当たるのコアイメージ

1.物理的接触自動詞初級★★★
表記当たる
ものが移動して、別のものの一部に接触する。
文型
<もの>が<ものの一部>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ボールがバットの芯に当たる
雨が窓に強く当たっている。
前髪が目に当たっていて邪魔だ。
飛んできた石が頭に当たって大けがをした。
口の中で舌が矯正器具に当たり、うまく発音できない。
前から歩いてきた人に軽く当たられただけで体勢を崩し、転んでしまった。
コロケーション
<もの>が
ボール、打球、肘、竹刀、石、骨、歯
<ものの一部>に
① ものの一部:バット、ラケット、ガラス
② 身体の一部:目、顔、頭、肌、首、耳
<様態>
軽く、強く、うまく、ちょっと、こつんと
非共起例
<もの>が
 寒流と暖流があたる
 寒流と暖流がぶつかる
液体同士または気体同士の接触には「あたる」ではなく「ぶつかる」を用いる。
解説
ものが移動して、別のものの一部に接触することを表す。なお、「雨がフロントガラスに当たる」のように、断続的な接触を表すこともある。
誤用解説
 対向車同士が当たった
 対向車同士がぶつかった
「あたる」も「ぶつかる」と同様に接触を表すため、ある程度の衝撃を表すことはできるが、本来の方向への前進を妨げられるような強い衝撃を伴う接触である場合には、「あたる」ではなく「ぶつかる」を用いる。なお、車同士の接触でも、接触の個所が全体の一部分であり、前進を妨げられない場合には、以下のように「あたる」を用いることができる。
 前から来た車がミラーに当たったが、そのまま走り去っていった。
類義語・反義語
類義語ぶつかる、触れる、接触する
反義語


2.物理的接触(命中)自動詞初級★★★
表記当たる、中る
移動させたものが、狙ったもの(の一部)に接触する。
文型
<もの>が<狙ったもの(の一部)>に当たる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ダーツが的に中る
銃弾が標的に当たった
矢がど真ん中に当たっている。
球が急所に当たる確率はそれほど高くない。
球が見事的に中れば景品がもらえます。
太鼓を打つときは、バチ先が面の中心に当たるようにしなさい。
コロケーション
<もの>が
矢、銃弾、弾、弾丸、ダーツ
<狙ったもの(の一部)>に
的、標的、急所、真ん中
<様態>
ちょうど、うまく、ぴったり、見事(に)
解説
矢、弾などを放ち、それが的などの狙ったところに接触することを表す。この意味での「あたる」は、移動物が別のものの一部に接触することを表すという点は語義1と同様だが、接触対象であるものの一部が、意図した部分であるという点では語義1と異なる。
誤用解説
主体だけでなく、接触対象の<狙ったもの(の一部)>の方も、主体である移動物に向かって移動しており、その接触が実際には相互動作である場合であっても、ト格は用いられない。
 弾が向かってきた敵当たった。
 弾が向かってきた敵当たった。
この意味の「あたる」では、その接触によって主体にも何らかの影響(衝撃)があったとしても、主体を移動させる人の意図(狙い)に焦点が当たっているため、接触対象からの影響は問題にならず、相互動作と捉えられることはない。
類義語・反義語
類義語命中する
反義語外れる、逸れる


3.攻撃自動詞中級★★
表記当たる
攻撃・技が狙ったとおりに人・もの(の一部)に接触する。
文型
<攻撃・技>が<人・もの(の一部)>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
蹴りがうまく相手に当たった
こちらの攻撃が運よく当たり、ポイントを先取した。
相手の動きがすばやくて、なかなか攻撃が当たらない
禁止部分に打撃が当たったら、反則を取られることもある。
相手のパンチが当たる瞬間に顔の向きを変えて、衝撃を殺す。
ジャブが当たらなかったらアッパーでいこうと考えていると、そこにカウンターをくらった。
コロケーション
<攻撃・技>が
ジャブ、拳、パンチ、打撃、攻撃、蹴り
<狙ったとおりの人・もの(の一部)>に
顎、急所、顔面、みぞおち、相手、敵、敵機
<様態>
軽く、強く、うまく、ちゃんと、見事(に)
非共起例
<攻撃・技>が
 寝技が当たった
 寝技が決まった
攻撃・技であっても、全体の一部を狙った打撃や蹴りなどの攻撃・技でなければ「当たる」を用いることはできない。
解説
この意味での「あたる」は、主体であるものが狙ったとおりの部分に接触するという点では語義2と同様だが、語義2の主体が矢・弾などの物理的物体であるのに対して、この意味での主体は「アッパー」や「蹴り」などの技・攻撃である。
また、狙ったとおりの場所に接触することは成功と捉えられるため、この意味での「あたる」では、「カウンターがあたる」のように、接触対象を明示せずに「技が成功する」という結果の意味まで表すこともある。したがって、実際には対象に接触していてもそれが意図した部分ではなく、技として成功していない場合に、「カウンターがなかなか当たらない」のように表現することが可能である。
類義語・反義語
類義語決まる(技が決まる)
反義語外れる


4.物理的接触(人が主体)自動詞中級★★
表記当たる
人が、移動してきたものに接触する。
文型
<人>が<移動してきたもの>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
流れ弾に当たって重傷を負った。
酋長は敵の矢に当たり、深い傷を負った。
山道で枝に当たり、額を切ってしまった。
3回ほど、ゴルフボールに当たって痛い思いをした経験がある。
「ランナーがファウルボールに当たった場合はどうなりますか」
味方全員が、相手チームが投げたボールに当たってしまったら、ゲームは終了です。
コロケーション
<移動してきたもの>に
ボール、球、矢、流れ弾
<様態>
運悪く
非共起例
<人>が
 は相手チームのボールに当たってしまった。
 は相手チームのボールに当たってしまった。
この意味の「当たる」は、移動するものではなく、移動物に接触されるものを主体にすることができるが、その主体は<人>に限られる。
解説
語義1の「あたる」は、ものが移動して別のものの一部に接触することを表すが、この意味での「あたる」では、移動して接触するものから、接触されるもの(あるいは、その接触により影響を受けるもの)へと視点が移動しており、実際に移動してくるものは二格を取る。
流れ弾当たる。(語義1)
流れ弾当たる。(語義3)


5.的中による当選(賞が主体)自動詞初級★★★
表記当たる
賞・賞品(の当選番号)が、人(の番号)に一致する。
文型
<賞・賞品>があたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
ハワイ旅行が田中さんに当たった
私はこれまでに何度か二等が当たっている。
「一等が当たると何がもらえるの?」「ハワイ旅行だって」
もし宝くじが当たったら、マイホームを建てたい。
アンケートにお答えいただくと、温泉旅館のペア宿泊券が当たります。
抽選で仮設住宅が当たったのに入居しない人がいて、問題になっている。
コロケーション
<賞>が
宝くじ、懸賞、スクラッチ、くじ、特賞、一等
<賞品>が
グッズ、賞品、景品、プレゼント、賞金、旅行、宿泊券
<機会>で
宝くじ、抽選、福引き、懸賞、くじ引き、ルーレット、ビンゴ、スクラッチ
解説
この意味の「あたる」は、当選番号が、複数の候補(応募)の中で、特定の人(の番号)に一致することを表し、これは、ものが移動して別のものの一部に接触することを表す語義1と同様である。しかし、この意味での「移動するもの」はくじの当選番号などであり、それが、「別のものの全体」である複数人(の番号)のうち、その「一部」である特定の人(の番号)に一致するという点で、語義1と異なる。
誤用解説
「賞」であっても、「参加賞」や「皆勤賞」などは「あたる」とは言えない。
 特賞が当たる。
 参加賞[皆勤賞]が当たる。
「特賞」などは、くじなどで「はずれ」を含む全体のうち、参加する人が狙う一部分であるが、「参加賞」は、そのくじに参加した人全員に該当する賞であり、狙った一部分ではない。したがって、「賞」であっても、全体のうち狙った一部分とみなされない場合には、「参加賞が当たる」のように言うことはできない。また、学校や会社などに一日も欠席せずに登校・出勤すると貰える「皆勤賞」も同様に、「はずれ」を含む全体のうち、一等や二等などの一部分を狙う「くじ」のようなものとは性質が異なる。つまり、「皆勤賞」も何らかの全体の一部としてみなすことはできず、「皆勤賞が当たる」とは言えない。
類義語・反義語
類義語
反義語外れる


6.的中による当選(人が主体)自動詞初級★★★
表記当たる
人(の番号)が、賞(の当選番号)に一致する。
文型
<人>が<賞>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
くじ引きで一等に当たる
彼女はこれまで何度も懸賞に当たっている。
特定の人に一等を当たらせることは不可能です。
宝くじに当たった人達は、その後どんな人生を送っているのだろう。
見事抽選に当たれば、憧れの美容製品が自宅に届く。
くじに当たった国民は、裁判員候補者として質問手続期日に出頭する義務がある。
コロケーション
<賞>に
一等、くじ、抽選、懸賞
<機会>で
宝くじ、抽選、福引き、懸賞、くじ引き
非共起例
<賞>に
 彼は福引でテレビ[賞金]当たった。
 彼は福引でテレビ[賞金]当たった。
「くじ[懸賞]に当たる」のように、<賞>(くじや懸賞)は二格を取ることができるが、「テレビ[賞金]に当たる」のように、<賞品>(テレビや賞金)は二格を取ることができない。
解説
この意味は、人(の番号)が、狙ったとおりに当選番号に一致することを表しており、ものを移動させて狙ったとおりの部分(的など)に接触させるという点で語義2と同様である。しかし、この意味での「移動させるもの」は特定の人(の番号)であり、的などの「狙った部分」が当選番号であるので、語義2とも、同様に賞の当選を表す語義5とも異なる。
誤用解説
語義5と同様に、この意味においても、全ての「賞」に「あたる」を用いることができるわけではない。
 特賞に当たる。
 参加賞[皆勤賞]に当たる。
この意味での「あたる」は、様々な番号のうち、ある番号(当選番号)に特定の人の番号が一致することを表すため、参加した人全員が該当する「参加賞」や、一日も休まずに学校や会社に登校・通勤した人全員が該当する「皆勤賞」などには用いられない。
類義語・反義語
類義語当選する
反義語外れる


7.対戦自動詞中級★★
表記当たる
人(の集合)が、試合で別の人(の集合)と対戦することになる。
文型
<人(の集合)>が<人(の集合)>に[と]あたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
どのチームに当たるかは、時の運だ。
リーグ戦ではすべての相手と当たる
初戦で実力校に当たったらどうしよう。
あのチームとは、去年の大会でも当たっている。
本番で前年度優勝校と当たり、練習のかいもなくすぐに負けてしまった。
一年前に決勝で当たった相手と、今年は二回戦で当たることになった。
コロケーション
<人(の集合)>に[と]
チーム、相手、選手、強豪、プレーヤー
<様態>
運よく、運悪く
<試合>で
準決勝、決勝、初戦、~回戦、大会
解説
実際に、試合の対戦相手はくじなどで決められることが多く、あるものが別のものの一部に接触することと、複数の対戦候補のうち特定の選手やチームと対戦することが類似している。一方で、くじなどで決められない対戦(勝ち抜き戦で次の相手と対戦する場合など)にも、「次はあのチームに当たることになる」のように表現することができる。これは、自分の意志の及ばないところで、複数の対戦相手の中から特定の相手(全体の一部)と対戦するということと、矢などを放ってそれが自分の意志に関わらずあるものの一部に接触することが類似しているために可能であると考えられる。
誤用解説
上述のように、この意味での「当たる」は、くじなどのように自分の意志の及ばないところで特定の選手やチームと対戦することになるという意味を表すため、意志的行為に用いることはできない。意志的行為である場合は、「人・チームに立ち向かう」という意味を表す語義17に該当する。
 次はあの選手に当たろう。(語義7「対戦することになる」)
 次はあの選手に当たろう。(語義17「立ち向かう」)
類義語・反義語
類義語対戦する、戦う
反義語


8.人との関与自動詞上級
表記当たる
人が人と関わる。
文型
<人>が<人>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
幸運にも、信頼できる弁護士さんに当たりました。
教習所の嫌な教官の話はよく聞くが、私は運よく素晴らしい教官に当たった
タクシーに乗ったとき、おしゃべりな運転手さんに当たる確率が高い。
せっかくの海外旅行なのに、嫌なガイドに当たってしまった。
良い先生に当たれば、勉強も好きになるかも。
「その髪型、どうしたの?」「初めて行った美容院で、下手な美容師に当たったの」
コロケーション
<人>に
先生、ガイド、ドライバー、添乗員
<様態>
幸運にも、運よく、運悪く、残念ながら
非共起例
<人>に
 良い恋人に当たったとしみじみ思う。
 良い上司に当たったとしみじみ思う。
一般に、自分で特定の人物との関与を選択できる場合には用いられない。あくまでも、自分の意志の及ばない場合に用いられる。これは、放ったものがたまたまある範囲の一部に接触するように、たまたまある集団の特定の人物に関与することを表すためである。
解説
この意味では、自分の意志の及ばないところで、あるグループの中で特定の人(全体の一部)と関与するという点で、語義7と類似している。一方で、この意味の「あたる」では、「特定のグループ」は、語義7のように、試合で対戦する可能性のある複数の、しかし限定された人やチームではなく、何らかの職業に従事する人や社会的役割を持つ人のカテゴリー全体である。
類義語・反義語
類義語出会う、接する、関わる
反義語


9.判断の的中自動詞中級★★
表記当たる
判断が狙ったとおりに現実と一致する。
文型
<判断>があたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
最近の天気予報はさっぱり当たらない
テストでヤマ勘が当たって、赤点はまぬがれた。
ここまでの予想は当たっている。
あの予言がまさか当たるとは思っていなかった。
どんなことでも、前情報が100%当たることはありえない。
父の言葉は当たっていたが、素直に認めることはできなかった。
stairsこの掃除機は当たりでしょう?
コロケーション
<判断>が
予言、予感、予想、予報、胸騒ぎ、占い、ヤマ勘、見通し、判断、診断
<様態>
① よく、ぴたり、ずばり、たまたま、偶然、ぴったり、高[低]確率で、たいてい
② (「~ない」の形で)めったに、さっぱり、ほとんど、あまり、まったく
解説
矢などのものを移動させてそれが的などの狙ったとおりの部分に接触する(語義2)ように、判断や評価をして、それが狙ったとおりに現実に一致する。なお、同様に矢に関する表現を用いて、判断・評価が妥当であることを「あなたの意見は的を射ている」と、また、判断・評価が妥当でないことを「あなたの意見は的外れである」と表現することもある。
誤用解説
語義4では、語義2の「彼は矢が当たって倒れた」から視点を移動させて、移動物ではなく接触されるものを主体にして「彼は矢に当たって倒れた」のように表現することが可能だが、この意味では視点の移動はできず、<判断・評価>を二格で表すことはできない。
 予想当たる
 予想当たる
類義語・反義語
類義語命中する、的中する
反義語はずれる


10.計画の成功自動詞上級
表記当たる
計画・活動がうまくいく。
文型
<計画・活動>があたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
宣伝が当たって、商品が飛ぶように売れた。
観光客に狙いを絞った戦略が見事に当たり、ご当地物のキャラクターグッズは瞬く間に人気が出た。
芝居が当たるようにと、神社でお祈りしてきました。
あの映画が日本で当たらなかったのは、邦題が一つの原因だろう。
あくまでも臨時の策として絞り出した方法が、たまたま当たっただけだ。
この作品が当たらなかったら、あの人の役者生命は絶たれたと言ってよい。
stairs先生、今回の作品、当たりましたね。
コロケーション
<活動>が
映画、イベント、舞台、商売、事業
<計画>が
戦略、企画、作戦、方法、アイデア
<様態>
見事(に)、たまたま
非共起例
<計画・活動>が
 映画当たる
 映画当たる。
語義4では、語義2の「彼は矢が当たって倒れた」から視点を移動させて、移動物ではなく接触されるものを主体にして「彼は矢に当たって倒れた」のように表現することが可能だが、この意味では視点の移動はできず、<計画・活動>を二格で表すことはできない。
解説
語義2の「あたる」は、矢などが狙ったとおりに的(の一部)などに接触することを表すが、的を狙って矢を放っても、その矢が必ずしも的に接触するとは限らない。したがって、それが狙ったとおりの場所に接触した場合は成功と捉えられる。同様に、事業や計画は、必ず期待する成果があり、その成果を得ることを狙いとするが、必ずしもうまくいくとは限らない。したがって、それが狙ったとおり(期待通り)にうまくいった場合は成功と捉えられ、この場合に「あたる」と表現することが可能になる。
類義語・反義語
類義語うまくいく
反義語


11.生産物の成功自動詞上級
表記当たる
生産物がうまくできる。
文型
<生産物>があたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
今年はみかんが当たった
新製品が当たり、大きな儲けが出た。
今年は各地で白菜が当たり、低価格で店頭に並んでいる。
りんごが当たった年は、秋の早い時期から夜の気温が適度に下がっていた。
今度の商品が当たったら、第二弾の制作に取り掛かろう。
莫大な予算を掛けて生み出した新商品が当たらなかったら、我が社は苦しい状況になるだろう。
コロケーション
<生産物>が
① 青果:りんご、みかん
② 製品:新製品、商品
非共起例
<生産物>が
 今年はみかん当たった。
 今年はみかん当たった。
語義4では、語義2の「彼は矢が当たって倒れた」から視点を移動させて、移動物ではなく接触されるものを主体にして「彼は矢に当たって倒れた」のように表現することが可能だが、この意味では視点の移動はできず、<生産物>を二格で表すことはできない。
解説
語義2の「あたる」は、矢などが狙ったとおりの的(の一部)などに接触することを表すが、的を狙って矢を放っても、その矢が必ずしも狙ったとおりに的に接触するとは限らず、それが狙ったとおりの場所に接触した場合は成功と捉えられる。同様に、青果を育成したり商品を開発したりしても、自然環境や市場の動向によって必ずしもうまくいくとは限らず、したがってそれが狙ったとおり(期待通り)にうまくいった場合は成功と捉えられ、この場合に、「あたる」と表現することが可能になる。
類義語・反義語
類義語
反義語外れる


12.光などの影響(光などが主体)自動詞中級★★
表記当たる
光・気体・高[低]温などが人・ものに接触して何らかの影響を与える。
文型
<光・気体・高[低]温>が<人・もの>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
冷たい風が頬にずっと当たっている。
この鉢は雨が当たる場所に置いておこう。
山里を走る列車に西日が綺麗に当たり、うまく撮影できた。
焼き物にきちんと火が当たるようにレンガを積み、かまどを完成させた。
クーラーの冷気がまともに当たると手足の血流が悪くなる。
ドライヤーの熱が当たりすぎるとダメージヘアの原因になる。
コロケーション
<光>が
日、光、日差し、夕日、太陽、紫外線、放射線、スポットライト、焦点
<気体>が
風、冷風、熱風、送風、蒸気
<高[低]温>が
火、熱、霜
<様態>
まともに、直接、ずっと、ちょうど
解説
あるものが別のものに接触する(語義1)と、接触されるものに何らかの影響を与えることがある(「前髪が目に当たって痛い」、「ゴムが当たる部分の肌が黒ずんできた」)。この意味では同様に、光や風などが別のものに届いて何らかの影響を与えることを表す。
なお、以下の例のように、光、風、熱などを発生させるものを用いて、それによって生み出される光、風、熱を表す場合もある。
扇風機が直接当たって少し寒い。(扇風機の冷風)
暖房が直接当たる場所は避けなさい。(暖房の温風)
また、光がものに接触するとそのものが良く見えるようになる。このことから、以下のように「光(の類)が当たる」という表現で、そのものがよく見える(そのものが注目される)という比喩的な意味を表すことができる。
今月号では、今話題の俳優たちにスポットライト[光]が当たっている。
今度の会議では予算問題に焦点[フォーカス]が当たるだろう。
誤用解説
この意味の「あたる」は、光や風などが一点(より広い範囲の一部)に接触することを表すため、例えば暖房(の温風)によって部屋全体が温まっている場合などに、「この部屋は暖房があたっている」と言うことはできない。
 この部屋は暖房があたっている
 この部屋は暖房がきいている


13.光などからの影響自動詞中級★★
表記当たる
人・ものが光・気体・高[低]温などに接触して何らかの影響を受ける。
文型
<人・もの>が<光・気体・高[低]温>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
外に出て日光に当たろう
焚火に当たって体を温める。
車が雨に当たらないようにシートで覆う。
冬の寒さに当たらせれば、春には綺麗な花が咲く。
体の芯から冷えてしまったので、ストーブに当たらせてもらいたい。
白菜は霜に当たると甘味が増すと言われている。
コロケーション
<光>に
日、光、紫外線、太陽、放射線、日差し、照明
<気体>に
風、外気、湯気
<高[低]温>に
ストーブ、焚火、火、霜、寒さ
<様態>
ちょっと、しばらく、直接、ちょうど
解説
語義12の「あたる」は、光や風などがものに届いて何らかの影響を与えることを表すが、この意味での「あたる」では、視点が影響を与えるものからその影響を受けるものへと移動している。
なお、以下の例のように、光、風、熱などを発生させるものを用いて、それによって生み出される光、風、熱を表す場合もある。
ストーブに当たって温まろう。(ストーブの熱)
冷房に当たったまま寝るのは良くない。(冷房の冷風)
誤用解説
この意味の「あたる」は、語義12と同様、光や風などが一点(より広い範囲の一部)に接触することを表すため、例えばストーブによって暖められた室内で、ストーブの前で直接その熱を感じていないような状況(ストーブから離れて座っているなど)で、温まることを「部屋でストーブに当たっている」と表現することはできない。「ストーブに当たる」と言う場合、部屋全体の中でストーブの熱を感じる範囲にいなければならない。


14.果物の損傷自動詞上級
表記あたる
果物が傷む。
文型
<果物>が[は]あたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
このビワは少し当たって黒くなっている
「このバナナ、ところどころ黒くなってるよ」「少し当たっただけで、腐ってるわけじゃないから大丈夫」
この桃はところどころ当たっている。
少しだけ当たっている高級マンゴーが、驚くほど安値で店頭に並んでいる。
コロケーション
<果物>が[は]
バナナ、桃、りんご
<様態>
ところどころ、少し
非共起例
<果物>が[は]
 このパイナップルは当たっている。
 このバナナは当たっている。
何かと接触して傷が生じていることを表すため、固い皮で覆われていて傷が付きにくい果物には用いられにくい。
解説
あるものが別のものに接触する(語義1)と、接触されるものに何らかの影響を与えることがある(「前髪が目に当たって痛い」、「ゴムが当たる部分の肌が黒ずんできた」)。この意味での「あたる」は特に、何かが果物に接触することが原因で、果物に傷が生じたり変色したりするという、悪い影響(結果としての状態)の意味を表す。
誤用解説
この意味では、果物が別のものに接触されて、悪い影響を受ける(傷などが生じる)ことを表すが、果物に実際に接触する主体が「が」で示されることはない。
 このりんごは牛乳パックがあたっている。
また、痛みが生じる果物自体にも通常は「が」ではなく「は」を用いる。
 このりんごあたっている。
 このりんごあたっている。
ただし、複数のメンバーが存在する集合の中の一つを選択し、それに焦点を当てる以下のような状況では「が」を用いることが可能である。
 「あたっているりんごがないか確認しよう」「このりんごがあたっている」
また、この意味は果物が何かに接触されて(あるいは何かと接触して)傷がついた結果状態を表すため、テイル形で用いられるのが一般的である。
 このりんごは当たる[当たった]
 このりんごは当たっている。
類義語・反義語
類義語傷む、黒ずむ、へこむ
反義語


15.人への影響(主体は害を持つもの)自動詞上級
表記あたる、中る
人にとって不都合なものが人に害を与える。
文型
<人にとって不都合なもの>があたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
牡蠣があたる
なま物があたってしまった。
「これまでに生魚が中った経験はありますか?」「いいえ、ありません」
期限切れのハムが中ったのか、お腹が痛くなってきた。
現地の水が中り、一晩中嘔吐に苦しんだ。
給食があたって病院に搬送された子供たちはみな、少しずつ回復しています。
コロケーション
<人にとって不都合なもの>が
牡蠣、ふぐ、毒、水
非共起例
<人にとって不都合なもの>が
 悪口があたって落ち込んだ。
 があたって下痢をした。
この意味では、<人にとって不都合なもの>は、身体への不都合な影響を与えるものであり、精神的に不都合な影響を与えるものには用いられない。
解説
「あたる」は、語義14のように、ものが別のものに接触して傷を生じさせるという意味を表すことがあるが、この意味の「あたる」も、接触の結果であるものへの影響(特に、不都合な影響)を表すという点は同様である。一方で、この意味での主体は「接触によって人に不都合な影響を与えるもの」であり、その影響を受けるものは「人」であり、この点が語義14と異なる。
誤用解説
次の語義16は、語義15から視点を移動させて、害を受ける人が主体となり、「人が人にとって不都合なものから害を受ける」という意味を表し、「人にとって不都合なもの」は飲食物に限られない。しかし、語義15では、主体の<人にとって不都合なもの>は飲食物に限られる。
 ふぐがあたる。(語義15)
 暑さがあたる。(語義15)
 ふぐにあたる。(語義16)
 暑さにあたる。(語義16)


16.人への不都合な影響(主体は人)自動詞上級
表記あたる、中る
人が人にとって不都合なものから害を受ける。
文型
<人>が<人にとって不都合なもの>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
鯖に中る
ふぐに中って死ぬ。
どうやら昨日の牡蠣にあたったらしい。
キノコの毒に中ったようで、夜になって気分が悪くなってきた。
「なんだか調子が悪い」「この暑さに中ったのかもしれませんね」
外国旅行の際は、現地の水に中らないよう注意してください。
stairs大根は消化が良く、どう料理しても当たらない食材として知られています。
コロケーション
<人にとって不都合なもの>に
牡蠣、ふぐ、暑さ、水、熱
非共起例
<人にとって不都合なもの>に
 悪口にあたって落ち込む。
 にあたって下痢をする。
この意味では、<人にとって不都合なもの>は、身体への不都合な影響を与えるものであり、精神的に不都合な影響を与えるものには用いられない。
解説
語義15は、人にとって不都合なものが人に悪い影響(害)を与えることを表すが、この意味での「あたる」は、人にとって不都合なものから、それによって不都合な影響を受ける人へと視点が移動している。


17.対戦自動詞上級
表記当たる
人(の集団)が、別の人(の集団)に立ち向かう。
文型
<人(の集団)が>が<人(の集団)>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
命がけで敵に当たる
内戦を停止し、挙国一致で外敵に当たれ
最終戦では臆せず相手に当たろう
一度くらい本気で敵に当たられたらどうですか。
我が社はB社と一致団結して、共通の敵に当たっているところだ。
次の試合も一致団結して相手チームに当たっていこう。
コロケーション
<人(の集団)>に
敵、チーム、相手
<様態>
一致団結して、一丸となって、協力して、本気で、総掛かりで
解説
この意味の「あたる」は、ものが別のものに向かい、そのものに何らかの形で関与するという点で、「ものが移動して別のものの一部に接触する」ことを表す語義1と類似している。一方で、この意味では、対象に向かうもの(主体)は<人(の集団)>であり、対象となる物は別の<人(の集団)>であるという点で異なる。また、対象との接触は、語義1のような物理的接触ではなく、立ち向かう、戦うという関与の意味を表す。
誤用解説
この意味での「あたる」は、意志的行為であるため、単に接触の事実を表す際に用いるト格と共起することはできない。
 一丸となって相手チーム当たろう。
 一丸となって相手チーム当たろう。
なお、「特定のチームと当たる」という表現は可能であるが、この場合、敵に立ち向かうという意味ではなく、試合などで対戦することになるという意味(語義7)を表す。
類義語・反義語
類義語立ち向かう、戦う
反義語


18.活動への関与自動詞上級
表記当たる
人が活動・課題・任務に取り組む。
文型
<人>が<活動・課題・任務>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
この度、会長の任に当たることになりました。
「今警護に当たっている人は誰ですか?」「田中さんです」
社内一丸となって難局に当たろう
そんな気持ちで事に当たられては、かえって邪魔になるだけだ。
不眠不休で作業に当たられたみなさまには、本当に頭が下がります。
その場にいる全員で消火に当たったものの、なかなか火は消えなかった。
コロケーション
<活動>に
指導、治療、運営、対応、交渉、仕事、復旧、説得
<課題>に
問題、難局
<任務>に
任、任務、職務
<様態>
不眠不休で、総動員で、二人三脚で、つきっきりで、総出で、全力で、徹夜で、交代で
解説
この意味の「あたる」は、ものが別のものに向かい、そのものに何らかの形で関与するという点で、「ものが移動して別のものの一部に接触する」ことを表す語義1と類似している。一方で、対象に向かうもの(主体)は、この意味では<人>であり、対象となる物は<活動・課題・任務>であるという点で異なる。また、この意味では、対象との接触は物理的な接触ではなく、対象に取り組むという関与の意味を表す。
類義語・反義語
類義語取りかかる、取り組む、従事する、行う
反義語


19.確認自動詞上級
表記当たる
人が、求めるものに至るために、人・ものに接する。
文型
<人>が<人・もの>に[を]あたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
単語の意味が分からない時は、辞書に当たる
あちこち心当たりを当たってみる。
よそを当たってください。
直接本人に当たって確かめてください。
単語を覚えさせる時はまず、実際の文章に当たらせて、意味を推測させると良い。
いくつか当たられてみたら良いと思います。
stairs「彼女に当たってみようか?」
コロケーション
<人>に[を]
業者、知り合い、友人、専門医、知人
<もの>に[を]
① データ:文献、資料、データ、原本、辞典、記事
② 機関:会社、病院、銀行、メーカー、他社、数社、機関
③ その他:心当たり、よそ、物件、多方面
<様態>
数多く、細かく、注意深く、手広く、粘り強く
解説
この意味の「あたる」は、あるものが移動して目標物(狙ったもの)に接触するという点では語義2と同様である。一方で、移動する(別のものに接触する)ものは<人>であり、目標物は、<データ・人・機関>などであり、人が、確認や承認など、求めるものに至るために、データ・人・機関などに向かっていって接することを表す。
誤用解説
この意味の「あたる」は、人が求めるものに至るために、データ・人・機関などに向かっていって接するという意味を表すが、求めるものに至った後に再度(再確認などのために)同一の対象に接触する以下のような場合には、「あたる」は用いられにくい。
 その件については、すでに田中さんからは了承を得ていますが、もう一度あたってみます。
 その件については、田中さんには一度断られていますが、もう一度あたってみます。
また、以下のように、すでに把握しているものについても、「あたる」とは言いにくい。
 次の打ち合わせについてですが、一度私のスケジュールを当たってみます。
 次の打ち合わせについてですが、一度社内スケジュールを当たってみます。


20.八つ当たり自動詞上級
表記当たる
人が、責任のない人やものに対して、負の感情をぶつける。
文型
<人>が<人・もの>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
むしゃくしゃして,犬にまであたる
いらいらすると、つい子供に当たってしまう。
子供の頃、父親につらく当たられた
機嫌が悪い人に当たられないためには、その人と関わらないことだ。
ものにまであたらせるほど彼を怒らせた理由はなんだろう。
「最近嫌なことばかりだよ」「だからって、私に当たらないで」
stairs自分が悪いのに、人に当たるのは、止めてほしいよな!
コロケーション
<人>に
相手、子供、人、他人
<もの>に
もの
<様態>
辛く、冷たく、きつく、厳しく、つい
解説
この意味の「あたる」は、敵に攻撃を加える(語義3)ように、他の人やものに負の感情をぶつけることを表す。また、この意味では、負の感情をぶつけられる人やものは、その感情とは関係のない人やものであるが、これは、矢などを放っても、狙った部分や本来狙うべき部分を外れて関係のない部分に接触してしまうことがあるということに基づいていると考えられる。それゆえ、矢が的に当たらないことを表す表現を用いて、「まわりの人間にあたるなんて、的はずれもいいとこだ」のように述べることも可能である。
誤用解説
負の感情を、その感情とは関係のない人やものに一方的にぶつけることを表すため、相互動作を表す「と」を用いることはできない。
 むしゃくしゃしていて、また母親あたってしまった。
 むしゃくしゃしていて、また母親あたってしまった。


21.任務の割り当て自動詞上級
表記当たる
特定の人に活動・課題・任務が割り振られる。
文型
<活動・課題・任務>があたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
地域ごとに交代で祭りの当番が当たる
難しい問題が当たって困った。
どんな端役が当たろうと、精いっぱい演じる。
皆に仕事が当たるように配慮する。
ゴミ集積所の掃除当番が当たってしまった。
日直が当たっているから今日は早く学校に行かなきゃ。
コロケーション
<活動>が
仕事
<課題>が
問題、宿題
<任務>が
当番、役
非共起例
<活動・課題・任務>が
 また掃除が当たってしまった。
 また掃除当番が当たってしまった。
解説
この意味の「あたる」は、ものが移動して別のものの一部に接触する(語義1)ように、活動・課題・任務が、複数の人のうち特定の人(広い範囲の一部)に割り振られることを表す。
類義語・反義語
類義語
反義語はずれる


22.該当自動詞上級
表記当たる
もの・こと・時・場所が特定のもの・こと・時・場所に該当する。
文型
<もの・こと・時・場所>が<もの・こと・時・場所>にあたる
文法
受身尊敬使役意思継続結果・完了
例文
一坪は、二畳分の広さに当たる
このへんはちょうど、城の入り口にあたる
島村先生の叔父に当たられる、玉越先生。
それは正当な事由に当たらない
間違った知識で使った言葉が、失礼にあたることもある。
振替休日とは、国民の祝日が日曜にあたる場合に設けられる休日である。
コロケーション
<もの・こと・時・場所>に
① 時:時期、~周年、休日、節目、~回忌、期間、祝日、厄年
② 関係:孫、~代目、上司、親戚、関係、叔母、祖父、子孫、遠縁
③ 行為:失礼、侵害、違反、罪、差別、虐待、セクハラ、行為、詐欺
④ 数量:~%、~程度、
⑤ 地点:分岐点、開始点、中間点、位置、場所、地域、段階
<様態>
ちょうど、まさに、ほぼ、大体
解説
この意味の「あたる」は、ものが別のものの一部に接触する(語義1)ように、様々にある複数の可能性の中で、そのうちの一つ(広い範囲の一部)に一致することを表す。
誤用解説
二つのことが一致する事態に対しては、「あたる」の他、「ぶつかる」を用いることもできる。ただし、「あたる」が単に二つのことの一致を表す一方で、「ぶつかる」を用いた場合には、その一致が話者にとって好ましくない事態であることを含意する。
 子供の授業参観が土曜日にあたるので、参加できそうだ
 子供の授業参観が土曜日にあたるので、参加できそうにない
 子供の授業参観が土曜日にぶつかるので、参加できそうだ
 子供の授業参観が土曜日にぶつかるので、参加できそうにない
子供の授業参観に参加することは話者にとって好ましいことであり、「あたる」を用いた場合は自然であるが、「ぶつかる」を用いることはできない。一方で、参加できないことは話者にとって好ましくないことであるため、「ぶつかる」を用い、「あたる」を用いると不自然になる。これらの語は移動による接触を表す点では同様だが、「ぶつかる」では接触による強い衝撃で前進が妨げられることが含意されるため、それが好ましくない事態と結びつくためであると考えられる。
類義語・反義語
類義語該当する、相当する、一致する、ぶつかる(日程がぶつかる)
反義語


当たるの全体解説 各語義の解説をご覧ください。
























▶全例文を聞く
<もの>が
ボールがネット上のコードに当たるのを見て、うんざりします。
(R.M.ナイデファー,R.C.シャープ著;加藤孝義訳 『集中力』, 1995, 141)
レース中に、ブラジル人に勝っていたため地元の少年が投げた小石が私の首筋に当たった。
(高橋進著 『マラソン百話』, 1997, 782)
<ものの一部>に
それでも、凶器ともいえる硬球がに当たるのは、大変危険なことだ。
(Yahoo!ブログ, 2008, Yahoo!ブログ)
快音とまではいかなかったが、たしかにボールはバットにあたった。
(重松清著 『日曜日の夕刊』, 1999, 913)
<もの>が
狙いを外されたがドラム缶に当り、派手な音をたてて天井に舞い上った。
(安部公房著 『方舟さくら丸』, 1984, 913)
すると相手の足に弾丸が当たったらしいが、ただの打撲傷を負わせただけだった。
(武光誠著 『大人の日本語の愉しみ』, 2004, 812)
<攻撃・技>が
キモのパンチが右目に当たった瞬間、サップは露骨に嫌な表情を浮かべ、左フックでダウンも喫した。
(Weeklyぴあ, 2003, 一般)
<狙ったとおりの人・もの(の一部)>に
モハメド・アリが全盛時代に、相手に大してパンチが当っていないのに、こいつはもう駄目だって審判に言って、試合止めさせようとしたことがある。
(ビートたけし著 『やっぱり私は嫌われる』, 1991, 304)
<移動してきたもの>に
いつなんどき、流れ弾に当たるかもしれなかった。
(ロバート・スウィンデルズ作;斉藤健一訳 『弟を地に埋めて』, 1988, )
<賞>が
実は、先月、宝くじが当たって、予定外のお金が三百万円ほど転がり込みました。
(二階堂黎人著 『稀覯人の不思議』, 2005, 913)
<賞品>が
雪像を3作品以上鑑賞し、応募すると抽選ですてきな賞品が当たります。
(市報とおかまち「だんだん」, 2008, 新潟県)
<機会>で
インターネットの懸賞で、何か豪華賞品が当たったことある方はいますか?
(Yahoo!知恵袋, 2005, インターネット)
<賞>に
すると交通事故で死ぬ確率のほうが宝くじで1等に当たるより5万倍も可能性が高いってこと?
(野口哲典著 『おもしろ数学トレーニング』, 2003, 410)
<試合>で
このため、決勝戦の組み合わせと思われていたブラジルと準々決勝で当たり、2対2の引き分けの後、PK戦で敗れてしまった。
(クリストファー・ヒルトン,イアン・コール著;野間けい子訳 『南米サッカーのすべて』, 2002, 783)
<判断>が
自分の予想があたっていたことが証明されて、マラキはうれしくなった。
(ノーラ・ロバーツ著;清水寛子訳 『運命の女神像』, 2005, 933)
昨夜の天気予報が不幸にも当たり、きょうは強い西風が吹き荒れるという。
(志水辰夫著 『あした蜉蝣の旅』, 1999, 913)
<様態>
私の勘がズバリ当たったみたいですね。
(バルザック著;小倉孝誠訳・解説 『あら皮』, 2000, 953)
<活動>が
「アメリカのコメディ映画が日本で当たらないのは、面白くないからだ」
( 『三谷幸喜の全仕事』, 2004, )
<計画>が
企画が当たって数十万部、あるいは数百万部売れた場合、担当編集者に賞状と金一封が出るという。
(M.K.シャルマ著;山田和訳 『喪失の国、日本』, 2001, 302)
<光>が
が当たると,電子オルゴールから音が出る。
(新編 新しい理科 3, 2006, 小)
代わりにステージにスポットライトが当たり、光の輪の中に司会の男が立った。
(日下圭介著 『「天の酒」殺人事件』, 1991, 913)
<気体>が
車が走りすぎるたびに、冷たいが顔に当たった。
(盛田隆二著 『ラスト・ワルツ』, 2005, 913)
<高[低]温>が
たき火の火もあっちこっちなびいて、鍋の底にが当たらない。
(星野知子著 『食べるが勝ち!』, 2002, 290)
<様態>
ストーブのそばや、温風機の乾いた熱風が直接当たるような場所には植物を置かないでください。
(趣味の園芸(NHKテレビ放送テキスト), 2001, レジャー/趣味)
<光>に
植え付け後は、少しでも長くに当たる場所へ置く。
(赤沼敏春,宮川浩一著 『睡蓮と蓮の世界』, 2005, 627)
<気体>に
「列車で少し飲んだもんですから、夜風に当ってたんです」
(赤川次郎著 『三毛猫ホームズのプリマドンナ』, 1989, 913)
<高[低]温>に
なにもせず、居眠りをしていた気はいもなく、じっとうごかない姿勢で、石油ストーブにあたっている。
(田中小実昌著 『香具師の旅』, 2004, 913)
買ってから約10年、2年前に植え替えをし、に当たらない南側のテラスの戸袋の下に置きました。
(趣味の園芸(NHKテレビ放送テキスト), 2002, レジャー/趣味)
<様態>
ちょっと薪の火にあたらせてもらうことにする。
(校倉順三郎著 『野人志願』, 2003, 292)
<人にとって不都合なもの>に
料理人の佐助がフグを調理したところ、金座年寄の深沢(中野誠也)がに当たった。
(TVガイド, 2002, 娯楽/芸能)
<人(の集団)>に
家康が信玄に攻められたときは、信長は協力して強敵にあたらねばならない。
(津本陽著 『下天は夢か』, 1989, 913)
<活動>に
しばらく滞在してミッションの事業に参加し青年の指導に当たった。
(川崎衿子著 『蒔かれた「西洋の種」』, 2002, 198)
その世界に長じた人が外交交渉に当たらなければ、結局日本国も日本国民も損をする。
(日下公人著 『男性的日本へ』, 2005, 304)
<課題>に
この問題にあたっているうちに、いくつかのことが分かってきたのです。
(ジョン・トレンヘイル著;関口幸男訳 『香港大脱出』, 1992, 933)
いつのまにか三行の対立の構図は影を潜め、一致団結して難局に当たるムードが醸成された。
(小野展克著 『竹中平蔵の戦争』, 2005, 338)
<任務>に
その都度、江戸までの往復の警護のに当たったのが対馬藩である。
(旅の手帖, 2005, レジャー/趣味)
現地では、チームの監督やコーチへの技術力向上セミナーの開催、地元小学生への野球指導などの任務にあたる。
(広報ひゅうが, 2008, 宮崎県)
<人>に[を]
ほかのを当たってみる。
(福嶋聡著 『劇場としての書店』, 2002, 024)
そこで、直接、管理者に当たってみました。
(清水勤著 『会社人事入門』, 1991, 336)
<もの>に[を]
私は、時事用語辞典類にもあたってみた。
(清水義範著 『バールのようなもの』, 1995, 913)
<様態>
そこで西崎たちは曽我が結婚前に住んでいた池袋周辺、会社のある麹町周辺を虱潰しに当たってみた。
(週刊プレイボーイ, 2002, 娯楽/芸能)
<人>に
気持ち悪いのが、イライラとなって旦那子供にあたってしまうときがあります。
(Yahoo!知恵袋, 2005, 子育て、出産)
<もの・こと・時・場所>に
ちょうど四月で語学講座も新学期で新しくラインアップされる時期に当たっていた。
(塩田勉著 『おじさん、語学する』, 2001, 809)
家光は家康の三男秀忠の嫡男であり、忠輝は家光にとって叔父に当たる。
(大栗丹後著 『裏隠密繋ぐ』, 2000, 913)
目上の人に対してはこれくらいのメールを書いていれば、失礼にあたることはないでしょう。
(冨山詩曜,ミゲール・リーヴァスミクー著 『EメールEnglishの鉄則』, 1997, 547)
日本のGDP(国内総生産)は約五〇〇兆円、世界の一五%にあたる。
(唐津一著 『儲かる企業の新常識』, 2003, 509)






























この掃除機は当たりでしょう?
先生、今回の作品、当たりましたね。
大根は消化が良く、どう料理しても当たらない食材として知られています。
「彼女に当たってみようか?」
自分が悪いのに、人に当たるのは、止めてほしいよな!
罰が当たる

意味
悪い行いに対する報いを受ける
用例
物を粗末にすると罰が当たりますよ。
コーパスからの用例
無駄な殺生をするもんじゃない。 後で罰が当たるぞ。 怪我したり、海で溺れたりして因果が跳ね返ってくるんだぞ、と小学校の頃、寺にお伴をしたときのことを想いださせて脅かす。 (鴫澤秋生著 『再びの青春』, 2001, 913)
当たって砕けよ

意味
成功するかどうかは分からないが、何もしないよりは思い切ってやってみよ
用例
「告白しても、うまくいくとは思えない」「当たって砕けろ!」
コーパスからの用例
片思いのもどかしさを募らせるよりは、当たって砕けてもいいから相手に気持ちを伝えたいと思うでしょう。 (松村潔著 『未来事典』, 2002, 148)
犬も歩けば棒に当たる

意味
行動を起こせば思わぬ災難にあうことがある
用例
「めずらしく海外旅行をしてみたら、現地で財布をすられたよ」「犬も歩けば棒に当たるとはこのことだね」
意味
行動を起こせば思わぬ幸運にあうことがある
用例
「なかなか彼女ができないんだ」「もっと色々なイベントに出掛けたら?犬も歩けば棒に当たるって言うでしょう」
コーパスからの用例
この人の心をめいらす霧、雨の街を、犬も歩けば棒にあたらぬものかと、仕事を探し回ったが、知人はなく、インド、ネパール語もろくに話せず、事情もよくわからぬ野良犬には、なんで仕事が見つかるはずがあろう。(西川一三著 『秘境西域八年の潜行抄』, 2001, 292)
下手な鉄砲も数撃てば[撃ちゃ]当たる

意味
下手でも数多く試みれば、まぐれで成功することがある。
用例
営業マンとしては未熟だが、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。一社でも多く訪問しよう。
コーパスからの用例
これは後醍醐が下手な鉄砲も数射てば当たるとばかり乱発した綸旨の一つであるが、義貞を大いに奮い立たせた。(森村誠一著 『太平記』, 2002, 913)
当たらずと雖も遠からず

意味
ぴったり的中してはいないが、それほど見当外れでもない
用例
君の見立ては当たらずといえども遠からずだ。
コーパスからの用例
甘父の意見は、一応の説得力はある。 当たらずとも遠からずの見方だろう。 だが、張騫の読みは少し違った。(塚本青史著 『張騫』, 2002, 913)
当たらず障らず

意味
物事の核心に触れず、差しさわりのない言動をするさま
用例
私はどうも、当たらず障らずのお喋りにはなじめない。
コーパスからの用例
宣長側の書簡が遺っていないので、推察に止るが、宣長も、たびたびの詰問に、当らず触らずの弁解はしていたらしい。(小林秀雄著 『本居宣長』, 1992, 121)
当たるも八卦当たらぬも八卦

意味
予想が当たることもあれば外れることもある
用例
天気予報は占いと同じで、当たるも八卦当たらぬも八卦だよ。
コーパスからの用例
当るも八卦、当らぬも八卦。 人の運命などというものは誰にも分らない。( 『男はつらいよパーフェクト・ガイド』, 2005, 778)
複合動詞 V1

突き当たる、思い当たる、行き当たる、見当たらない
複合動詞 V2

当り散らす
複合名詞

突き当たり、風当たり、心当たり、差し当たり、行き当たりばったり、大当たり、口当たり、総当たり、体当たり、手当たり、場当たり、罰当たり、日当たり、人当たり、まぐれ当たり、八つ当たり、食あたり、暑気あたり、水あたり、湯あたり、当たり年、当たり前、当たりくじ、当たり障り、当たり屋、当たり役
当たる(1グループ)の活用 ▶活用を聞く
アクセント型平板型
辞書形あたる
ない形あたらない
~なかったあたらかった
ます形あたり
~ませんあたりま
~ましたあたりした
~ませんでしたあたりまんでした
~ときあたるとき あたる
ば形あた
意向形あた
て形あたって
た形あたった
可能形あたれる
受身形あたられる
使役形あたらせる
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