感じるのコアイメージ

1.身体への刺激の知覚他動詞中級★★
表記感じる
身体になんらかの刺激を知覚する
文型
<人>が<刺激>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
朝、まぶしい光を感じて目を覚ました。
A「今朝は元気がありませんね。大丈夫ですか」B「ちょっと寒気を感じるんです。風邪を引いたのかもしれません」
大きな揺れを感じたら、すぐに机の下などに隠れて身の安全を確保してください。
宇宙では重力を感じなくなる
品質・焙煎に優れたコーヒーは甘みを感じさせることができる。
たまには傘をささずに、全身で雨を感じよう
コロケーション
<刺激>を
① 不快感:痛み、鈍痛、疲れ、疲労、寒気、めまい、吐き気、空腹、眠気
② 動き:揺れ、胎動、鼓動、振動、地震
③ 光:光、日差し、まぶしさ
④ 匂い:匂い、香り
⑤ 味:味、苦み、酸味、甘み、風味
⑥ 温度:暖かさ、寒さ、暑さ、冷たさ、温もり、冷気
⑦ 音:音、響き、リズム
⑧ 感触:感触、感覚、しこり、異物
⑨ 重さ:重量、体重、重力、重さ
⑩ 自然:雨、風
<知覚した場所>に
のど、胸、頬、肌、口の中、手、指先、身体
<知覚する手段>で
体、全身、手、指先、舌、皮膚、素足
解説
この語義では、身体の感覚器官によって特定の刺激を直接的に感知することを表す。これに対し、語義3では体全体で、あるいは個々人が持っている感受性をもって外部に存在するものを感じとることを表す。
誤用解説
 田中さんは寒気を感じます。
 私は寒気を感じます。
この語義では、今まさに刺激を知覚していることを表す場合、現在形の「感じる」が使えるのは主語が一人称(私)のときだけで、二人称(あなた)や三人称(彼・彼女など)のときは「感じている」を使う。
 田中さんは寒気を感じています。
類義語・反義語
類義語知覚する
反義語


2.感覚器による刺激の感知他動詞上級
表記感じる
感覚器が刺激を感知する
文型
<感覚器>が<刺激>を感知する
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
朝の太陽の光を目が感じると、脳内の体内時計がリセットされるそうだ。
「可視光」とは、人間の目が感じる光のことを言う。
舌は味蕾という細胞によって甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5種類の味覚を感じている
いつも厚着でいると、皮膚が外気を感じられなくなってしまい、風邪を引きやすくなります。
耳が感じる音の大きさと実際に計測した音の大きさには違いがある。
嗅覚障害になり、鼻が匂いを感じなくなってしまった
コロケーション
<感覚器>が
目、舌、皮膚、耳、鼻
<刺激>を
光、味(覚)、刺激、痛み、寒さ、暑さ、外気、音、匂い
類義語・反義語
類義語感知する
反義語


3.五感による感知他動詞中級★★
表記感じる
外部にあるものを感覚全体で捉える
文型
<人>が<もの>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
あこがれの大学の雰囲気を実際に感じたいと思って、オープンキャンパスに参加した。
この散歩道を歩くと、地域の美しい自然を肌で感じられる
時には星空を見上げて、体全体で壮大な宇宙を感じよう
部屋の壁をこの色にすると、広がりや奥行きを感じさせることができる。
音楽や芸術は頭ではなく心で感じるものだ。
大好きな祖母は2年前に亡くなったが、目を閉じて思い出すと不思議と祖母の存在を感じることができた。
コロケーション
<もの>を
① 自然:(大)自然、地球、宇宙、森
② 空間:雰囲気、広がり、奥行き
③ その他:〜の存在、音楽、芸術
<手段>で
肌、体、全身、心、五感
解説
この語義では、語義1のように身体の感覚器官によって特定の刺激を直接的に感知することを表すのではなく、体全体で、あるいは個々人が持っている感受性をもって外部に存在するものを感じ取ることを表す。
類義語・反義語
類義語捉える
反義語


4.発せられたものの感知他動詞中級★★
表記感じる
他のものや人が発するものを感知する
文型
<人・もの>が<何かに向けて発せられたもの>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
背中に視線を感じて振り返ると、そこに若い女性が立っていた。
花子は子どもの頃、身近な大人たちからたくさんの愛情を感じながら育った。
周囲の大国の圧迫を感じていたこの小国は守りをさらに強化することにした。
田中社長ご夫婦は、出会った時からお互いに好意を感じられたそうだ。
A「会議の時って何となく反対の意見を言いにくくって」B「周りの人からの無言の圧力を感じちゃうんだよね」
この旅館は部屋と部屋が離れていて、他の客の気配を感じさせない造りになっている。
コロケーション
<何かに向けて発せられたもの>を
① 様子:視線、殺気、活気、気配
② 感情:愛情、好意
③ 心理的な圧力:圧力、圧迫、威圧
<場所>に
背中
<人>から
解説
この語義は他のものや人が、意識的・無意識的に発したものを感知することを表す。


5.間接的な知覚他動詞中級★★
表記感じる
あるものから別のものの存在を感覚的に捉える
文型
<人>が<もの1>に<もの2>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
やわらかい日差しに春を感じる季節になった。
その時計台は歴史を感じさせる建物だ。
古くから日本人は自然のさまざまな姿に神の存在を感じてきた
社長は田中さんの話ぶりに事業への熱い意欲を感じられて、田中さんをプロジェクトリーダーに決めたそうだ。
AI技術の発展に新時代の到来を感じた人は多いだろう。
インタビューでの丁寧な言葉選びが、彼のまじめな人柄を感じさせた
stairsでも、みんなの服装には時代を感じるよな。
コロケーション
<もの1>に
日差し、風、姿、発展、話しぶり
<もの2>を
① 季節:季節、四季、春、秋、夏、冬
② 歴史・文化:歴史、時代、伝統、文化
③ 美しさ・神秘:美、風情、趣、神秘、神
④ 変化:〜の到来、訪れ、変化、移り変わり
⑤ 考え:思い、誠意、気迫、意欲、情熱、心意気
⑥ 才気:人柄、個性、知性、ユーモア
解説
この語義は、あるものの性質の中に、ある別のものの存在を見出して感覚的に捉えることを表す。例えば以下の例1では、「やわらかい日差し」のそれまでの冬の日差しにはなかった光の性質(ここでは「やわらかさ」の中に、春の存在を感覚的に捉えたことを表す。
例1 やわらかい日差しに春を感じる季節になった。


6.存在するものの知覚他動詞中級★★
表記感じる
他のもの・人に存在するもの・ことを感覚的に捉える
文型
<人>が<もの・こと>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
留学生と家族観について話し合い、文化の違いを改めて感じた
彼が初めて作曲した曲は彼の無限の可能性を感じさせた
インタビュアー「奥様と出会った時、運命を感じられたそうですね」インタビュイー「そうなんですよ。不思議な運命を感じましたね」
最近、この会社の仕事の進め方に問題を感じている
初めて留学した当初は言葉の壁を感じることがあったが、徐々に慣れていった。
強い地震が起きて身の危険を感じたら、すぐに安全な場所に避難してください。
コロケーション
<もの・こと>を
① 違い:違い、差
② 予兆:予感、兆し、予兆、可能性
③ 関係性:運命、縁、絆
④ 課題・困難:問題、差別、欠如、行き詰まり、厳しさ、壁
⑤ 危険:危険、困難、危機、リスク
<存在するところ>に
〜の方法、〜のし方


7.生じた感情の自覚他動詞中級★★
表記感じる
生じた感情・感覚を自覚する
文型
<人>が<感情・感覚>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
(プロスポーツ選手へのインタビュー)インタビュアー「どんな時に喜びを感じられますか」選手「ずっと目標にしていた記録が出せた時に一番喜びを感じます
あの時の彼女の目は、激しい怒りを感じている目だった。
去年、対人関係にストレスを感じていた鈴木さんはカウンセリングを受けることにしたそうだ。
この本を読んで、親としての責任を改めて感じさせられた
彼女は新しいことへの挑戦に不安を感じず、楽しむタイプだ。
このお店の料理はどこか懐かしさを感じさせる味だ。
コロケーション
<感情・感覚>を
① 喜び・幸せ:喜び、幸せ、幸福、希望、誇り
② 悲しさ・不安:不安、恐怖、脅威、怒り、不満、悲しみ、苦しみ、寂しさ
③ 重圧:ストレス、プレッシャー、焦り、負担
④ 責任:責任、重責
⑤ 驚き:驚き、ショック、戸惑い
⑥ 恥・罪:罪悪感、屈辱、恥、罪(の意識)、良心の呵責
⑦ 望郷:懐かしさ、郷愁
⑧ 心地よさ:(居/着)心地の良さ/悪さ
⑨ 他の人への感情:好意、親しみ、恩、同情、嫉妬
<もの・こと>に
〜関係、仕事、〜すること、〜する姿


8.印象の知覚他動詞中級★★
表記感じる
人・ものに対して何らかの印象を覚える
文型
<人>が(<人・もの>に)<印象>を感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
子どものころは父親に厳しさを感じていた
その彫刻は小さいが、力強さを感じさせる作品であった。
先生は若い頃から従来の教育法に疑問を感じられていたそうだ。
最近の若者は結婚にあまり魅力を感じない人が増えているそうだ。
友人A「友達のお誘いを断るメールってどう書けばいいのかなあ」友人B「私もメールで断る難しさをいつも感じるよ」
田中「私はこの政治家を応援してるよ」鈴木「なんで?」田中「国民の声を聞く大切さを感じながら活動してることが分かるからね」
stairs母親の愛情の深さを感じてしまって、なんか泣けたわぁ。
コロケーション
<印象>を
① 属性:暖かさ、優しさ、力強さ、難しさ、恐ろしさ、厳しさ
② 疑い:違和感、疑問、異常、不自然さ
③ 良い評価:魅力、大切さ、素晴らしさ、価値
④ 悪い評価:物足りなさ、残酷さ、不気味さ
<人・もの>に
父親、〜法、結婚


9.評価の知覚他動詞上級
表記感じる
ものごとに対して評価的な感覚を覚える
文型
文型①<人>は<ものごと>が<評価・気持ち>感じる||文型②<人>は<ものごと>を<評価・気持ち>感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
今日の授業の内容に興味が持てず、時間がとても長く感じた
寒くなって風が冷たく感じられるようになってきた。
彼女は手術を不安に感じているようだ。
ごく平凡なことを幸せに感じることができる。
社長は社員の成長を嬉しく感じられたそうだ。
経験のなさが論文の執筆をさらに難しく感じさせている
コロケーション
文型①と②の両方<評価・気持ち>
① 評価:長く、おいしく、面白く、難しく、早く、疑問に、誇りに、負担に
② 感覚:冷たく、暖かく、苦しく、甘く、心地よく、気持ち良く
③ 気持ち:嬉しく、不安に、幸せに、ありがたく、心強く、恥ずかしく、面倒に
解説
この語義には文型①と文型②の表し方があるが、共起する語彙に着目するとゆるやかな使用傾向(どちらの文型でも使えるが、どちらかに使われる方がより多い語彙)がある。以下にそれぞれの語彙を示す。

文型① <ものごと>が<評価・気持ち>感じる
1) 評価:長く、重く、高く、早く、少なく、悪く
2) 感覚:寒く、冷たく、暖かく、痛く、甘く
3) 気持ち:楽に

文型② <ものごと>を<評価・気持ち>感じる
1) 評価:身近に、疑問に、大切に、疎ましく、誇りに
2) 気持ち:嬉しく、ありがたく
類義語・反義語
類義語思う
反義語


10.直感的評価の表示他動詞中級★★
表記感じる
ものごとに対して直感的にある評価を持ったことを表示する
文型
文型①<人>は<ものごと・人>が<評価>と感じる||文型②<人>は<ものごと・人>を<評価>と感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
大きな病気をしてから、家族と一緒にいられることが一番の幸せだと感じる
何を美しいと感じるかは人によって千差万別だ。
彼はその同僚とは一緒に仕事をするのが難しいと感じているそうだ。
(講演で)「皆さんは時に自分がちっぽけな存在だと感じられることがあるかもしれません。でも決してそうではありません」
この学校では、学生に文字を教える際、覚える作業をストレスと感じさせないように、ゲーム的な要素を取り入れている。
制度はあっても有給休暇が取りにくいと感じている人が多いそうです。
コロケーション
文型①②<ものごと>が[を]
〜すること、〜するの
文型①②<評価>と
① 評価:必要(だ)、大切(だ)、重要(だ)、問題、美しい、面白い、難しそう、〜しやすい、〜しにくい
② 気持ち:喜び、幸せ(だ)、ストレス、苦痛
③ 感覚:快適、不快
解説
この語義には文型①と文型②の表し方があるが、共起する語彙に着目するとゆるやかな使用傾向(どちらの文型でも使えるが、どちらかに使われる方がより多い語彙)がある。以下にそれぞれの語彙を示す。
文型①〜が<評価>と感じる
 必要(だ)、大切(だ)、重要(だ)、苦手、快適
文型②〜を<評価>と感じる
 ストレス、脅威、不幸
類義語・反義語
類義語思う
反義語


11.直感的思考の表示他動詞上級
表記感じる
(検討を経たものではない)直感的に頭に浮かんだ思考を表示する
文型
<思考内容>と感じる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
仕事の内容の説明を聞くうちに、この仕事なら自分にもできそうだと感じた
祖母は意識が既に朦朧としていた。もしかしたらもう会えないかもしれないと感じながら、病院を後にした。
(テレビの司会者)「視聴者の皆様はどんなときに「春が来たなあ」と感じられますか?私は春野菜が食卓に並ぶと感じます」
A「どうして今の旦那さんと結婚したの?」B「「この人と結婚する」ってビビッと感じたんだよ」
コロケーション
<思考内容>と
〜のではないか、だろう、〜そうだ
解説
この語義は(検討を経たものではない)直感的に頭に浮かんだ思考であることを表す。より具体的には、明確な根拠・判断・思索があっての思考内容というよりは、話者の五感・直感を通して瞬間的に浮かんだ思考であることを表す。
類義語・反義語
類義語思う
反義語


感じるの全体解説 「感じる」は「今まさに感知・知覚している」ことを表す場合、現在形の「感じる」が使えるのは主語が一人称の時だけで、二人称(あなた)や三人称(彼・彼女など)の時には「感じている」を使う(人称制限)。この人称制限については特に関わる語義として刺激の知覚を表す語義1のみ語義解説で説明したが、他の語義でも制限が生じる場合がある。以下に語義1、語義7、語義10における人称制限の例を示す。
<語義1 身体になんらかの刺激を知覚する>
 (私は)寒気を感じる。
 田中さんは寒気を感じる。
 田中さんは寒気を感じている。
<語義7 生じた感情・感覚を自覚する>
 (私は)大きな不安を感じる。
 田中さんは大きな不安を感じる。
 田中さんは大きな不安を感じている。
<語義10 ものごとに対して直感的にある評価を持ったことを表示する>
 (私は)健康でいられることが一番の幸せだと感じる。
 田中さんは健康でいられることが一番の幸せだと感じる。
 田中さんは健康でいられることが一番の幸せだと感じている。
























▶全例文を聞く
<刺激>を
俺は加代ちゃんのぬくもりを感じながら、やっと眠りについた。
(宮部みゆき著 『心とろかすような』, 1997, 913)
水筒を持ち上げると、どっしりと重みを感じた。
(貴志祐介著 『クリムゾンの迷宮』, 1999, 913)
<知覚した場所>に
ハリーはに鋭い痛みを感じた。
(J.K.ローリング作;松岡佑子訳 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』, 2004, 933)
おとといからに違和感を感じるようになりました。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 健康、病気、ダイエット)
<知覚する手段>で
生クリームの甘さをで感じていたのは最初の数分だった。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
<感覚器>が
すなわち,開腹して内臓に触れても,皮膚が感じるような痛みは感じない。
(日野原重明ほか著 『解剖生理学』, 2001, 491)
<刺激>を
ワインの甘味でしびれた舌が、今度は苦味を感じている。
(須坂蒼著 『薔薇の契約』, 2004, 913)
<もの>を
日本、世界の方々に湘南の雰囲気を少しでも感じていただければ光栄です。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
正面には大きなシステムキッチンを配し、贅沢なまでの広がりを感じさせるキッチン空間を紹介しています。
(新しい住まいの設計, 2005, 家庭/生活)
<手段>で
五感で自然を感じ、自然と人が一体であることを知ることができるネイチャーゲームが、各地で開催されています。
(オレンジページ, 2002, 一般)
<何かに向けて発せられたもの>を
「あいつだけいい思いをして、ずるい」という無言の圧力を感じる。
(荻野アンナ著 『アンナの工場観光』, 1995, 509)
父がいつも家族の温かい愛情を身近に感じていられるように、姉や弟たちも交代で父のもとを訪れた。
(ユン・チアン著;土屋京子訳 『ワイルド・スワン』, 1993, 289)
<場所>に
矢よりも鋭い視線をマルタはに感じて、ハッと立ちあがった。
(山崎晴哉著 『ナイルの恋』, 1990, 913)
<人>から
石本から、害意は感じられない。
(北方謙三著 『風の聖衣』, 1990, 913)
他の国ではたいて感じる差別感情も,カナダ人からはあまり感じることはなかった。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 海外)
<もの1>に
選択した言葉に独特の美学を感じる。
(森雪之丞著・監修 『ヒット・チャートをぶっとばせ!』, 2002, 767)
手の込んだ仕事に、日本の伝統を感じるアートである。
(Amiy Mori写真・文 『ホテルを楽しもう』, 2002, 689)
<もの2>を
落葉踏む足の感触にも、しのびよる冬の季節を感じております。
(伊宮伶著 『手紙の書き出し実例集』, 2003, 816)
<もの・こと>を
避難勧告を受けたら,危険を感じなくても速やかに避難を。
(広報まえばし, 2008, 群馬県)
教室には「書くこと」や「読むこと」など特定の学習に困難を感じている子どもがいます。
(広報「町から町へ」, 2008, 奈良県)
<存在するところ>に
「つまらないものですが」という言葉にも随分と日本と欧米の違いを感じます。
(岡本五十雄著 『ゆらぐこころ』, 2004, 490)
<感情・感覚>を
女王はこの様子を見て不安を感じ、再びバルコニーに立って声をあげた。
(猿谷要著 『ハワイ王朝最期の女王』, 2003, 289)
当初、彼らは会社を追われた者という意識が強く、精神的にかなりのプレッシャーを感じていた。
(莫邦富著 『十二億人市場を狙え』, 1995, 332)
<もの・こと>に
本来、町工場の経営者はモノづくりに喜びを感じていた人ばかりのはずである。
(中里良一著 『負けるな町工場』, 2002, 335)
<印象>を
疑問を感じたら、すぐに市役所または警察署に連絡をしてください。
(広報ひかり, 2008, 山口県)
体験を通じて、食べ物の大切さを感じてほしい
(広報遠野, 2008, 岩手県)
<人・もの>に
幻想的なストーリーもさることながら、あの独特の土臭いに魅力を感じた。
(水木しげるほか著 『水木しげる80の秘密』, 2002, 726)
文型①と②の両方<評価・気持ち>
気分が少し回復すると、今度はコーヒーの香りが心地好く感じられた。
(小杉健治著 『それぞれの断崖』, 2001, 913)
日本に暮らすことができたことを幸せに感じ、日本へ恩返しをしたいと、心から願っています。
(ツルネン幸子著 『清く、貧しく、潔く』, 2002, 289)
文型①②<ものごと>が[を]
汗をかくこと自体が、何か格好悪く、気持ち悪いことと感じている人が多いのではないでしょうか。
(田中慶明,若林礼子著 『やっと出会えた本物の家』, 2003, 527)
文型①②<評価>と
不快指数が80になると、すべての人が暑くて不快だと感じる。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
美都子はそんな長太郎を愛しいと感じ、長太郎の太い腕にそっと抱きつくのだった。
(丹波五郎著 『熱帯雨林』, 2005, 913)
<思考内容>と
この問題ははっきりさせねばならないと感じて、ディキシーは真剣な口調で問い質したのである。
(茅田砂胡著 『天使たちの華劇』, 2004, 913)






























でも、みんなの服装には時代を感じるよな。
母親の愛情の深さを感じてしまって、なんか泣けたわぁ。
肌で感じる

意味
実際に体験をしたりして実感する
用例
旅行の醍醐味は、その土地の歴史や文化を実際に目で見て肌で感じられることである。
コーパスからの用例
今回、実際に部品の発注から完成までの流れを見学することで、町工場のIT革命を肌で感じることができた。(坂口謙一ほか編著『実践情報科教育法』2004,375)
意気に感じる

意味
相手の気持ちや熱意に触発されて、自分も何かしようという気持ちになる
用例
上司から初めてプロジェクトリーダーを任された。意気に感じて頑張りたい。
コーパスからの用例
私が思うことを率直に言ったことで、意気に感じてくれたのだろう。(竹村健一著『つき合い方人間学』1981,159)
感じる(2グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型平板型
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~ませんかんじま
~ましたかんじした
~ませんでしたかんじまんでした
~ときかんじるとき かんじる
ば形かんじ
意向形かんじ
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