出すのコアイメージ

1.外への移動他動詞初級★★★
表記出す
人や動物などが空間・境界の中・内から人や動物やものを外へ移動させる。
文型
<人・動物>が<空間・境界>から<人・動物・もの>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
「まだ、ビール冷蔵庫から出してないの? じゃ、すぐ出しましょう
ATMでお金を出されるときには、周りにお気を付けください。
燃えるごみは月曜日の朝に所定の場所に出してください
非常ベルが鳴ったので、全員ビルから出されたあと、しばらく待たされた。
天気がいいときは、鉢植えの観葉植物も外に出してあげましょう。
警察は容疑者に財布から中身を出させて、調べた。
コロケーション
<建物・場所・位置>から
家、部屋、ビル、奥、穴、中、隙間
<もの>から
ポケット、冷蔵庫、財布、箱、袋、バック、本棚
<境界>から
窓、ドア、出口、改札口、門、玄関
<位置・場所>に[へ]
外、庭、集積所、家の前、場所
誤用解説
「<空間>を<もの>を出す」ようにヲ格が二重になる形では使われない。
 箱の中をボールを出す。
 箱の中からボールを出す。
類義語・反義語
類義語
反義語入れる


2.身体部位の突出他動詞中級★★
表記出す
人や動物が体の一部を前方または外側に突き出す。
文型
<身体の一部>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
危ないですから、窓から手や顔をお出しにならないでください。
電車で足を前に出していたら、ハイヒールで踏まれてすごく痛かった。
コーチは選手たちに足を交互に前に出させた
あごや尻を出さないで、まっすぐに立ってください。
娘は、何歳と聞くと、指を二本出そうとする。
相手に強力なパンチを出されて、ダウンしてしまった。
stairs絶対に窓から手や顔を出さないようにお願いいたします。
コロケーション
<身体の一部>を
顔、手、あご、右足、尻、指、膝
<体の動き>を
パンチ、キック、突き、蹴り
<位置>に[へ]
前、横、上
類義語・反義語
類義語
反義語ひっこめる


3.植物の成長他動詞中級★★
表記出す
植物の一部分が成長して外に現れる。
文型
<植物>が<植物の部分>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ジャガイモが芽を出している
春になるとこのあたりの草花は一斉に芽を出します
伸びすぎた枝を切ることで、その下に新しい芽や枝を出させることができます。
挿し木で早く根を出したいときには、茎を斜めに切ります。
「明日葉」は今日摘んでも、明日には葉を出すと言われています。
畑の雑草を取ったのですが、根が残っていたので、次から次と芽を出されて困っています。
コロケーション
<植物の部分>を
芽、葉、根、枝、穂、蕾
様態
一斉に、徐々に、次々に、やっと
解説
自動詞「出る」と他動詞「出す」は交替できる。
 春になると一斉に芽が出る。
 春になると一斉に芽を出す。


4.出発他動詞初級★★★
表記出す
人が乗り物を出発させる。
文型
<人>が<乗り物>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
もう1時間前に船を出しているから、そろそろ向こうに着くころだ。
台風が来そうなので、船を出そう出すまいか決めかねている。
電車が止まったので、10分後に臨時バスを出します
パトカーを出させまいと、デモ隊がバリケードを作っていた。
酔っ払いが駅員に向かって、早く電車を出せとわめいていた。
急いでいたので、タクシーを出してもらってから、行先を告げた。
コロケーション
<乗り物>を
船、車、バス、タクシー、臨時バス
解説
定期運航する乗り物が定時に出発する場合にはあまり使わない。普段とは異なる状況で出発する場合に使われる。


5.離脱他動詞中級★★
表記出す
人が人を家や施設の外に移動させて自立させる。
文型
<人>が<人>を<建物>を[から]出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
佐藤さんは、子どもをみんな家から出していて、一人暮らしをしている。
息子さんも、いい大人なんだから、もう家から出してもいいだろう。
俺の言うことを聞いたら、すぐにでも刑務所から出してやる。
うちから出されてしまったので、働くところを探すしかない。
母は父を病院から出そうとしたが、まだ無理だと医者に止められた。
親を説得して、兄を家から出させないと兄はいつまでも自立できない。
コロケーション
<建物>を[から]
家、うち、実家、施設、刑務所、病院
解説
次のような語義1に当たる物理的な移動ではヲ格よりもカラ格の方が自然である。
 今日はもう暗いから、子どもたちは家から出さない方がいい。
 今日はもう暗いから、子どもたちは家を出さない方がいい。
これに対して、語義5の抽象的な意味ではカラ格も使えるがヲ格の方が自然である。
 その子は成人したので家を出された。
 その子は成人したので家から出された。
ただし、ヲ格が二重になると非文になる。
 成人したその子を家を出した。
二重のヲ格を避けるためにカラ格が使われる。
 成人したその子を家から出した。
刑務所のように物理的に施設の外に出ることで自立が実現される場合には、カラ格の方が自然である。
 刑期を終えたら、刑務所を出してもらえる。
 刑期を終えたら、刑務所から出してもらえる。
類義語・反義語
類義語
反義語入れる


6.卒業他動詞中級★★
表記出す
人が人に学校を卒業させる。
文型
<人>が<学校>を[まで]出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
姉は自分が働いてでも妹を大学院まで出してあげようと頑張った。
お母様は、苦労してあなたを大学まで出されたのですね。
女手一つで大学まで出してもらったので、母には感謝している。
親に大学まで出してやったのに、ろくな仕事にもつかないとしかられた。
高校は義務教育ではないので、高校を出すのは親の義務ではないことになる。
親は3人の子どもを大学まで出しているが、相当無理をしたに違いない。
コロケーション
<学校>を[まで]
学校、高校、大学、大学院
<人>を
子ども、息子、娘、妹、弟
非共起例
<学校>まで
 弟を小学校まで出した。
 弟を大学まで出した。
「まで」には「下位の学校から始めて上位の学校まで」の意味がある。そのため、下位の学校である「小学校」とは共起しにくい。
誤用解説
「卒業」という抽象的な意味なのでヲ格が自然で、カラ格は使えない。
 弟は私が働いて大学から出してやった。
 弟は私が働いて大学を出してやった。
類義語・反義語
類義語卒業させる
反義語入学させる


7.移住他動詞中級★★
表記出す
人が人を元の場所より栄えた場所に移らせる。
文型
<人>が<人>を<場所>に[へ]出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
子どもを若いころから海外に出そうとする親も増えてきている。
佐藤さんは娘さんを結婚のために東京に出されることになった。
親に頼んで、大阪に出してもらって仕事を始めた。
若いときに海外に出させてもらったおかげで、英語が話せるようになった。
地方は優秀な多くの人材を進学やら就職やらで都会に出している
都会に一方的に人を出すのはよろしくない。
コロケーション
<場所>に[へ]
東京、大阪、都会、海外
<場所>から
田舎、地方
<目的>で[のため]
就職、進学、結婚、仕事
非共起例
<場所>に[へ]
 地方に[へ]出る。
「場所1から場所2に[へ]出る」の場合、場所2の方が場所1よりも大きく、栄えている。
 一人娘を田舎から都会に出す。
 一人娘を都会から田舎に出す。
解説
語義5「家を出す」は自立させることを、語義7「東京へ出す」は新しいところで生活させることを表している。両方を合わせて「家を東京へ出す」とは言わない。
誤用解説
「場所1から場所2に[へ]出す」のようにカラ格と二[ヘ]格は対になって使われるが、場所1にヲ格を使うことはできない。
 地方から都会に出す。
 地方を都会へ出す。


8.輩出他動詞上級
表記出す
ある地域や組織などから特別な人物を輩出する。
文型
<人>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
私たちの地元から大臣を出せるのは誇らしい限りです。
この土地は有望な若者を多数世に出してきた
あの大学から多くのオリンピック選手を出している
先月、この宝くじ売り場から高額当選者を出しました
新設の大学ですので、来年初めての卒業生を出すことになります。
その高校は東大に合格者を出そうと、特別クラスを新設した。
コロケーション
<組織・場所>が[から]
母校、大学、地元、地域、宝くじ売り場
<人>を
大臣、選手、有名人、卒業生、合格者、当選者
<社会・場所・組織>に
世、世の中、社会、大学、~界
類義語・反義語
類義語輩出する
反義語


9.人移動の目的他動詞中級★★
表記出す
人が人をあることを行わせるため元の場所から移動させる。
文型
<人>が<人>を<目的>に出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
息子を養子に出そうと思っている。
新人は来月まで社外研修に出しているので、本社には出勤しません。
子どもの頃は、よくお使いに出されたものだ。
彼は中学生になると、サッカーの修行に出された
家が貧乏だったので、祖父は母に命じて、幼い子を養子に出させた
田中さんは去年、一人娘を嫁に出されたそうだ。
コロケーション
<目的>に
➀活動:旅、漁、修行、研修、偵察、使い、救援
② 仕事:働き、仕事、勤め、奉公、営業
③ 人:嫁、養子、里子、人質
類義語・反義語
類義語行かせる
反義語


10.参加他動詞中級★★
表記出す
人が人を試合や業界に参加させる。
文型
<人・組織>が<人>を<試合・業界>に出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
あそこは、これまでに多くの代表を世界大会に出している名門です。
オリンピックに出す選手を選考する。
ピアノのコンクールに出してもらうために一生懸命努力した。
度胸をつけさせるために、あの子を今度の大会に出そう
「今後の選挙、うちの子どもを出させていただけませんか。」
親御さんは、大切な娘さんを芸能界に出すことに、初めは大反対だったらしい。
stairs次の試合に出してもらえることになったよ!
コロケーション
<試合>に
試合、大会、オリンピック、コンクール、選挙、レース
<業界>に
国政、政界、芸能界、世
類義語・反義語
類義語参加させる、出場させる
反義語


11.出演他動詞中級★★
表記出す
人が人をテレビなどに出演させる。
文型
<人>が<人>を<媒体>に出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
あの子役を今度のドラマに出そう
お子さんをドラマに出されたんですって?
うちの事務所からは何十人も映画に出していますよ。
ハリウッドの映画に出してもらうために英語の特訓をしたらしい。
うちの事務所の子役を舞台に出させてくれるように監督に頼んでみたがダメだった。
経験もないのに突然、ドラマに出されたものだから、戸惑った。
コロケーション
<媒体>に
テレビ、ラジオ、映画、ドラマ、舞台
類義語・反義語
類義語出演させる、起用する
反義語


12.応対他動詞上級
表記出す
人が人にある場所で応対・接待させる。
文型
<人>が<人>を<場所>に出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
もう新人をカウンターに出しているようだけど、大丈夫か?
若いときから店に出されて、働かされた。
男親としては、娘を店に出そうという気にはならないらしい。
「おい、責任者を出せ」と言われて、部下を電話口に出させた
舞妓さんがお座敷に出してもらえるようになるまでには1、2年かかる。
うちの子はとても人前にお出しできるようなものではありません。
コロケーション
<人>を
新人、娘、若い子、責任者
<場所>に
店、カウンター、お座敷、電話口、人前


13.派遣他動詞上級
表記出す
人や組織がある場所に人や組織を派遣する。
文型
<人・組織>が<人・組織>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
すぐに援軍をお出ししましょう
敵陣に使いを出して降伏を呼び掛けた。
政府は被災地に自衛隊を出すことを決めた。
米国は紛争地域にたくさんの兵を出している
国は海外に専門家を出して、その国の発展の支援をしている。
上部の指示で、特殊部隊が出されて、事件の解決が図られた。
コロケーション
<人・組織>を
兵、自衛隊、援軍、軍、部隊、使い、専門家
<場所>に
被災地、敵陣、味方、地域


14.出店他動詞上級
表記出す
人や組織が新たに店を構えて営業する。
文型
<人・組織>が<店>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
学園祭に模擬店を出そうよ。
今度、駅前に店を出すことにしましたので、よろしくお願いします。
あの会社は事業拡大のために海外にまで支店を出している
お祭で屋台を出されるのであれば、保健所に許可を取ってください。
うちの土地に、コンビニのチェーン店を出させてほしいという依頼があった。
近くに、同じような店を何軒も出されると、うちの店の売り上げがガタ落ちになる。
stairsおい、勇人、今度の学園祭で店出さない
コロケーション
<店>を
店、支店、屋台、店舗、チェーン店、模擬店
解説
「店が出る」の場合は、常設の店ではなく,一時的に設営される屋台などの店の場合に使われるのが普通であるが、「店を出す」は臨時の店にも常設の店にも使える。


15.もの移動の目的他動詞上級
表記出す
人がものをあることを行うために元の場所から移動させる。
文型
<人>が<もの>を<目的>に出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
仕事が多すぎて大変なので、一部を外注に出させてほしいと申し出た。
今年はもうコートを着ませんから、クリーニングに出しましょう
この車を下取りに出して新車を買いたいね。
採血後、すぐに検査にお出ししますが、結果が出るのは明日になります。
ペットボトルのキャップは燃えないごみに出してください。
リサイクルに出された資源ごみを勝手に持って行ってしまう人がいる。
stairsあの、この浴衣はクリーニングに出したほうがいいですか?
コロケーション
<目的>に
修理、クリーニング、下取り、リサイクル、検査、車検、下請け、外注、現像
<ごみ>に[として]
ごみ、廃棄物、くず、廃材


16.体内からの放出他動詞中級★★
表記出す
人や動物や植物が体や臓器の中から物質を外に放つ。
文型
<人・動物・植物>が<物質>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
道端に倒れていた男の人は頭から血を出していた
花の中には腐ったような悪臭を出すものもあるらしい。
先週は、風邪を引いて熱を出していた
食事をすると、膵臓から出されたインシュリンが、糖を細胞に取り込みます。
父は痰を出そうとしても出ないので、私が背中をさすって出させてあげた。
あの舞台の別れの場面では涙を出された方も多かった。
stairs鼻水を出しています
コロケーション
<液体>を
涙、血、うんち、母乳、鼻水、膿、鼻血、つば、痰、よだれ、樹液
<物質>を
ホルモン、インシュリン、結石、毒素、毒、菌
<匂い>を
匂い、香り、悪臭
<気体>を
息、空気、げっぷ
<熱>を
熱、高熱
<動物・植物の一部>から
頭、鼻、口、目、花
解説
この語義では、他動詞「出す」を使うが、「男の人が頭から血を出して倒れていた」や「ぶつかって鼻血を出した」のように非意志の用法が多い。後者は「鼻血」を主語にして自動詞を使って「ぶつかって鼻血が出た」とも言える。前者は主語が「男の人」なので自動詞「出る」で置き換えることはできない。
 「男の人が頭から血が出て倒れていた」


17.ものの出現他動詞中級★★
表記出す
ものや機械などの中や表面からものが現れる。
文型
<もの>が<もの>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
洞窟の中で白い光を出している不思議な石を見つけた。
車が白い煙を出したので、急いで路肩に止めた。
この物質と水を反応させて熱を出させることができます。
核分裂が起こると、瞬間的に膨大なエネルギーが出されます
放射能を何万年も出し続ける物質をどのように管理していくかが課題になります。
まるでフルーツのような甘い香りを出す芳香剤を部屋に置いた。
コロケーション
<気体>を
蒸気、煙、ガス、二酸化炭素、セシウム、水素、酸素
<匂い>を
匂い、香り、悪臭
<物質>を
~成分、有害物質、放射性物質、放射能
<光・熱>を
火、炎、火花、光、熱
<電波・エネルギー>を
エネルギー、電磁波、電波
解説
この語義では、他動詞「出す」を使うが、「機械が煙を出している」のように非意志である。自動詞を使って「機械から煙が出ている」も言える。


18.発声他動詞中級★★
表記出す
人・動物・ものが声・音を発する。
文型
<人・動物・もの>が<音・声>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ハードディスクが雑音を出しているので、いつ壊れてもおかしくない。
風船が大きな音を出して破裂した。
他のお客様のご迷惑とならないよう、大きな声を出されたりされませんようお願いします。
「ありがとう」という言葉を口に出そうとしたが、とうとう言えなかった。
学習者には、間違いを恐れず、どんどん英語を口に出させることが大事です。
突然耳元で大きな声を出されてびっくりした。
コロケーション
<音・声>を
音、声、裏声、音声、ノイズ、騒音、雑音、言葉、英語
<道具・機器>から
スピーカー、パソコン、ピアノ
<身体の一部>から
口、喉、腹
<口>に
解説
この語義では、他動詞「出す」を使うが、「機械が音を出している」のようにものが主語の場合、非意志である。自動詞を使って「機械から音が出ている」も言える。
「声に出す」は発音すること、「言葉に出す」「口に出す」は内容を伝えるために話す、言うこと。慣用句的な意味になっている。例えば、「好きな言葉を何度も声に出して言うと元気になる」「考えていることを口に出して相手に伝えることが大事です」


19.提供他動詞中級★★
表記出す
人や組織が他の人や組織にものなどを提供する。
文型
<人・組織>が<もの>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
最後においしいデザートをお出ししますので、楽しみにしていてください。
不必要な薬を多く出されて困っている人もいる。
あの会社は小切手の不渡りを出しているので、倒産する可能性があります。
ヒントを出そうかとも思ったが、もう少し、自分で考えさせることにしよう。
守秘義務違反にならないように、安易にデータを出させないことが大事です。
時間がなかったので、知人に車を出してもらって、空港まで送ってもらった。
stairsでは、はじめに、お客様にお冷やをお出しする練習をしてみましょう。
コロケーション
<もの>を
薬、処方箋、褒美、賞品、データ、車、不渡り、香典
<飲食物>を
料理、食事、ごちそう、デザート、お酒、お茶
<こと>を
助け、ヒント
<人・組織>に
患者、客、参加者、生徒、人
類義語・反義語
類義語提供する
反義語


20.支払い他動詞中級★★
表記出す
人や組織が他の人や組織に金を支払う。
文型
<人・組織>が<人・組織・もの>に<金>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
社長は社会貢献のためにNPOに資金を出されるおつもりです。
私の絵にお金を出そうという人がいるとは思えませんね。
企業は広告に大金を出すことを惜しまないが、その分の効果があるのだろうか。
そんなものにいくら出させるつもりなの?
各団体に出している助成金は文化活動のために有効に使われている。
いくら手当を出されても、危ない仕事はやりたくない。
コロケーション
<金>を
金、資金、費用、学費、~円、代金、補助金、助成金、手当、ボーナス、残業代
<人・組織・もの>に
会社、団体、大学、絵、広告
類義語・反義語
類義語払う、支給する
反義語


21.提出他動詞中級★★
表記出す
人や組織から他の人や組織に書類・要求を提出する
文型
<人・組織>が<書類・要求>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
明日までにレポートを出そうと思います。
願書は郵送で出さなければなりません。
要望をお出しいただければ、一応は検討します。
どんな要求が出されても、それに応えるのが我々の使命です。
無理やり離婚届けを出させられた
ずっと募集を出しているが、なかなか働き手が見つからない。
コロケーション
<書類>を
書類、レポート、論文、法案
<申請書>を
~届、辞表、願書、申請書
<要求>を
要求、注文、願い、依頼、要請、募集、要望
<人・組織>に
役所、国会、大学、会社
類義語・反義語
類義語提出する
反義語取り下げる


22.通知・指示他動詞中級★★
表記出す
人や組織から他の人や組織に通知、命令、許可などを与える。
文型
<人・組織>が<通知・命令・許可>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
証明書を出してもらうために市役所に行く。
学位を出してもらうためには卒業論文を書かないといけない。
大雨注意報が出されたので、気をつけよう。
豊かな自然を守るために、知事に開発の許可を出させないようにするには多くの署名が必要だ。
緊急事態なので、社長が陣頭指揮に立って直々に指示を出されている
被害が出る前に避難勧告を出そうとしたが、間に合わなかった。
コロケーション
<通知>を
声明、通知、警告、通達、注意報、速報、談話
<命令>を
命令、勧告、~令、政策、指示
<許可>を
許可、内定、証明、認可、ビザ、ゴーサイン、学位
<人・組織>から
役所、会社、大学、社長、~省
<人・組織・場所>に
申請者、部下、会社、住民、~地域
類義語・反義語
類義語与える
反義語取り消す


23.手紙他動詞中級★★
表記出す
人や組織から他の人や組織に手紙やメールを送る。
文型
<人・組織>が<手紙>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ウイルスに感染して、大量のスパムメールを出されて、たくさんの人に迷惑をかけてしまった。
戦時中は、検閲があって、自由に手紙を出させてもらえなかった。
去年まで年賀状を出していましたが、今年からやめました。
お荷物がまだお送り先に届いてないとのことですが、お荷物はいつごろ出されましたか。
返事を出そう出そうと思いつつも、つい忘れてしまっていた。
昨日も今日もメールを出しているけれど、返信がない。
コロケーション
<手紙>を
手紙、メール、郵便、年賀状、荷物、案内、返事、礼状
<人・組織>に
~さん、相手、先方、送付先
類義語・反義語
類義語送る
反義語


24.意見の提示他動詞中級★★
表記出す
人や組織が他の人や組織や社会に対して話題や意見などを提示する。
文型
<人・組織>が<話題・意見>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
世界銀行から来年のアジアにおける経済成長率は2%との予測が出された
社員全員に企画を出させて、いいものを採用することになった。
どんどん意見をお出しください
君たちに夏休みの宿題を出そう
そこまで言うなら、証拠を出せ、証拠を。
国は安全管理に関するガイドラインを出しているのだが、それを守らない企業も多い。
コロケーション
<意見・証拠>を
意見、メッセージ、コメント、証拠、見解、提言
<方針>を
方針、ガイドライン、基準、目標、指標、指針
<質問>を
質問、問題、クイズ、課題、宿題
<案・予想>を
案、アイディア、計画、条件、企画、プラン、構想、候補、予想、予測、予報、見通し
<話題・例>を
話題、話、名前、例、事例、実例、例え話


25.例示他動詞中級★★
表記出す
人や組織がものごとを話題や例として取り上げる。
文型
<人・組織>が<もの・こと>を<話題・例>に[として]出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
自分の成功が話題に出されて、少し気恥ずかしかった。
10年前に起きた事件を例に出させていただくことにします。
ここはテストに出そうと思いますので、よく復習しておいてください。
このことを、今度の発表のときに実例として出してもいいでしょうか。
「部長、あの件、今度の会議で議題として出されたらどうですか」「いや、あのことは二度と口に出さないでもらいたい」
この数字は参考までに出しているもので、誤差が含まれていることをご承知おきください。
コロケーション
<例>に[として]
例、引き合い、事例、実例、例え、参考
<話題>に[として]
話題、話
<試験>に
試験、テスト、クイズ
<もの・こと>を
こと、話、~の件、問題


26.表示他動詞中級★★
表記出す
人や組織が情報などを他の人がよく見えるようにする。
文型
<人・組織>が<表示>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
画面に次から次と出されるポップアップには参ってしまう。
うちの前に看板を出させてほしいと頼まれた。
もうそろそろ時間だから、暖簾を出そうと思うけど、準備はいいかな?
店の前に今日のおすすめメニューの看板を出しておいてくれ。
前の車はウインカーを出していなかったのに、急に曲がったので危なかった。
救難信号を出した船は、その後、自力で港までたどり着いたそうだ。
stairs「暖簾を出す」というと、開店時間が来て、店を開けることを意味します。
コロケーション
<標識>を
標識、表示、看板、暖簾、旗、表札
<画面・表示>を
~画面、字幕、メッセージ、アラート、ポップアップ
<合図>を
合図、サイン、信号、ウインカー、SOS
<場所・位置>に
外、通り、画面、前
解説
暖簾を出すとは、店の出入り口に暖簾と呼ばれる布をかけること。営業中であることを示す。営業が終わると暖簾をしまう。
類義語・反義語
類義語表示する
反義語降ろす、消す


27.掲載・公表他動詞中級★★
表記出す
人や組織がものや情報などを(媒体や人が集まる場を通して)公開・公表する。
文型
<人・組織>が<もの・情報>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
その絵、いいですね。今度、展覧会に出しましょう
この続編が出されたらすぐに買って読みたい。
あの会社は立て続けに新製品を出している
監督、新作をお出しになる予定はおありですか。
強制的に個人情報を出させられることはあり得ない。
あの歌手は過去に大ヒット曲を出しているが、近頃は落ち目だ。
コロケーション
<創作物>を
本、作品、論文、新刊、曲、雑誌、映画、新作、絵画、写真
<商品>を
商品、製品、新製品、新型、新薬
<情報>を
情報、名前、データ、宣言、個人情報、話
<媒体・場所>に
雑誌、テレビ、新聞、インターネット、世、市場、展覧会
類義語・反義語
類義語出品する、発表する
反義語


28.公開・販売他動詞上級
表記出す
人や組織がものなどを売るために公開・公表する。
文型
<人・組織>が<売る場所>に<もの>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
いい物件は売りに出したら、すぐに買い手が付く。
借金返済のために、車を競売に出させられた
お宅の土地、いくらでしたら売りに出されますか。
使わなくなったものは、フリーマーケットに出そうかと思っている。
ピカソの絵がオークションに出されているらしい。
ノートパソコンをネットオークションに2万円で出したら、すぐに売れた。
コロケーション
<不動産>を
土地、家、マンション、店、物件
<もの>を
車、中古車、商品、絵、ワイン
<売買・売買の場>に
売り、賃貸、オークション、マーケット、競売、市場
<値段>で
~円、高額


29.露出他動詞中級★★
表記出す
人や動物が外からは見えなかった体の一部などを見えるようにする。
文型
<人・動物>が<身体の一部・着衣>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
おなかを出して寝ると風邪を引くから気を付けてね。
女性は日焼けを嫌って、夏でも長袖を着て、腕を出そうとしない。
ズボンを下げて、へそや下着を出している若者は、それがファッションだと言う。
高校生のときは、前髪を短く切って、おでこを出させられた
かわいい猫でも獲物を狙って鋭い爪を出されると、野性味を感じるね。
生足を出すというのは、ストッキングを履かないで脚を見せることだ。
コロケーション
<身体の一部>を
おなか、舌、へそ、腕、お尻、肌、足、生足、肩、胸、おでこ、歯、尻尾
<動物の体の一部>を
針、毒針、爪、(蜘蛛の)糸
<衣服>を
下着、パンツ、シャツ(の裾)
類義語・反義語
類義語見せる、露出する
反義語隠す


30.暴露他動詞中級★★
表記出す
人や組織が隠されていた事実を明らかにする。
文型
<人・組織>が<事実>を<見えるところ>に出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
真相を明るみに出さない限り、問題は解決されない。
実態を表に出そうとすれば、大変なことになるだろう。
先生は最後まで真実を口に出されることなく、批判を一身に受けたまま、逝った。
結局、真実が明るみに出されることはなく、闇に葬られてしまった。
組織ぐるみで、真相が表に出されないように画策した。
部下に不祥事を表に出させないように画策した。
コロケーション
<事実>を
事実、実態、真実、真相
<見えるところ>に
明るみ、表、口
類義語・反義語
類義語
反義語隠す


31.表出他動詞上級
表記出す
人が性質・表情・雰囲気などを現す。
文型
<表情・雰囲気>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
もっと素直に自分を出そうよ。
本性を出させようとしても、なかなか本性を出さない奴だな。
欲を出し過ぎると失敗するから気をつけよう。
あの人は独特の雰囲気を出している
あの方はすぐに感情を表に出されるような方ではありません。
癖を出さないようにすればするほど、出てしまうのは困ったものだ。
コロケーション
<性質>を
自分、本性、特徴、特色、個性、癖
<表情>を
表情、笑顔
<雰囲気>を
雰囲気、感じ、風格、色気、ムード、オーラ
<感情>を
感情、気持ち、本音
<欲>を
欲、意欲
<外見・口>に
表、顔、口、態度、表情
類義語・反義語
類義語現す
反義語隠す


32.能力発揮他動詞上級
表記出す
人や動物が能力を現す。
文型
<人・動物>が<能力>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ここぞというところで、得意技を出して勝つことができた。
生徒にもっとやる気を出させるにはどうしたらいいでしょうか。
テストで実力を出し切れずに、悔しい思いをした。
みんなで知恵を出そう。そうすれば、問題の解決の糸口も見つかると思う。
あのとき、もう少し勇気を出していれば、うまくできたかもしれない。
最後に相手にファインプレーを出されて負けてしまった。
コロケーション
<能力>を
実力、能力、知恵、才能
<技>を
技、プレー、ファインプレー
<気力>を
気力、元気、やる気、勇気
<場面>で
試合、試験、闘い、狩り


33.特質・性質の発現他動詞上級
表記出す
人がものや人にそれまで見られなかった特質・性能が現れるようにする。
文型
<人>が<特質・性能>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
アクセルを踏ませてスピードを出させた
玉の表面を丁寧に磨いて、光沢を出しています
勇気を出して困難に立ち向かって行こう。
ふんわり立ち上げることで髪にボリュームを出そうと思います。
砂糖の代わりに合成甘味料で甘味を出すことができる。
「このあたり、いい色を出されていますね」「はい、それは岩絵の具を使っています」
stairsコクを出すために、最後にチョコレートを入れるんです。
コロケーション
<外見>を
色、光沢、ボリューム、厚み、艶、質感、奥行き、広がり
<特性>を
粘り、とろみ、症状、特性、違い、迫力
<性能>を
性能、スピード、パワー、強度、精度、弾力
<味>を
味、コク、甘味、風味、酸味
<手段・材料>で
ワックス、調味料
<もの>に
表面、味、髪
解説
手段・方法をデ格で表して「リンゴで味にコクを出す」と言うことも、ガ格で表して「リンゴが味にコクを出す」と言うこともできる。


34.被害の発生他動詞上級
表記出す
行為や出来事によって被害を生じさせる。
文型
<被害者・被害>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
うちの会社は過去10年間、一度も赤字を出していない
レストランは食中毒を出すと営業停止になる。
避難指示が遅れたために多くの犠牲者を出してしまった
地震とその後起こった津波は極めて広い地域に甚大なる被害を出しました
取引先に損失を出させるわけには行かないので、自社で損失の穴埋めをすることもある。
弊社の提供する情報を利用した売買でいかなる損失を出された場合でも、弊社は一切の責任を負いません。
コロケーション
<被害者>を
死者、死傷者、犠牲、犠牲者、死人、けが人
<被害>を
被害、実害、歪(ゆが)み、火事、火、食中毒
<余剰>を
無駄、余剰
<損失>を
損失、損、損害、損益、赤字
<出来事>で[によって]
事故、事件、地震、震災、津波、戦争、火事
<場所・組織・分野>に
地域、会社、学校、自治体、企業、農業、水産業
解説
他動詞「出す」と自動詞「出る」が交替できる。他動詞を使うと被害を防げなかったことに責任を感じることを現す。「地震でけが人を出す」の場合、人・組織による地震の対策が不十分であるなどの意味が生じる。
 地震でけが人を出す。
 地震でけが人が出る。


35.成果・利益他動詞上級
表記出す
人や組織が行為や出来事によって成果が生じるようにする。
文型
<人・組織>が<成果>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
短期間で効果を出そうとしてもうまくいかないだろう。
100円ショップはどうやって儲けを出しているのか、不思議でならない。
受験でお子さんが良い結果を出されることを祈っております。
選手にいいタイムを出させるのがコーチの役目です。
わが社は赤字なのにライバル会社に黒字を出され、社員が焦っている。
やり方はどうあれ、結果を出しているから、文句が言えない。
コロケーション
<成果>を
効果、成果、結果、実績、新記録、タイム
<利益>を
利益、儲け、黒字、収益
<当たり・合格>を
当たり、ヒット、当選、合格、OK


36.結果・結論他動詞中級★★
表記出す
人が計算、調査、議論によって、結果や結論を導く。
文型
<人・組織>が<結果・結論>を出す
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
十分に話し合ったから、そろそろ結論を出そうよ。
生徒には少しだけヒントを与えて、自分自身で正解を出させるようにするとよい。
交通事故では、それぞれの過失の割合を出して、保険を適用する。
政府は今後10年の税収の試算を出しているが、その通りになるかどうかは分からない。
1週間ほどあれば結論をお出しすることができます。
一審では有罪であっても、二審で無罪判決が出されるということもある。
コロケーション
<計算値・計測結果>を
数字、値、数値、相関、割合、合計、確率、水平、中心
<金額>を
金額、見積もり、予算、試算、価格、料金
<評価・判断>を
成績、評価、点数、得点、順位、判定、判断、判決
<答え・結論>を
答え、回答、解答、正解、結論、判決


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<建物・場所・位置>から
四月を迎えると、種子籾が土蔵のから出され、盤切りの中で薬で消毒され塩水で選別される。
(結城昭八著 『心象童話』, 2004, 289)
<もの>から
ポケットから名刺を出した。
(内田康夫著 『はちまん』, 2001, 913)
<境界>から
床下収納もあるほか、たまったゴミ袋などは正面のドアからすぐ庭に出しておけるので、90センチの通路幅を広々と使えます。
(住まい100選(別冊・新しい住まいの設計), 2002, 家庭/生活)
<位置・場所>に[へ]
こんな季節の週末には、ベランダやにテーブルを出してのブランチ、というのも気持ちいいもの。
(オレンジページ, 2001, 一般)
<身体の一部>を
晋作が水面からを出した。
(麻宮騎亜原作;大沼弘幸著 『香津美斬魔剣』, 1993, 913)
ドアをあけてケイがを出した。
(五木寛之著 『四季・奈津子』, 1979, 913)
<体の動き>を
ムーニーは試合がはじまってからただの一発もパンチを出してないが、それにたいするブーイングもなかった
(船戸与一著 『炎流れる彼方』, 1993, 913)
<位置>に[へ]
右の人差し指を顔のに出し、じっと見つめます。
(宝田恭子著 『くちびる美人ダイエット』, 2004, 595)
<植物の部分>を
春になると,いろいろな植物の種子がを出す。
(新編 新しい理科 5上, 2006, 小)
<乗り物>を
運転手は何も言わずにを出した。
(韓寒著;平坂仁志訳 『上海ビート』, 2002, 923)
「地下鉄のベイカールー線の振り替え輸送バスを出していますが、そのバスはここが終点です」という内容である。
(多賀敏行著 『シャープなリンゴとルーズなトマト』, 1999, 830)
<学校>を[まで]
いや、そもそもが親がかりで大学まで出してもらったような男である。
(一冊の本, 2001, 総記/マスコミ)
<組織・場所>が[から]
合併して自治体の規模が大きくなると、これまでの町村という地域からは議員を出すことも困難になり、住民の声が届かなくなります。
(保母武彦監修;日本自治体労働組合総連合政策運動局編 『小さくても元気な自治体』, 2002, 318)
<人>を
その手法を踏襲したのは小沢一郎で、細川内閣でも羽田内閣でも、自党たる新生党から法務大臣を出したのである。
(Yahoo!ブログ, 2008, インターネット)
<社会・場所・組織>に
両チームはいつも合同練習をしているが、アトランタ五輪に代表選手を出すほどの強豪ライオンズに、SPREADが叱咤されて、悔しがる図が続いている。
(AERA(アエラ), 2002, 一般)
<目的>に
吉蔵は、その後も何度か、城下へ使いに出された。
(日本文藝家協会編纂 『江戸恋い明け烏』, 1999, 913)
貧しい野間好雄夫婦を見かねて、「息子さんを出されては」と清治を養子に出す勧めもあった。
早瀬利之編著 『タイガー・モリと呼ばれた男』, 1991, 789)
<試合>に
「主将、今度の試合に僕を出して下さい」
(高橋三千綱著 『九月の空』, 1978, 913)
<場所>に
おおらかに育てるにはどうしたらいいかというと、人前にどんどん出すということ、それからどこへでも連れて歩くということ。
(野村有紀子,野村沙知代著 『日本一勇気ある嫁』, 2001, 367)
<人・組織>を
しかし命令が出た以上を出さないわけには行かなかった。
(新田次郎著 『新田義貞』, 1978, 913)
<店>を
マクドナルドが銀座に1号店を出したとき、たしか、値段は百八十円だった。
(一冊の本, 2001, 総記/マスコミ)
雨の日も風の日も夫婦で屋台を出して、今日食べる米代を稼がなきゃならなかったんです私…。
(藤原緋沙子著 『紅椿』, 2005, 913)
<目的>に
昨日のことですが、修理に出していたAVアンプが返ってきました。
(Yahoo!ブログ, 2008, ペット、動物)
ドライクリーニングでは汗ジミは取れないので、クリーニングに出す前に自分でお手入れをしておいて。
(沖幸子監修 『家事のアイデア事典』, 1998, 590)
<ごみ>に[として]
ガスライターも必ず使い切ってから、ごみに出しましょう。
(広報さっぽろ+ていね区民のページ, 2008, 北海道)
<液体>を
子供が睡眠中に鼻血をだし、敷布団に血がついてしまいました。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 家事、住宅)
出産後もし食料が手に入らず、お母さんが何日も食べられなくても、お母さんは自分の脂肪を使ってちゃんと栄養のある母乳を出しつづけることができるようになっています。
(桶谷式乳房管理法研鑚会編;小林美智子監修 『桶谷式母乳で育てる本』, 2002, 493)
<物質>を
身長や体重がある程度ふえてくると、大脳が「ホルモンをだしなさい」と命令をだします。
(小学五年生, 2001, 学習/語学)
この歯垢の中の細菌が毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こします。
(広報おとふけ, 2008, 北海道)
<匂い>を
落ち葉が発酵しながらいい香りを出すが、これはいろんな物質が化学反応を起こしながら出来たものである。
(崔鎭圭著;フィールド出版編集部訳 『薬になる野山の草・花・木』, 2005, 499)
カメムシといえば悪臭を放つ虫として知られているが、普段から臭いを出している訳ではない。
(Yahoo!ブログ, 2008, 自然科学)
<気体>を
不安が胃液とともにのぼってきて、思わず王様はゲップを出した。
(桑原一世著 『最後の王様』, 1988, 913)
<熱>を
ある朝、二歳の長女が三八・五度のを出しました。
(石井普雄著 『最後の超念力』, 1987, 147)
<気体>を
当時は蒸気船ですから、石炭を積み、それを燃やしたを出すための煙突があります。
(井沢元彦著 『日本史集中講義』, 2004, 210)
本来、排ガスを出す自動車は、社会にそれだけ不利益を与えているのですから、その分は値段が高くあってしかるべきなのです。
(野口旭著 『ゼロからわかる経済の基本』, 2002, 330)
<物質>を
水素ガスは、燃焼した後、汚染物質を出さないクリーンなエネルギーである。
(鐸木能光著;SCCライブラリー編 『インターネット時代の文章術』, 1999, 816)
<光・熱>を
マグネシウムは,強熱すると明るいを出して燃焼する。
(高等学校化学Ⅰ, 2005, 高)
<電波・エネルギー>を
運動のあと酸素がもとどおり供給されだしたら、乳酸の一部は酸化を受けてエネルギーを出す。
(日本化学会編 『化学・意表を突かれる身近な疑問』, 2001, 430)
<音・声>を
女がかすれたを出した。
日本冒険作家クラブ編;香納諒一ほか著 『孤狼の絆』, 1999, 913)
脱殻機がにぶいを出し、人々の声が聞こえた。
(エリ・エス・ヴィゴツキー著;広瀬信雄訳 『子どもの想像力と創造』, 2002, 371)
<口>に
直後、その彼が重大な言葉をにだした。
(阿部牧郎著 『悲しまぬおれたち』, 1988, 913)
<もの>を
内科でも花粉症のを出してもらえます。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 健康、病気、ダイエット)
順調だったが、オイルショックで不渡りを出し、倒産してしまった。
(増子義久著 『東京湾が死んだ日』, 2005, 601)
<飲食物>を
今度、一緒に食べに行こう。 抜群にうまい料理を出してくれる店だから。
(小池真理子著 『恋』, 1995, 913)
僕は居間のソファーに彼を座らせ、お茶を出した。
(村上春樹著 『村上春樹全作品1990~2000』, 2003, 918)
<こと>を
全然わからない人のために重要なヒントを出すと、これはカタカナの寝具。
( 『マジカル頭脳パワー!!』, 1992, 798)
<人・組織>に
に出されるのはコーヒーでもイギリス風のミルクティーでもなく、日本茶だった。
(野地秩嘉著 『ヤァ!ヤァ!ヤァ!ビートルズがやって来た』, 1999, 289)
<金>を
黒田はいくらでもを出すはずだと、留男は思った。
(清水一行著 『取締役解任』, 1992, 913)
「売上を伸ばせばボーナスを出すぞ」
(山本直人著 『話せぬ若手と聞けない上司』, 2005, 336)
<人・組織・もの>に
すでに最新のインターネット技術を生み出す八社に資金を出している。
(江戸雄介著 『ITの次は「これだ」』, 2001, 572)
<書類>を
なにごとかと思ったら、ほんとうに税務署員が会社にやってきて書類を出させ、調べはじめた。
(中原洋著 『腐敗と寛容インドネシア・ビジネス』, 2005, 302)
六ヵ月の研修の最後に「報告書」を書き、一年後にフォローアップレポートを出すのが、決まりだった。
(赤松良子著 『赤松良子』, 2001, 289)
<申請書>を
休学するなら届けを出してください
(松山千春著 『足寄より』, 1979, 767)
最後に私が試験勉強した期間は願書を出してから,試験日までの約6ヶ月間です。
(粕谷茂著 『プロエンジニア』, 2002, 507)
<要求>を
映像化に際して、先生から注文を出されることはあるのですか?
(『このミステリーがすごい!』編集部編 『静かなる謎北村薫』, 2004, )
<人・組織>に
役所に婚姻届を出すと「おめでとうございます」といわれますよね?
(Yahoo!知恵袋, 2005, 冠婚葬祭)
<通知>を
前後して暴風雨警報をしばしば出してよく的中させたので、気象台はたちまち庶民の信頼を博してしまった。
(辻真先著 『西郷の沖縄独立大戦略』, 1998, 913)
<命令>を
秋田さんは、すぐに泉津の住民に避難命令をだした。
(NHK「プロジェクトX」制作班編 『命を救え!愛と友情のドラマ』, 2001, )
また定期的に上記の項目にもとづいて事業者を監督し、必要に応じて是正勧告を出さなければなりません。
(高齢者生活支援研究会編 『これからの配食サービス』, 2004, 369)
<許可>を
一家は3人での在留を希望したが、法務省東京入国管理局は、日本語しか話せない長女のみに在留特別許可を出した。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
だから内定を出していた企業も全ての内定者が入社するとは思っていなかったはずだ。
(Yahoo!ブログ, 2008, 日本)
<手紙>を
手紙を出したが、引っ越して転居先不明だった。
(林穣二著 『北欧に魅せられて』, 2003, 289)
そこで,自動車会社で働く高橋さんにメールを出して,質問してみました。
(新編 新しい社会 5上, 2006, 小)
<意見・証拠>を
発表が終わると,各グループは質問,意見を出すために相談し考える。
(日木流奈著 『ひとが否定されないルール』, 2002, 916)
<方針>を
トップは毎年、年度の初めに売上などの目標数字とは別に経営方針を出し、会社をその方向に進めようとします。
(山口裕著 『営業マネジャーの実際』, 2003, 673)
日本の産科婦人科学会は、十数年前に受精卵の凍結保存についてガイドラインを出しています。
(帚木蓬生著 『エンブリオ』, 2005, 913)
<質問>を
問題を出す人は、答えを紙にかいておきます。
( 『遊びの本』, 1997, )
その日に勉強したことを忘れないように、あとになってもすぐに思い出せるようにという意味で宿題をだします。
(小宮山博仁著 『わが子を算数大好きに変える本』, 1995, 375)
<案・予想>を
「オレのほうがもっとすばらしいアイディアを出してやる」
(内藤誼人著 『勝つための「心理戦略」』, 2001, 361)
よい条件をだせば、優秀な人材が集まる可能性はある。
(川上哲治著 『悪の管理学』, 1981, 336)
<話題・例>を
話しかけたり話題を出すのは私ばかりで、旦那はそれに答えるだけ。
(Yahoo!知恵袋, 2005, メンタルヘルス)
<例>に[として]
オシドリの話はよく結婚式で引き合いに出されます。
(NHK「なぞ解き歳時記」制作グループ編 『なぞ解き歳時記』, 1998, 699)
<話題>に[として]
もし、誕生日が間近になってきたのに相手がそのことを話題に出さなかったら(当日デートの約束をしてなかったら)どういう態度に出ますか?
(Yahoo!知恵袋, 2005, 恋愛相談、人間関係の悩み)
<試験>に
教えていないことをテストに出す、などというのはけしからん、ということである。
(長島猛人著 『チャイムが鳴ったら』, 2002, 370)
<もの・こと>を
わたしがを出したのか、金森さんのほうから出たのか、はっきりしない。
(藍香一郎編著 『家訓』, 2001, 159)
<標識>を
夕暮れになると、赤い電車を横目に見ながら、私は店の看板を出す。
(彩ノ木フジ子著 『赤い電車は未知への一歩でした』, 2005, 289)
<画面・表示>を
印刷するためにはまず、「Ctrl」キーを押しながら「m」キーを押してメニュー画面を出してください。
(小川祐一著 『学級経営&成績評価支援プログラム「担任くん」ガイドブック』, 2003, 374)
<合図>を
暑い夏が苦手な植物たちは、必ずどこかに「助けて」というサインを出しています。
(趣味の園芸(NHKテレビ放送テキスト), 2005, レジャー/趣味)
秋元は左のウインカーを出して左折車線に入り赤信号で止まった。
(松本賢吾著 『トラップ罠』, 1999, 913)
<創作物>を
十三年前にやせるをだしたときに四十六キロだったんですけどね。
(辺見庸著 『新・屈せざる者たち』, 2000, 914)
<商品>を
とりわけ日本ではすでに、文房具の大手を含めてなんと十四社が、追いかけて似たような商品を出してきている。
(上前淳一郎著 『人・ひんと・ヒット』, 1990, 675)
<媒体・場所>に
にもかかわらず、ジョーは『ニューヨーク・タイムズ』その他の新聞に(『グローブ』の発言の)否認声明を出した。
(ロナルド・ケスラー著;山崎淳訳 『汝の父の罪』, 1996, 289)
<不動産>を
このを売りに出せばすぐ買える値段です
(嵐山光三郎著 『蘭の皮膜』, 1993, 913)
<売買・売買の場>に
部屋は七階、最上階の東南の角が売りに出されていた。
(二条睦著 『監獄女医』, 2000, 913)
林業家から立木を買って、伐り出して原木(丸太)市場に出す。
(羽鳥孝明著 『遊ぶ!レジャー林業』, 2001, 650)
<身体の一部>を
ぺろりとを出して、説子は笑った。
(COBALT(コバルト), 2004, 児童)
家に帰ってハーネスをはずしたときには、渡辺さんになでられると横になり、お腹を出して甘えることもある。
(秋元良平写真;石黒謙吾文 『盲導犬クイールの一生』, 2001, 369)
<動物の体の一部>を
うちのネコは、そういう風にしつけをしたので、遊んでいてネコパンチをするときも絶対を出しません。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 動物、植物、ペット)
<衣服>を
ウエストのラインが直線にカットされたタイプなので、ジャージのをわざとパンツの外に出して着こなしたい。
( 『オフロードバイク&ギアカタログ』, 2001, 537)
<事実>を
研究は政府の勧告や規制を完全にまぬがれた巨大なアングラ経済の実態を明るみに出している。
(スーザン・ジョージ著;向寿一訳 『債務危機の真実』, 1989, 338)
<見えるところ>に
権力の醜い本質が改めて明るみに出された。
(佐藤正著 『野坂参三と宮本顕治』, 2001, 289)
<性質>を
以前は自分を出そうとしたけど、全然出す必要なくなったの。
(横尾忠則著 『芸術ウソつかない』, 2001, 704)
アメリカでは個性を受け入れてくれるから、自己主張して個性を出しても安心するんだろうけれど、日本では受け入れてくれないからできない。
(池上正樹著 『「引きこもり」生還記』, 2001, 371)
<表情>を
フィービは彼の強い視線を感じ、表情を顔に出すまいとした。
(キム・ローレンス作;柿原日出子訳 『罪深き一夜』, 2004, 933)
<雰囲気>を
助動詞を過去形にすることで、(相手との)距離を離し、控えめな雰囲気を出す
(国生浩久著 『大人のための英文法がよくわかる入門講座』, 2002, 835)
<感情>を
高田さんは普段はあんまり感情を表に出さないんですけど。
(東邦出版株式会社編 『「高田延彦」のカタチ』, 2003, 788)
<欲>を
不満なんてひとつもないはずなのに、人間、を出せば切りがないものだとつくづく思う。
(高岡ミズミ著 『ハッピーハーレム』, 2003, 913)
<外見・口>に
しかし緋奈は悔しさを表情には出さず、静かに口を開いた。
(林トモアキ著 『ばいおれんす・まじかる!』, 2002, 913)
<能力>を
千代丸は、時には大人も及ばぬ智恵を出すようになっていた。
(山田智彦著 『蒙古襲来』, 1991, 913)
そのころになると、出版界も、ようやく大手出版社が実力を出しはじめ、仙花紙時代の零細出版社は次々に淘汰された。
(藤沢秀行著 『人生の大局をどう読むか』, 2003, 159)
<技>を
お互いのことを知っているし、お互いのいいところを潰そうという感じでいいプレーを出しにくい感じだった。
(佐藤俊著 『中村俊輔リスタート』, 2002, 783)
<気力>を
それでも勇気を出して気持ちを伝えるべきでしょうか?
(Yahoo!知恵袋, 2005, 恋愛相談、人間関係の悩み)
「松本さん、寮生の為に懸命に努力したのに残念だろうが、過去の事は忘れて、未来に向けて前進あるのみだ。 元気を出して頑張ろう」
(松本正嘉著 『わが戦後私記』, 2001, 289)
<外見>を
ボリュームをやや出しながら、前に押し出しピンで固定します。
(JJ, 2003, 一般)
上塗りには、要求される塗膜の外観やテクスチュアにより、光沢を出す目的のものと光沢を消す目的のものがある。
(木材塗装研究会編 『木材の塗装』, 2005, 657)
<特性>を
中井さんは、昆布をいったんすりつぶしてドロドロにし、米粉を加えて粘りを出し、それから粘土細工を作るように盃の形に整えることを考えました。
(平井工著 『一人でできる特許の取り方・活かし方』, 2003, 507)
<性能>を
「私は去年この道でスピードを出しすぎて溝に落ちたのよ」
(ミランダ・リー作;上村悦子訳 『歓びの代償』, 2002, 933)
電動ドリルは比較的安全な電動工具とはいえ、人の何倍ものパワーを出す機械。
( 『徹底使いこなし電動ドリル&ドライバー』, 2005, )
<味>を
手羽先も、カレーやシチューとして煮込むといいを出してくれます。
(永冨明郎著 『単身赴任の台所』, 2004, 596)
仕上げに牛乳を少し入れ、コクを出しました。
(Yahoo!ブログ, 2008, グルメ、ドリンク)
<もの>に
煮汁が半分程になったら、周りから煮汁をかけ、たいの表面に照りを出す。
(青島和之指導 『魚のさばき方』, 2005, 596)
<被害者>を
二キロ焼夷弾を市の北西部にばらまき、十数人の死傷者を出した。
(野坂昭如著 『「終戦日記」を読む』, 2005, 210)
六千万人の犠牲を出して戦うだけの価値が、この戦争に果たしてあるかどうか?
(山岡荘八著 『小説太平洋戦争』, 1987, 913)
<被害>を
今回の雲仙普賢岳の噴火は,自然や住んでいる人々にかなり大きな被害を出した。
(新しい科学 2分野下, 2005, 中)
<損失>を
株式投資の基本は、損失を出したとき、それをいかに小さく抑えるかです。
(MONEY japan, 2002, 家庭/生活)
順調にいっていたかに見えた経営も、二〇〇一年に大幅な赤字を出した。
(恩田饒,礒崎圭二著 『勝ち組に学べ!』, 2005, 332)
<出来事>で[によって]
これら11の事件で、死者25人を出している。
(Yomiuri Weekly, 2003, 一般)
<成果>を
半期ごとに成果を出せといわれても、明確な成果を出せないことも多い。
(野田稔著 『やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義』, 2004, 336)
先生がアリの熱心さに負けて仕方なく校庭を走らせてみると、びっくりするほどのタイムを出す。
(沢木耕太郎著 『世界は「使われなかった人生」であふれてる』, 2001, 778)
<利益>を
「業績」項目で、企業が利益を出しているかどうかを確認できます。
(滝川好夫著 『ファイナンス理論「入門」』, 2005, 338)
やっと、劇団の会計も、このところ黒字を出すようになっていたのである。
(赤川次郎著 『三毛猫ホームズのクリスマス』, 1988, 913)
<当たり・合格>を
ほかにも同社のホームページを見ていて、ヒットを出すというエイベックスの経営者の並々ならぬ気迫を感じたので、僕なりに勝負をかけました
(エコノミスト, 2005, 経済/経営)
<計算値・計測結果>を
ここでは、各担当者の販売数の総合計を出してみよう
(朝日ビジネスPASO(ビズぱそ), 2002, 電気機/電子)
<金額>を
2500万円の見積もりを出されていた外壁の塗装工事が、750万円で済んだこともありました
(Yomiuri Weekly, 2005, 一般)
「会長の方針として、単に予算を割り振るのではなく、各部門ごとに活動内容と必要な予算を出してもらい、幹事会でヒアリングの上、より効果的な配分を行っていることです。
(広報よこはま磯子区版, 2008, 神奈川県)
<評価・判断>を
去年の移植学会で外科のグループが確かリツキサンを使って成績を出していましたが,長期の非常にいい成績だったと思いますが….
高橋公太,田中紘一編 『ABO血液型不適合移植の新戦略』, 2005, 494)
総合順位を出すために全体を得点順に並べかえ,順位を入力する。
(Information & Solution 新版情報B, 2006, 高)
<答え・結論>を
なぜなら私はすでに自分で答えを出している。
(吉元由美著 『天使の樹』, 1995, 913)
私は今すぐ結論を出す必要はないと思います
(Yahoo!知恵袋, 2005, 恋愛相談、人間関係の悩み)






























絶対に窓から手や顔を出さないようにお願いいたします。
次の試合に出してもらえることになったよ!
おい、勇人、今度の学園祭で店出さない
あの、この浴衣はクリーニングに出したほうがいいですか?
鼻水を出しています
では、はじめに、お客様にお冷やをお出しする練習をしてみましょう。
「暖簾を出す」というと、開店時間が来て、店を開けることを意味します。
コクを出すために、最後にチョコレートを入れるんです。
葬式を出す

意味
葬式を執り行う。
用例
親が子どもの葬式を出すのはつらいだろう。
コーパスからの用例
何ぞ形見のお品でも納めて、葬式を出しなされ。(杉本苑子著 『夜叉神堂の男』, 1990, 913)
手を出す

意味
触る。奪う。
用例
人のお金に手を出してはいけません。
コーパスからの用例
禎蔵は茶には手を出さずに言った。(乙川優三郎著 『蔓の端々』, 2003, 913)
意味
(一般的に悪いことを)始める。
用例
下手にギャンブルに手を出すと危ない。
コーパスからの用例
覚醒剤に手を出しているらしいぞ。 (白川道著 『海は涸いていた』, 1996, 913)
意味
なぐる。
用例
腹が立っても手を出したらだめだ。
コーパスからの用例
先に手を出したのはうちの子だったそうで 先方にお詫びを致しました。(Yahoo!知恵袋, 2005, 子育て、出産)
(女性に)手を出す

意味
女性を誘惑する。
用例
俺の女に手を出したら、ただではすまないぞ。
コーパスからの用例
カズは女と見れば手を出す男だ。(柴田よしき著 『少女達がいた街』, 1997, 913)
あごを出す

意味
とても疲れる。
用例
道が急なので登り出してすぐにあごを出した。
コーパスからの用例
別山までの上りがきつく、顎を出してしまいましたが、その後は快調。(石井善子著 『明日のおもいで』, 2002, 049)
おくびにも出さない

意味
(「おくび」は「げっぷ」のこと)隠してまったく分からないようにする。
用例
本当は相手のことを知っているのに、おくびにも出さずに知らないふりをする。
コーパスからの用例
お産に対する恐怖をおくびにも出さずケロリと答える。(久藤冬貴著 『ブルーローズ・ブルース』, 2003, 913)
助け舟[船]を出す

意味
助ける。
用例
質問に答えられなくて困っていたので助け舟を出してあげた。
コーパスからの用例
ぼくが困り果てていると、寺尾のじいさんが助け船を出してくれた。(斉藤政喜著 『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅』, 1998, 291)
暇を出す

意味
(強制的に)休暇を取らせる。
用例
使用人はミスをしてしばらく暇を出された。 
コーパスからの用例
大型店が出来てから売上が落ち、従業員も徐々に減らし、つい先日は最後の従業員にも暇を出したばかりだ。 (小杉健治著 『父からの手紙』, 2003, 913)
顔を出す

意味
人の集まるところに行く。
用例
今度、時間があったらうちの研究会に顔を出してくれないか。
コーパスからの用例
ちょっと事務室まで顔を出してくれ。 (檀一雄著 『火宅の人』, 2003, 913)
意味
隠されていたものが現れる。
用例
追い込まれるに従って、本性が顔を出した。
コーパスからの用例
孤独は一人ぼっちの精神から生まれるのではなく、他への不信感から顔をだす。(松山善三著 『ああ人間山脈』, 1985, 188)
ぼろを出す

意味
隠していた欠点を明らかにしてしまう。
用例
せいぜいぼろを出さないように注意するんだな。
コーパスからの用例
そんなふうじゃ、いくら教えても直ぐにボロを出すのが落ちだ。(丹地甫著 『ハマヒルガオ』, 2005, 913)
精を出す

意味
がんばる。
用例
これからより一層仕事に精を出して参ります。
コーパスからの用例
結局、私にできることはアルバイトに精を出すことぐらいだった。 (吉永みち子著 『気がつけば騎手の女房』, 1989, 289)
複合動詞 V1

出し切る、出し抜く、出し渋る、出し惜しむ
複合動詞 V2

思い出す、取り出す、生み出す、飛び出す、作り出す、引き出す、差し出す、逃げ出す、乗り出す、持ち出す、呼び出す、打ち出す、吹き出す、吐き出す、言い出す、抜け出す、引っ張り出す、つき出す、暴き出す、あふれ出す、あぶり出す、洗い出す、生み出す、追い出す、起き出す、貸し出す、考え出す、聞き出す、探し出す動き出す、歩き出す、泣き出す、笑い出す、話し出す、降り出す、怒り出す、しゃべり出す、踊り出す
複合名詞

出だし、ごみ出し、頭出し、ダメ出し
出す(1グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型起伏型
辞書形
ない形ない
~なかったなかった
ます形だし
~ませんだしま
~ましただしした
~ませんでしただしまんでした
~ときすとき
ば形せば
意向形
て形して
た形した
可能形
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