◆その後13世紀ころ,大陸から禅宗が伝えられて戦国武士や農民に受け入れられ,精進料理が広く全国に伝わってゆくなかで豆腐がひろまったと考えられている。 (農文協編 『ダイズ・アズキ』, 2001, 616) |
◆殷をほろぼした周の時代には,鉄製の兵器や農具が広まって農業の生産が高まり,商業も発達しました。 (新しい社会 歴史, 2005, 中) |
◆明治時代になり、欧米文化が広まるにつれ、洋犬種も急増した。 (吉田悦子著 『日本犬・血統を守るたたかい』, 2003, 645) |
◆聖武天皇が位についた8世紀前半,平城京では病気が広まり,多くの人々がなくなりました。 (新編 新しい社会 6上, 2006, 小) |
◆20世紀をむかえるころから,洋服の着用はかなり広まった。 (現代の日本史, 2006, 高) |
◆たしかに、一七九六年にジェンナーによって確証された種痘法は,一九世紀はじめからかなり広まって天然痘予防に効果を発揮した。 (福井憲彦著 『ヨーロッパ近代の社会史』, 2005, 230) |
◆弥生時代に銅鏡、銅剣、銅矛、銅鐸などの青銅の祭器が広まっている。 (武光誠著 『日本人なら知っておきたい神道』, 2003, 170) |
◆この縦笛は、古代ペルシア起源で西アジアから東欧、アフリカ、インドに広まった。 (若林忠宏著 『スロー・ミュージックで行こう』, 2005, 762) |
◆モミの木に金銀の飾りをつけるクリスマス・ツリーは、ゲルマン文化圏から広まったものである。 (林信吾著 『英国ありのまま』, 1994, 302) |
◆日本に行ったら“和田さんを訪ねるのがいい”という情報が、いつのまにか一部の外国人のあいだで、広まったようです。 (Yomiuri Weekly, 2003, 一般) |
◆「ドクター・ノグチは金を費いすぎる」という噂が囁かれはじめ、それはラゴスの研究所まで拡まっていく。 (渡辺淳一著 『遠き落日』, 1979, 913) |
◆弘法大師、つまり空海の伝説が日本ぜんたいにひろまっているのは、その信仰が国じゅうにゆきわたっていたことをあらわしています。 (岡田章雄著 『私たちの日本史』, 1986, ) |
◆江戸後期の寛政から文化文政年間にかけて(十八世紀後半〜十九世紀初)、生花様式のいけばなが町人たちの間に急速に広まっていった。 (工藤昌伸著 『日本いけばな文化史』, 1993, 793) |
◆これらのことがらをきっかけに特急の人気が高まり,鉄道を使った長距離の旅行が庶民に広まり,あわせてダイヤ改正ごとに特急は増発を続けます。 (結解学写真 『JR特急』, 2004, 546) |
◆ところが妹の死は口伝えで広まり、遠くから来る行商のおばさんたちの耳にも入ったようです。 (葬送の自由をすすめる会編 『葬送の自由と自然葬』, 2000, 385) |
◆この出来事に関する噂はひそやかに,すぐに広まった。 (ポンサルマーギーン・オチルバト著;内田敦之他訳 『モンゴル国初代大統領オチルバト回想録』, 2001, 289) |
◆こうして資本市場の論理が社会の支配的な価値観となるような雰囲気が徐々に広まっていったように思われます。 (水口剛著 『社会を変える会計と投資』, 2005, 338) |