通して起こることですが、われわれの脳は使えば使うほど、同じ場所にたくさんの信号が流れます。
(川島隆太著 『子どもを賢くする脳の鍛え方』, 2003, 370)
<場所>に
突然、北側の窓が光り輝き、室内に白い光が流れました。
(黒川万千代著 『鳩の使いの旅』, 1988, 369)
<発する場所>から
電気の通り道ができると,かん電池の+極からモーターを通って−極に電気が流れ,モーターが回る。
(新編 新しい理科 4上, 2006, 小)
<受ける場所>に[へ(と)]
しかし,この機関では,異なった温度の物体が接触して熱が高温の物体から低温の物体へ流れてしまうといった,熱エネルギーの無駄はまったく含まれない.
(関一彦著 『物理化学』, 1997, 431)
<もの・付着物>が
すすいじゃうと、せっかくの柔軟剤が流れていってしまいます。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 家事、住宅)
<道具>で
で流れてしまった首筋の対紫外線コートジェルを塗り直しながら、恨めしげに毒づく。
(吉田直著 『トリニティ・ブラッド』, 2003, 913)
<人・もの>が
おそらく村人が総出でセメントを手塗りしたらしく、そうでもしなければ大雨などでせっかくの道路の土砂が海へ流れてしまいそうなおそれがあった。
(司馬遼太郎著 『沖縄・先島への道』, 2005, 915)
<場所>に[へ]
それと同時に、遺体も、へ流れて行ったんじゃないかと、思うのです」
(西村京太郎著 『十津川警部哀しみの余部鉄橋』, 2005, 913)
<大量の水>で[によって]
それで「下げ米、上げ塩」で、一段の賑わいを呈するようになったというが、明治三十一年の出水で河岸は流れ、船便は終った。
(西津貴美子著 『甲州道中を行く』, 2005, 291)
<予定・計画>が
「それより、コマーシャルの仕事が流れたら、どうしようかと心配してるんですよ。
(山村美紗著 『失恋地帯』, 1995, 913)
<原因・理由>で
で試合が流れた一日は恰好な休養日となった。
(ねじめ正一著 『天使の相棒』, 2003, 913)
<大量の水・土砂など>が
金星表面には火山も多く見られ,溶岩が流れたような跡も発見された。
(高等学校地学Ⅱ, 2005, 高)
<もの>が
潮の流れにのって仕かけが自然に流れると、写真のようにラインが出ていく。
(中田悟著 『磯釣り』, 1998, )
<原因>で[に]
シェーラはに流れる髪をかきあげて、ハイルの話を夢中できいています。
(村山早紀作;佐竹美保画 『シェーラひめのぼうけんダイヤモンドの都』, 1997, )
<もの>が
シャッターが開いている間にカメラが動くとが流れて火の玉のようになってしまいます。
(園田誠著 『デジタルカメラ100の技』, 2001, 742)
<こと>が
仕事がスムーズに流れればムダは生まれない。
(山田真哉監修 『トヨタだけがなぜ儲かるのか!?』, 2005, )
<様態>
ティンダルの第一の課題は、物語がうまく流れるようにすることである。
(デイヴィド・ダニエル著;田川建三訳 『ウィリアム・ティンダル』, 2001, 198)
<お金・商品>が
ネットワークのなかを商品が流れるのですが、それを全体的にどう管理していくのかがロジスティクスの実際としての問題です。
(中田信哉著 『ロジスティクス入門』, 2004, 675)
<人・場所>に
このうちの相当量の資金が米国に流れているだろうと推測されている。
(莫邦富著 『十二億人市場を狙え』, 1995, 332)
<場所>から
以前、日本から流れていた資金の逆流が起こっているようだ。
(Yahoo!ブログ, 2008, 金融と投資)
<様態>
その場合に、どういうものに投資をするのが望ましいかということを一概に国の方で決めでかかるわけにはまいらないと思いますけれども、私どもは、世界を眺めまして、例えばマーケットを通じて順調に資金が流れていく部分についてはマーケットに基本的には任せる部分だと思います。
(国会会議録, 1993, 常任委員会)
<もの>が
エジプトがその一例ですが、ある時期ソ連から武器が流れてくる、しかし状況が変わると、一転して米国から武器を買いはじめてソ連とは縁を切る。
(坂本義和著 『軍縮の政治学』, 1988, 319)
<人・組織>に
しかし、それでも優に一〇〇億〜二〇〇億ドルの資金が金融犯罪者の手に流れていた。
(宮崎義一著 『複合不況』, 1992, 338)
<人・人の行動>が
それにプラスして、一九八九年、いまから約一〇年前に東西冷戦が終わり鉄のカーテンがなくなると、ロシアからもいっぱい人材が流れてきた。
(竹村健一著 『世界の動きこれだけ知っていればいい』, 2000, 302)
<従来と異なる方向・選択>に
スキー場近くの大型ホテルにスキー客が流れて受入客数が減少していたこともあって,田口さんは平成2年に始めて体験学習旅行を受け入れた。
(観光白書, 2004, )
<望ましくない態度・考え>に[へ]
こういう人は頭の中で、話の流れを組みたてる事が出来てなくて、興味のあるほうへ話が流れるようです。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 恋愛相談、人間関係の悩み)
<人>が
それでこの港の町が旨く治って来た、泥棒一人いやしねえ、他国の者が流れて来ると、もう居ついて動かねえと云う風だ。
(志村有弘編 『怪奇・伝奇時代小説選集』, 1999, 913)
<場所>に[まで]
長崎まで流れていたのだから、また長崎へ戻ればいいようなものだが、もうそうもいくまいし、だいいち気分がもう長崎からは離れている。
(西村望著 『風の大菩薩峠』, 2003, 913)
<場所>から
なおも頭を下げて礼を述べ続け、関東から流れてきてここへ店を開くまでの辛さを話すうちに、涙を流しはじめた。
(上前淳一郎著 『フレッシャーのための読むクスリ』, 2002, 049)
<体・もの>が
したがって、銜を受けていないので、推進しても後肢が流れ、前進力がなくなる。
(村上捷治著 『乗馬ブック』, 1993, 789)
<方向>へ[に]
1ヒジが下がりすぎているため、これでは十分にパワーを溜められない2右足のケリが弱すぎて、これではボールに体重が乗らない3左腕が一塁側に流れているため、身体が開く傾向がある―やっぱり、デイビッドにはサッカー選手が向いているという結論でした。
( 『ヨーロッパ・サッカーのベストプレーヤー100人』, 2004, )
<視線>が
微笑みながら子供の方を振り返った彼の視線が、ふとしたはずみに私へと流れた。
(日本推理作家協会編 『殺人買います』, 2002, 913)
<視線の先>に[へ]
二人の目がそちらへ流れた。
(夏樹静子著 『訃報は午後二時に届く』, 2004, 913)
<もの>が
ここは太い血管が流れる場所ですので、熱が下がりやすいとされています。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 子育て、出産)
<様態>
柔らかな黒髪がゆるやかに頰を流れる。
(早坂律子著 『超魔炎獄変』, 1991, 913)
<感覚・心象>が
単に身体的結合のみが強調されたのか、そこにどのような感情が流れたのか、などとチェックすることが大切である。
(河合隼雄著 『明恵夢を生きる』, 1987, 145)
<体(の部分)>に
恐怖感が彼の背筋を流れた。
(斉藤英一朗著 『天界に幸多からんことを』, 1987, 913)
<思想など>が
どこか学校には、集団に溶けこめないのは問題児とする意識が、流れていると思います。
(小林竜太郎著 『誇りです、登校拒否』, 1995, 371)
<背景・根底>に
人間の生活にとって有害なものはできるだけ排除し、影響の少ない状態に置こうという考え方が根底に流れているように思えてならないからです。
(国会会議録, 2002, 常任委員会)
<様態>
「老い」は、ボーボアールが、自分の母親の老いを見つめ、人生のパートナーであったサルトルの老いを眺め、そして、自らの老いを目のあたりにする時に書かれたもので、多くの文献を渉猟しつつも、その底流には常に、自らの老いに対するきわめて人間的な思いが流れているように感じます。
(黒川由紀子編 『老人病院』, 2002, 493)
<受け継がれるもの>が
自分の中にイタリア人のが流れているのは本当だ。
(阿刀田高著 『風の組曲』, 2004, 913)
<様態>
家族に愛情で結ばれた男女の関係を見るのではなく、そこには女性を支配しようとする封建的思想が脈々と流れていると言えましょう。
(吉川春子著 『翔びたて女性たち』, 2003, 367)
<時間>が
十五年の年月が流れたとしても、和代の本来の性格が変わるとは思えなかった。
(最上鷹夫著 『過去からの声』, 2005, 913)
<様態>
彼女のなかで逆に流れていた時間が、正方向へ、ゆっくりと流れはじめたのを感じた。
(薄井ゆうじ著 『水の年輪』, 2004, 913)
<情報・推測>が
新聞の見出しには、「きびしいデフレ風」といった文字が目立ち、「底はまだまだ」など悲観的な観測が流れていた。
(麻井宇介著 『酒・戦後・青春』, 2000, 588)
<場所・人>に
しかし、どのような理由があろうとも、精神保健福祉について間違った情報が世の中に流れてしまう弊害は、あまりにも大きい。
(月崎時央著 『「少女監禁」と「バスジャック」』, 2001, 493)
<情報>が
大きな会社に勤めていて、テレビでその会社のコマーシャルが流れるのを見ると、誇らしい気持ちになった。
(長山靖生著 『若者はなぜ「決められない」か』, 2003, 366)
<媒体>から[で]
ラジオから道路の通行止めの臨時ニュースが流れて来た。
(桜宮史誠著 『21世紀の花咲爺』, 2001, 148)
<場所>に
つい最近のイラク戦争で、血まみれの米兵捕虜や訊問される女性捕虜の映像が世界中に流れ、捕虜虐待との非難が沸き上がった。
(秦郁彦編 『昭和史20の争点日本人の常識』, 2003, 210)
<頻度>
その頃、テレビからは盛んにこんな歌が流れていた。
(佐藤愛子著 『これが佐藤愛子だ』, 2002, 914)
<情報>が
10/8:「人と動物の共生を考える会」メンバーが関わるML上に、この件を伝える1通のメールが流れる。
(愛犬の友, 2001, レジャー/趣味)
<媒体>に[で]
それでも「何でもありません」ってウソをつき通していたら、十日目にインターネットで流れちゃった。
(八島美夕紀著 『ゆく空に』, 2002, 767)
<マイナスの情報>が
シャー・ジャハーンが重病となり,日々の謁見に姿を見せなくなると,彼が死んだ,あるいは死にそうだというがたくさん流れた.
(ゴードン・ジョンソン著;小谷汪之監修;小谷汪之ほか訳 『インド』, 2001, 225)
<場所>に
社内に悪評が流れ、ヘタすりゃ、組合や役員会で問題にされたりする。
(向谷匡史著 『銀座バイブル』, 2002, 673)
<様態>
テレビからはまことしやかに認識不足の誤報道が流れた。
(千葉幸著 『送電線の向こうから』, 2003, 543)
そういう噂が、ひそかに流れたことは承知しているが、むろんその虚実をまともに論じる者は、だれもいない。
(逢坂剛著 『燃える蜃気楼』, 2003, 913)
<秘匿事項>が
だが、プロヒューモ氏が議員辞職を求められた理由は、情事がらみのスキャンダルでもなければ、政府の機密がソビエトに流れたという懸念に基づくものでもなかった。
(デビッド・パワーズ著;木村千旗訳 『不思議の国の特派員』, 1992, 302)
<人・組織・場所>に
そうすると、日本からアメリカ政府に提供された技術が第三国に流れることはどうなんですか。
(国会会議録, 1982, 常任委員会)






























こんなところにも電気って流れてるんだね。
もし、今週も流れたら、来週?
今日は風があるからこいのぼりがよく流れてるわね。
では、到着後の入国手続きの流れをご説明いたします。
えー、母さんはみんながいないとすぐ楽なほうにながれるんだから。
時間はみんなに平等に流れているんだものね。
実は、社内で、山本先輩が寿退社するって噂が流れてて……。
複合動詞 V1

流れ落ちる、流れ込む、流れ出す、流れ着く、流れ出る
複合動詞 V2

片流れ、質流れ、抵当流れ、流れ解散、流れ作業、流れ弾、流れ星、流れ者
流れる(2グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型起伏型
辞書形なが
ない形ながない
~なかったながなかった
ます形ながれ
~ませんながれま
~ましたながれした
~ませんでしたながれまんでした
~ときながるとき
ば形ながれば
意向形ながれ
て形れて
た形れた
可能形ながれらる(ながれる)
受身形ながれら
使役形ながれさ
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